無料、安価に良い教育をするための10個の方法(裏技含む)

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「教育」と聞くと習い事や教材購入などでお金がかかるイメージですよね。
しかし、お金がなくても教育はできると思います。(特に幼児のうちは)
今回はお金がなくても教育するための方法を、裏技的なものを中心に考えてみました。

技1:無料もしくは安い教材を活用する

<プリントサイトを利用する>

ネット上にはいろんな方が公開されているプリント素材があります。
有名どころでは、ちびむすドリルなどがあります。

ひらがなの表やなぞり書き練習シートなど、無料で十分探せます。
「学習させたい内容+プリント」で検索してみてください。

例:「2年生の漢字 プリント」

追記:コメント欄で教えていただいたのですが、やまぐち総合教育支援サイト「子どものページ」の「やまぐちっ子学習プリント」「学習コンテンツ」にたくさんのプリントとパソコン学習コンテンツがあります。
公的機関がこういうのをどんどん作ってくれるといいですね!

<コスパ最高の教材=教科書を手に入れる>

安くて質の高い教材としては、「教科書」があると思います。

英才教育のやり方として「幼児のうちに教科書を使って小学校の内容を先取りしておく」という方法があります。

意外と知られていないのですが、教科書は取り扱い書店で申し込めば、誰でも購入できます。

いろんな会社の教科書がありますが、特に好みがなければ国語は光村図書、その他は最大手の東京書籍版でいいと思います。

先取り学習には賛否(授業を聞かなくなると言う意見など)あるので、その点納得できた方は良かったら試してみてください。

<安い通信教材>

安いプリントは、書店で探してもいいですが、毎月届く「通信教材」タイプにも安い物はあります。

例えば、がんばる舎のすてっぷという幼児向けプリントは月々680円で利用できます。シンプルなプリント教材ですが、毎月届くといのは書店で購入するよりもワクワクすると思います。

全家研の幼児ポピーというものだと、もっと遊びの要素が強くなります。紙の付録もついて月々980円です。

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<中古の古い版で安く手に入れる>

どうしても人気の高額教材(ディズニーの英語システムなど)が欲しい場合は、古い版にすればかなり安く手に入れることができます。
高額な教材の方が意外に、メイン教材の内容が長年改訂されていなかったりするので、昔の版でも十分勉強になります。

中古教材はヤフオクやメルカリなどでも探せますが、かさばるものは送料が高くつくのが痛いです。

子ども用品のリサイクルショップなどが近くにあるならそちらで先に探した方がいいと思います。

DVDなど、かさばらないものはネットで探しても大丈夫です。

<コピーで安く手に入れる>

七田式などのプリントを中古で買ってコピーして、原本はまた売っている方もいらっしゃいます。
(元々は冊子でも、1枚ずつバラバラになったものがネットオークションなどで出まわっています。そういったものを購入して、コピー単価が安いお店でコピーして、原本をまたネットオークションなどに出すようです)

ただ、労力や送料も考えるとそんなにお得ではなく、版元に利益が還元されないのであまりおすすめはできません。

あと、コピーは基本白黒で取ると思いますが、カラーじゃないと成立しない問題(「同じ色で塗り分けなさい」等)もあるのでご注意ください。

問題集の裏技的「再利用」方法

購入した問題集を同じ子に何度も解かせたり、兄弟で使いまわすことがあると思います。

そんな時には最初から複数コピーしておく方も多いかと思いますが、フリクション(消せるボールペン)で書かせておいて、消したくなったらドライヤーで消すという方法もあります。

ただ、熱を加えることでインクの色が見えなくなっても文字の跡(紙のへこみ)は残ります。それを気にしない小さい子向けになら十分使える技だと思います。

技2:教材を手作りする

知育教材(特に幼児向け)は手作りできるものも多いと思います。

例:ひらがななどのカードやカルタなど。
うちではカタカナのマグネットを100均のマグネットシートを使って自作しています。

知育教材は子どもが寝てから作る方も多いですが、お子さんと一緒に作ってみると、ママの時間も取られないし子どもも興味を持ちやすいです。

パズルも、写真や絵などを厚紙に貼って切って自作できると思います。ピースの形は適当に切ってもいいですが、何か可愛い形にすると楽しさが増すし探す時のヒントになるのでおすすめです。

タングラムという知育に良いパズルも、折り紙を切って、それを使っていろいろな図形を作ってみることである程度代用できます。

下の写真は、うちの子が幼児教室(すこやか教室)で作ってきたものですが、これは家庭でもできる取り組みだと思います。

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技3:スマホの無料アプリを使う

スマホ(タブレット)のアプリには無料でも良質な教育ゲームがたくさんあります。

一番おすすめは「Think!Think!」というパズルアプリです。元々有料だったものが無料化されたのでかなりお得です。
うちの子も今でもやっています。

二番目のおすすめは「アプリゼミ」という、小学校1年生の学習内容をゲームにしたものです。うちの子も以前やっていました。
残念なのは、リリースされているのが1年生だけで2年生以上の内容はないことです。

