中学受験に役立つ話<勉強法や直前期の準備など>まとめ

中学受験

志望校選び

・「親が気に入らない学校を子が気に入ると困る」と思うなら、まずは親が説明会に参加→気に入った学校のみ子どもを見学に連れて行くと良い。

・説明会は大規模な合同説明会に行くのもいいけれど、そういった場所に代表で来ている先生は話が上手くその学校の良い面ばかりを見ることになる可能性がある。小規模な説明会や実際に学校で開催される説明会だと、その学校のリアルな姿が見えやすい。

・難関校に受かればいいというわけではない。無理して難関校に入っても「深海魚」と言われる成績低迷、授業についていけない状態になることもある。滑り止め校はむしろ「あとから伸びる」とも言われる。

・東京は2月1日が中学受験解禁日だが、それ以前に埼玉や千葉の学校を受けたり、2月1日以降の午後受験を活用したりして、中学受験の前半戦(2日~3日)までに1つは合格がもらえるようにしておくと精神的にだいぶ楽になる

・他地域から力試しに受験する子が不利になるよう、地方校ではご当地問題が出ることがある

・中学受験する家庭におすすめな番組が『THE名門校 日本全国すごい学校名鑑
主に名門中高を取材して紹介している。放送はBSテレ東で土曜の 午前10時30分から。

・中学受験の学校選びに役立つサイト「スクマ
中高一貫校を通学時間、入試内容、進学実績から検索できる。また学校公式HPの新着ニュースをメールで受け取れる。

・東京にある中学校の学校説明会情報を紹介しているサイト「日本の学校
日程やイベント別に学校を探すことができる。

・毎年どの学校からどの程度繰り上げ合格が出ているかが分かる情報サイト「くりあげくん」も覚えておくと便利。塾や校舎の実績も分かる。

中学受験勉強の裏技

・自宅に小さいきょうだいがいる場合などは塾を「自習室が使いやすいかどうか」という基準で選ぶ手もある。

自習室がポイントになるなら、入塾前に自習室について詳しく聞くといい(専用の自習室があるのか、空き教室を使うのか、いつ使えるか、質問はできるか等)

自習室を使うために、個別指導(城南コベッツなど)やメインとは別の塾を受講するケースもある。

・覚えたい項目はトイレやお風呂の壁に貼る家庭が多い。その際ラミネーターがあると便利。

我が家が持っているのはこれです↓

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マスキングテープに書いて机の周りやリビングテーブルなどに貼るという手もある。

・塾の授業のサポートとして「コベツバ」という中学受験算数の動画教材が最近人気らしい。

・予習シリーズを使っているなら「すぐるゼミ」の解説や問題が役に立つ。

・算数、理科の苦手分野の補強をするなら「原田式 算数プリント・理科プリント」が便利。無料。

・旅人算、和差算など「中学受験の算数によくある計算ができるツール」を提供しているサイト「計算サイト

・日本史の勉強には、YouTubeにあるオリラジ中田さんのチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』が使える。
ただ、専門家ではないので不正確な情報もあるかもしれない点には注意

・日本史の年号暗記には、YouTubeにある家庭教師てつおうさんの動画も良い。

・日本史の勉強に、戦国をテーマにしたバラエティー番組、戦国鍋TVや戦国炒飯TVが使える。戦国炒飯TV公式YouTubeチャンネル

・ニュースなどの知識を短い時間で楽しく得るのに「秒でNEWS180(ワンエイティ)」が役に立つ

・中学受験算数の定番特殊算(全22種類)について知りたい人は、家庭教師の先生が一つの動画にまとめてくれているものがある。

・集中できない子は遮光眼鏡で集中力がアップするケースがある。

・子どもが風邪気味な時や疲れている時、栄養ドリンクとしてカフェインレスのキッズリポビタンDを飲ませてもいい。


大正製薬 リポビタンDキッズ50ml×10本 [指定医薬部外品]

・志望校の過去問の解答用紙は東京学参から5~6年分ダウンロードできる。
(各商品ページからダウンロードする)

・過去問などを解きやすくするため、本を裁断したり拡大コピーしたり、電子データ化すると良い。

・コピーのため本を上手くバラバラにするには、熱を加えて背表紙の接着を弱める(低温のアイロンやドライヤーの温風を当てたり、レンジで短時間チンしたりする)方法がある。