<追記>ここでおすすめしていたアプリゼミ、配信が終了してしまいました。

他にも、英語や漢字が学べるアプリ、計算やなぞり書き練習ができるアプリなど、利用してきました。
お子さんに教えたいものがアプリにないか探してみるといいと思います。

技4:無料動画を使う

YouTubeはネット環境さえあれば誰でも無料で見られますが

・九九など暗記事項を歌にした動画

・塾の授業のような勉強解説動画

・語学が学べる動画

など、かなり役に立つ動画がアップされています。

特に英語関係は充実しており、フォニックスなどはYouTubeだけで学べると思います。
韓国の会社がやっている「ピンキッツ(PINKFONG ピンクフォン)」というYouTubeチャンネルは、幼児向けの英語動画をたくさん出しています。画質もきれいでおすすめです。

YouTube以外にも

・NHKの教育番組

・しまじろうのTV番組

なども無料で見られるけれど有料のコンテンツに負けない内容だと思います。

技5:図書館を120%活用する

<英語の本を探してみる>

図書館で日本語の本だけでなく英語の絵本なども探してみてはいかがでしょうか。
私は近所の図書館の英語絵本コーナーを当分知らなくて損していました。

<イベントに参加してみる>

図書館でいろいろなイベントが開催されていることがあります。

読み聞かせ会が中心ですが、絵本の著者を読んだイベントや、実験教室のようなものが開催されていることもあります。

読み聞かせでも、英語の絵本などが取り入れられていることもあります。

<親が自分用に借りてみる>

図書館で子どもの本を借りるだけではなく、親御さんが教育書や工作・実験の本などを借りてみるのもいいと思います。

お子さんがまだ幼児なら、お子さんには難しい小学生向けの本を親御さんが読んで、親子の遊びに役立てるのもいいかもしれません。

技6:入場料のかかる施設に無料もしくは安く連れて行く

入場料のかかるところは3歳代までに連れて行く

入場料は4歳からかかることが多いので、遊園地や科学館などはお子さんが3歳代までに連れて行ってあげるといいかもしれません

平日に行く方が空いているので、幼稚園に行くお子さんなら、入園前の3歳代のうちに行くのがおすすめです。

入場料のかかるところは、できれば祖父母が連れて行く

65歳以上の祖父母だと、シニア割引が利用できるのでお得です

老人週間と呼ばれる期間(9月15日~21日)は60歳以上なら無料になる施設もあります。

私の母は、シニアだとかなり安く買える「としまえんの年間パス」を持っています。
なので、としまえんはおばあちゃんが連れて行くことが多いです。

入場料無料の日を利用する

・都道府県が運営する施設は特定の祝日に無料になることがあります。

みどりの日(5月4日)
こどもの日(5月5日)
お住まいの都道府県の「県民の日」など

・博物館などは文化の日(11月3日)に無料になることがあります。

・公営の動物園などは開園記念日に無料になることがあります。

例えば、東京近郊だと
上野動物園 (3月20日)
井の頭自然文化園(5月17日)
葛西臨海水族園(10月10日)

お近くの施設には無料開放デーがあるのか良かったらチェックしてみてください。

注意点として、無料の日は非常に混みます。
施設内のレストランなどは利用できないと考えておいた方がいいと思います。
うちが文化の日に博物館に行って、食べる場所探しに苦労した経験からのアドバイスです(泣)

技7:イベントを活用する

近所の公共施設のイベントに参加する

近所の公共施設で開催されているイベントは知育に良い物がたくさんあると思います。

私は、近所の市役所、児童館、科学館、図書館、保育園などの「ウェブサイト」「広報誌」「掲示物」はできるだけチェックするようにしています。

料理教室や、実験教室みたいなものから、芋掘りなどいろいろなものがあります。

企業のイベントや工場見学に参加してみるのもいいと思います。うちの子は、マクドナルドの店舗でハッピーセットの料金のみで体験できる、マックアドベンチャーが大好きです。マックアドベンチャー関連記事はこちら

イベントで他の親子と知り合ったら、他にはどんなところのイベントに参加しているのか聞いてみてもいいと思います。

お祭りで企業や官庁のブースをまわる

お祭りやイベントにおける企業や官庁のブースでは、子どもがいろんな体験をさせてもらえるコーナーがあります。

最先端の技術について学んだり、工作したり、クイズに答えたらノベルティがもらえたり、楽しくて勉強になる体験がいっぱいです。

例えばうちが11月に参加した上野の「あかりパーク」というイベントでは、経済産業省のブースで風力発電の仕組みを利用した工作をやったり、介護用のアザラシ型ロボット「パロ」と触れ合ったり、ペーパークラフトなどの体験をしました。

技8:親が先生になる

幼児教室や塾などが高い理由は、教材ではなく人件費や場所代ですよね。

なので、親が先生・コーチになることでかなり安く教育ができるのではと思います。

小学校低学年までの内容なら親が十分教えられます。
(多少予習する必要はあるかもしれませんが)

親が先生をやることにはメリットとデメリットがあると思います。

<親が先生になるメリット>

・移動時間がない

・他の子の指導をしていて待たされている時間など、無駄な時間がない

・その子どものことを一番良く知っているのは親である

<親が先生になるデメリット>

・親が時間を割かないといけない(忙しく働いている両親には厳しい)

・親がやることで緊張感がなく、子どもが言うことを聞かないかもしれない

・プロではないので教え方があまり良くないかもしれない

上記のデメリット(親の教え方がプロに劣る点)を解消する方法としては、教育関連本を読む、プロの技を盗むなどの方法があると思います。

教育関連本を読むといっても、お金と時間に余裕がないと大変ですよね。
そこでおすすめなのは、amazonでの試し読み(なか見!検索)です。それでいろんな本を見てエッセンスを拾ってみるのがいいと思います。試し読みに対応していない本もあるのでご注意ください。

https://www.amazon.co.jp/s/node=2277880051のアドレスから検索すると、なか見!検索できる本だけを選んで閲覧できます
※このURL↑はアフィリエイトリンクではありません。

プロの技を盗む方法としては、幼児教室や塾などにお子さんを通わせるお友達にどんなことをやっているのか聞いたらいいと思います。教育ママの中にはお話好きな方も多いので、喜んで教えてくれるかもしれません。

技9:「日常生活の中での教育」を常に意識する

うちでは

・とにかく日常において教育の機会を逃さない

・子どもとの知的な会話を楽しむ

を心掛けて日常を過ごすようにしています。

具体的には、子どもと一緒に見聞きしたものや、子どもが興味を持ったり質問してきたことについて頑張って解説するということです。

これだと時間のない親でもやりやすいと思います。

技10:特待生制度を活用する

小学校受験ではほとんどないようですが、中学校受験以降は塾や学校が成績優秀な生徒を「特待生」として授業料を全額もしくは一部免除で迎えることがけっこうあるようです。

※塾は入塾テストや模試の成績、学校は入試の成績で特待生になれるかが決まるようです

ただし特待生として私立の学校に入ったはいいけれど、修学旅行などの費用が意外とかさんだのが誤算だったり、成績が下がって打ち切りになったという話も聞いたことがあります。どこまで免除になるのか、継続の条件、他にかかる費用はどの程度か、良く調べてから入学した方がいいと思います。

特待生制度があるのは普通中堅以下の学校ですが、難関校としては珍しく、渋谷教育学園幕張中学校には特待生制度があるそうです

医療系大学でも入試の成績上位者は授業料免除の対象になる制度があるところがあるようです。
ただし、条件は大学によって大きく異なり、免除は1年目だけということもあるようです。志望校を決める前によく条件のチェックをしてください。

コメント

  1. Sunflower より:

    はじめまして。私は年少の男の子がいるのですが、自宅学習の計画をたてるにあたり、いつも参考にしています。
    現在は地方に住んでいる為、都心の教育関連のお話は入りにくい状況なので大変興味深く拝見しています。

    eisaiさんのブログで七田式プリントの通販を知り息子に試した所、大変効果があった為、
    小学生になっても続けたいと思っていましたが、最近の主流はタブレットなんですね。

    タブレット学習をした事がないので良く分からないのですが、
    タブレットだとゲーム感覚で内容が脳に定着しないような気がするのですが、
    実際どうなのでしょうか?
    現在、息子がプリントで定着してる感じなので、どちらが良いのか考えてしまいました。

    ちなみにeisaiさんは七田式プリントはもうされてない状況でしょうか?