※キンコーズなどの「裁断・コピー代理サービス」を利用する手もある。

・コピー機はA3をコピー&スキャンできるものがベター。ブラザーが人気。

我が家にあるのはブラザーのこの機種です↓大きくて場所を取ること以外は特に不満はなく便利に使っています

※インクジェットだと遅いということでレーザーを好む人もいるので、そこはお好みでどうぞ。

※コピー機のレンタルサービスもあります。お受験などでもコピー機レンタルサービスは活用されています。

中学受験直前期に役立つ話

・直前期には風邪を引かないよう自宅に加湿器があるといい。暖房はできれば床暖房にする。

・前日の夕食、本番の朝食はさっぱりしたものにする。夕飯が軽すぎてお腹が空いて夜眠れないようなら追加でおにぎりなどを与える(あまりしょっぱくすると喉が渇くので塩分は控えめで)

・中学受験の際は親も忙しい。大事な日にはできれば両親とも休みを取り、祖父母などにも声をかけて人手を確保しておくのが大事

・1~2月は親も忙しいし頭に血が上っているので、受験や合格後の手続きなどにおいてミスをすることがあるので要注意(子どもの生年月日を忘れるというありえないことが起こったり、入学金を別の学校に振り込んでしまったという例もあるらしい)

・学校関係のIDやパスワードは紙にもメモで残しておくと安心

・塾の先生に応援されるのが苦手な子は、人の多い時に他の親子に紛れて行くといい。

・四谷大塚のウェブサイト中学案内で中学受験の有益な体験談(事前準備や試験当日の話など)が読める。※「過去受験者の耳寄り情報」という項目

・午前と午後に同じ学校を受験したり、近くの学校をはしごする場合には、学校近くにホテル(デイユース)を取って仮眠すると頭がすっきりする。

弁当などもホテルの部屋でゆったりと食べられる

・受験番号は万が一の時のため、別紙にメモしておくと良い。

受験票を忘れたり紛失しても、受験番号と本人であるという確認が取れれば受けられることがある

・インフルエンザにならないために、タミフル、リレンザ、イナビル等を予防投与する方法もある

医師に相談すればインフルエンザ予防目的で処方してもらえることがある
(その際は受験のスケジュールを持って行くと良い)

・緊張して本番前に一睡もできないようなお子さんもいる
ヤクルト1000、メラトニンのグミやマッサージなど、安眠できるための手段を持っておくといいかもしれない

子ども対応の商品ではないけれど耳を温めて寝つきやすくする「耳ほぐ」「蒸気でホットアイマスク」等、各家庭の判断で使ってもいいと思う

・1日に2校をはしごする、などの理由で受験番号が早い方が都合が良い場合は、クレジットカード決済の方が早い番号になりやすい。
入金忘れを防ぐためにもクレジットカード決済が便利。
カードの上限額は事前に引き上げておくと安心

合格後の入学金の支払いもコンビニでカード決済が便利

・試験で使う筆記用具や消しゴムなどはもう1セット用意して親が持っておくと安心

受験学年で早めにやっておくといいこと

前泊やデイユースするホテルを早めに予約しておく(1年前の2月頃~適当なタイミングで。先輩ママに聞くと半年前位に予約した人が多い。ホテルによって予約開始時期が違うので要チェック)

※禁煙など、希望の条件の部屋を抑えるには早めの予約が大事

※予約できなくてもその後こまめにチェックしたらキャンセルを拾えることがある

※ホテルの朝食を利用する場合は、その開始時間もチェックしておく。遅くて試験に間に合わないことがある

栄東受験生はパレスホテル大宮など、大宮近辺に宿泊することが多いようです。

受験票の写真の準備(10月頃~)

※塾によっては、塾に業者が来てまとめて撮影してくれるところもある

コロナワクチンやインフルエンザの予防接種(10月頃~)

出願する(12月頭~)

ウェブ出願が増えている。出願時は画面のスクリーンショットを撮っておくとより安心できる

※ウェブ出願の場合、事前にある程度入力しておけるようです(出願サイト、ミライコンパスへの写真の登録など)

※最新出願状況(倍率速報)は日能研の倍率速報 【一覧】で見ることができます

鉛筆のちょうど良い長さのものを本番のために取っておく(1月~)

※鉛筆は多少のロゴ入りでも大丈夫だと思いますが、無地の物を用意する人もいます

学校へのルート、電車が止まった場合の別ルートを調べておく(1月~)

※入試当日は最寄り駅に1時間前、学校に40分前に到着するようにすると安心

※当日の駅工事、電車運休などの情報にも注意する

試験中親が時間をつぶす方法、場所を決めておく(1月~)