    • eisai より:

      >Sunflower様
      はじめまして。コメントありがとうございます。
      七田式プリント、いろんな知育要素が入っていていいですよね!
      うちでは、現在は下の子(もうすぐ3歳)が七田式プリントのAをやっていますよ。

      上の子はCまでやって、その後はタブレット学習と公文に変えました。
      七田式で小学生プリントまで続けても良かったんですが、新しい物好きなのと、公文式も試してみたかったので。

      タブレットの方が定着が悪いのかはよく分かりませんが、メモの履歴が残らないのでどう間違えたか分からないなど、欠点はありますね。
      ただ、タブレットには、動画解説・自動採点など、プリントにはない良さもありますよ。

      紙とタブレット、お子さんに合ってればどっちでもいいと思いますが、今紙で満足しているなら紙の方がいいと思います。
      紙の方が現状では学校の勉強に近いですし。

  2. Sunflower より:

    お返事ありがとうございます。

    上のお子さんは年中さんでプリントCを終わらせてるんですね!
    年中さんで小1のタブレット学習、公文と習得が早いのと、そのやる気に驚きました!
    うちの息子は4歳過ぎたばかりでプリントA-9を親にせかされつつやっており、
    成果をあげているものの、たまにプリントやりたくない病が出てくるので困りものです。

    公文ではプリント中心で宿題もありましたよね?
    ということはタブレットとプリントの両立をされてるんですね。
    我が家もその方向でやってみようと思いました。年長さんの4月から小1の学習を始めたいと
    思っているので、その時にタブレットを導入してみたいと思います。
    参考になるお話、ありがとうございました。また更新を楽しみにしています!

    • eisai より:

      >Sunflower様
      うちの子、同じ学年の中で、かなり誕生日が早い方なんですよ。
      なので、1~2歳児向けのこどもちゃれんじを取ってた頃から先取りしてて、今に至るって感じです。
      それで、今は小2の内容のタブレット学習(ベネッセのチャレンジタッチ)をやっています。

      公文は週に2日教室でプリント学習をし、宿題として家で4日分のプリントをやる感じです。
      七田式よりもかなりそっけないプリントを、できるまで繰り返しやるので大変みたいです。
      でも、コツコツやる習慣はつくと思います。

      うちの子も七田式プリントをやりたがらない時期がありました。一部の問題はけっこう面倒ですもんね(笑)
      そんな時はしばらく休みにしたり、終わったらおやつの時間にすると決めたり、難しいページは飛ばしたりもしました。

      うちは今の学習のメインは公文で、その復習をタブレットでやっている感じですが、
      親も子も飽きっぽいので、来年度どうなっているかは不明です(笑)
      もっと良いと思う方法が見つかれば、また記事にさせていただきますね!

  3. くもりのちはれ より:

    山口県教育委員会のホームページから「山口総合教育支援サイト」というところを開き、「こどものページ」をクリックすると、学習に使えるものが多種多様にあります。幼児教育ではなく小中高校生対象ですが、うちの長男(年長)は1年生のプリントなどを使っています。プリントだけでなく、パソコンを使って遊びながら学べるものもあります。偶然みつけ、感動しました。幼児には使えるものが限られてしまうかもしれませんが、将来的にも使っていけそうなサイトです。

    • eisai より:

      >くもりのちはれ様
      先日のコメントで書かれていた「1年前から毎日1時間勉強」って、何をされているのか気になっていたんですよ。
      このプリントだったんですね。
      拝見させていただきましたが、思ったよりボリュームがあって驚きました!
      単元別になっているので、うちは子ども達に苦手なところだけやらせるという使い方をしようと思います。

      ブログの本文にもこのサイトのことを追記させていただきますね。
      有益な情報、ありがとうございました。

  4. くもりのちはれ より:

    役に立ててもらえて嬉しいです。
    やまぐちっこのプリントは、つい最近知ったんです。うちは娘が今1歳7ヶ月で、はっきりと覚えていないのですが、たぶん、娘が3~4ヶ月になった頃に、年中だった長男に毎日勉強させ始めたと思います。初めは、教科書準拠の1年生の算数と国語のよみとりの問題集をさせていました。ひらがなが読めていたのと、本の読み聞かせの効果か、読解力があったので、できました。本人が興味をもちそうな話題の問題集を選びました。学研教育出版の「かがくのおはなし」や「うちゅうのおはなし」などです。その時々の子どものようすに合わせて選んでいたのですが、去年の夏から私が職場復帰し、最近は、私は教材を準備するだけで、早起きの長男に毎朝、夫が勉強を見てくれています。

    • eisai より:

      >くもりのちはれ様
      お子さんがこれまでやってきたのは、やまぐちっこのプリントではなく教科書準拠の問題集等だったんですね。
      学研教育出版の「かがくのおはなし」、うちもやったことがあります。
      題材が面白いので、楽しく読解問題を解けますよね。問題集の厚みが薄いのも気に入っていました。
      うちの子は、そのシリーズの読み物だけの本も好きです。

      ご主人が朝勉強を見てくれるのいいですね!
      子どもの教育はママだけが熱心な家庭も多いと聞きますが、夫婦で協力できるといいですよね。

      うちも仕事が暇な時はできるだけ夫に勉強を見てもらっています。
      (うちはお父さんの方が怖いので、夫が見ていると集中度が違います汗)