※コロナのせいで親が校内で待てないケースが増えているようです。

子どもとの待ち合わせ場所、手段を決めておく(1月~)

募集要項をきちんと読んでおく(1月~)

※学校によって試験時の細かなルールが違うので要チェックです。「試験中トイレに行くとそこでその科目は試験終了になる学校(例:吉祥女子)」などがあります。

合格校の手続きをする(1月~)

※入学金はカードで払えるところも、銀行振り込み指定のところもあるそうです
(銀行での多額の振り込みの場合は本人確認書類、子どもの保険証などが必要になることもあります)

※辞退した学校からお金が戻ってくる場合、その申請も忘れないようにしてください

※受験終了後に旅行をする場合、招集日とかぶらないように気を付けてください

Z会の中学受験に役立つツールのページに学校訪問シート、志望校選定シート、受験シミュレーションシート、出願管理チェックシートなどがあります。
スケジュール管理にお役立て下さい。

受験当日持って行くと便利なもの

※使って良いかどうかは学校に確認してください

・「腕時計」は、壁掛け時計が見えにくい位置に座った際に便利

・寒い時用に「薄手のダウンジャケット」があると便利
(窓際の席など、特に寒い席に当たることがある)

・受験票の裏に小さくつける「両面テープ」があると良い。セロテープやマスキングテープでとめるのでもOK
(受験票を固定して、落ちないようにできる)

・リラックスするために「お気に入りの香り」を持って行ってもいい

・会場に着くまでの間にリラックスするために「音楽が聴ける道具(スマホとワイヤレスイヤホンなど)」を持って行ってもいい(学校前で親が回収する)

・「キャンディ」など小さいお菓子を持って行くといい(うカルディ合格チョコなど、縁起物系のおやつも◎)

・飲み物や小腹が空いた時のための軽食もあると良い(一口サイズのおにぎりなど。その際は喉が渇かないよう、海苔なしであまり塩辛くない方がいい)

・バスなどに乗っていく場合、乗り物酔いしやすい子は「酔い止め」があると安心

・女子は「生理用品」があると良い
(痛み止めの薬も)

・ストッパなどの「水なしで飲める下痢止め」は、普段お腹が弱くない子も持っていると良い
(ストレスからお腹が痛くなる子はけっこういる)

・「頭痛薬」もあるといい


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・着替えが一式あると安心。雨の日は特に「靴下の替え」があるといい

・雨の日に備えて長靴、地方によっては雪の日に備えてスノーブーツを用意する

・持ち物に上履きがある場合は、サイズが合っているか確認する(子どもの足はすぐ成長するのできつくなっている場合がある)

・机のがたつきを直すための「段ボールの切れ端」を持って行くといい
(がたついていたら机の脚に挟む)

・予備の鉛筆をまとめるための輪ゴムを持って行く子もいる

・受験会場の椅子の高さが子どもに合わなそうな場合、お尻の下に敷くクッションを持って行く子もいる

※学校によっては試験中に蛍光マーカーが使えるところがあります(珍しいですが)
説明会や募集要項に書かれていれば用意してください

上記は子どものための持ち物ですが、子どもを待つ親向けには予備バッテリーやカイロ、本などがあると良いと思います。

学校によっては保護者に無料の飲み物を提供したり、軽食を買えるようにしているところもあるようです。

<受験票についての注意事項>

入試の準備をする際には「受験票を取り違えてないか」要チェック。
ちなみに先輩ママに聞いた「ウェブ出願の意外なメリット」は受験票が何枚でも印刷できるという点です。
親も予備を持ち歩いたり、スマホにコンビニコピーのアプリを入れたりして、取り違えや紛失に備えておいてもいいかもしれません。

中学受験関連情報の情報源

・塾のメルマガ
通っていない塾でも、メルマガで情報を得てセミナーなどに参加すると新しい発見があるかもしれません。


・中学受験関連本(受験と進学の新常識 いま変わりつつある12の現実 (新潮新書)など)

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (1) (ビッグコミックス)などの漫画も役に立ちます。


・ネット(twitterやインターエデュの掲示板など)
ネットの情報は玉石混淆ですが、何でも鵜呑みにしなければ有益だと思います。

twitterは親切な人は名前やプロフィールに自分の子どもの学年や、何年に中学受験するかを書いてくれているので、少し年上の子の親や同学年の子の親をフォローするのがおすすめです。


・SAPIXの校舎ごとの合格数実績データベースはsapixer(サピクサー)というサイトにあります。

twitterについて

私もtwitterで定期的に中学受験について呟いています。よかったらフォローしてください。