このページでは、初めて取り組むママさんにも分かりやすいように、トイレトレーニングについて丁寧に解説しています。
全く知識がなくても、ここだけ読めば「いつ始めればいいのか」「何から始めればいいのか」「成功のコツ」「どんなグッズが必要か」が分かると思います(多分)
おむつ外れの平均は?いつまでに取れるといい?
今は2歳代にトイレトレーニングを始めて、2歳代の後半~3歳前におむつが取れる子が一番多いようです。
ただし、3歳以降に取れる子も3割以上います。
※データによって違います。年々おむつ外れは遅くなっているようなので、最新のデータだともっと遅くなるかもしれません。
3歳児健診に来ているお子さんも、おむつの方が多いという印象です。まあ、健診の時は念のためおむつなのかもしれませんが。
「〇歳までに取りたい」という目標は家庭によって違いますが、幼稚園に行かせる家庭では「年少さんの入園時」が一応タイムリミットの目安になります。
(幼稚園におむつをして行きにくいので)
うちの子の通う園では、入園前の3月までにおむつが取れていないと現在のトイレトレ状況報告書類を提出しないといけません(汗)
4・5月生まれの子は4歳近く、2・3月生まれの子は3歳ちょっとなので、早生まれは大変ですね。
最初はおむつをはいて登園するお子さんも、夏までには取るように園と家庭が連携してがんばるそうです。
※うちの園は厳しめですが、入園までにトレーニングが進んでいなくても、お友達がパンツなのを見たらやる気を出す子が多いのでそれほど気にしなくて大丈夫と思います。
おむつが早く外れるのはどんな子?
私の知っている範囲では、「第二子以降」の「女児」という条件の揃っている子が早くオムツが外れている確率が高いです。
下の子の方が早いのは、ママも慣れているし、上の子という「良いお手本」があるからだと思います。なので、第一子のオムツはずしに悩んでいるママは「第一子だから遅くてもしょうがない」と思ってもいいかもしれません。
女の子の方が早い理由は、言葉の発達など、小さいうちは女の子の方が成長が早い傾向があるようで、トイレも女の子の方がスムーズにいくことが多いようです。
トレーニングの進み具合は家庭での取り組みの熱心さにも影響されますが、トイレトレに熱心な保育園に預けている場合、家庭では何もしてなくても早くにおむつが取れる子もいます。うまく進まないからと言って、ママさんが自分を責めないでくださいね。
いつからやるといい?トイレトレ開始の3条件
●一人で歩ける
●言葉が分かる。少し話もできる(チーと言える程度でOK。股を押さえる仕草ができるだけでもOK)
●おしっこの間隔があく(目安は2時間)
上記を満たすのはだいたい1歳半以降のことが多いようです。
夏に始めるべき?
「トイレトレ開始は子どもが2歳の夏」を目安にするといいとよく聞きます。
これは季節が夏であると風邪も気にしなくていいし、洗濯物が乾きやすいから、らしいです。
冬だとおしっこの間隔も短くなり失敗も増えるし、厚着になるので脱がすのが大変です。でも冬に開始して成功している人もたくさんいるので、季節にこだわりすぎる必要はありません。
寒い方が、パンツが濡れるとひやっとして気持ち悪いので自覚しやすいというメリットもあります。
また、冬の時点でお子さんが2歳半を超えている場合は、次の春を待たずに開始した方がいいとよく言われます。遅くから始めるとトレーニング期間は短期間で済むのですが、子どもが賢く・プライドが高くなる分、厳しく叱った場合にこじれる可能性が高まるようです。
こじれるとは、意地でもトイレに行かなくなったり、オムツでしかウンチできなくなったり、意識し過ぎるあまり頻尿になったりするなどです。
トイレトレーニングの具体的な進め方
STEP1:絵本やDVDで概念を教える
トイレについて教えるために、うちではこどもちゃれんじのDVDと同じくこどもちゃれんじの『おしゃべりトイレちゃん』という音の出る絵本を使いました。
DVDの代わりに、NHKの『いないいないばあっ!』などを見せてもいいと思います。夏はトイレの歌などがよく流れます。「ベンキー」や「オマルン」ってキャラもいるんですよ(笑)放送は、月~金の8時25分からです。
また、音は出ませんが、「トイレのキャラクター」がいる絵本として『おトイレさん』も人気です。トイレトレで使える絵本については、トイレトレーニングの方法まとめ その2:トイレトレーニングに役立つグッズの記事でもご紹介しています。
本でなくても、ママや年上のお友達がトイレでしているところを見せてもいいです。
また、人形を使ってやり方を説明する方法もあります。ぽぽちゃんやメルちゃん人形が家にある方は、ぽぽちゃん お道具 おしゃべりトイレ トイレデコセットつきやメルちゃん おせわパーツ メルちゃんといっしょにおトイレ
などを使ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、実物のトイレやおまるで教えても大丈夫です。お子さんをおまるに慣らすために、まずは服のまま座らせてみるのもいいと思います。
STEP2:おしっこが溜まっていそうな時、ママがおまるかトイレに誘導する
まずはお子さんのオムツを頻繁にチェックして、おしっこの間隔がどれ位あくのか調べます。
もじもじする、固まるなど、その子なりのトイレのサインも見つけておくと良いです。(サインがない場合もあります)
そしてそれらを参考に、お子さんに排泄を促します。※お子さんに排泄させる場所は、おまるでも、補助便座を使って本物のトイレでさせても大丈夫です。
朝起きた後や、食事の後にトイレに誘うと成功率が高いようなので、最初はそういったタイミングだけにしてもいいかもしれません。
おまるを使うか補助便座を使うかで迷っている方は、『トイレトレーニングの方法まとめ その3:トイレトレーニングQ&A』の記事に「Q:トイレトレーニングに使用するのは、おまると補助便座、どっちがいい?」の回答を載せています。
最近はダイソーでも補助便座を売っています。以前は300円のものがあったのですが、今は500円です。
他には3COINS(スリーコインズ)にも補助便座、踏み台などがあります。
STEP3:誘う回数・成功回数を増やしていく
トイレにはだいたい2時間ごとくらいに誘いますが、
・あまりしつこくしない
・子どもが夢中で遊んでいる時は誘わない
のがコツです。しつこくすると子どもがトイレを嫌いになってしまうこともあります。
「トイレトレは小さな成功体験の積み重ね」が大事と言われています。
大変ですがコツコツ気長にがんばってください。
STEP4:トレーニングパンツかパンツをはかせる
トレーニングパンツとは、おしっこが1回分くらい吸収できるようになっている「厚手の防水パンツ」のことです。こどもちゃれんじでパンツを「お兄さんパンツ・お姉さんパンツ」と呼んでいるので、うちではトレーニングパンツもそう呼んでいました。
お子さんにパンツは面倒なものではなく、オムツよりも快適!かっこいい!と思わせるのが大切です。
『パンツの はきかた (幼児絵本シリーズ)』のような本を読んでパンツ自体に興味を持たせるのもいいかもしれません。英語育児をしている方には、『Pants
』と言う本もおススメです。ひたすらいろんなパンツが出てくるだけの本です(笑)
トレーニングパンツをはかせる目安は、トイレでの成功率が5割を超えたあたりがいいようです。
※トレーニングパンツでなくて普通のパンツをはかせてもかまいません。もれる量は多くなりますが、おしっこが出たことが分かりやすく、洗濯して乾きやすいというメリットがあります。
普通のパンツの上に紙おむつをはかせる人もいます。
家で上手にできるようになってきたら、着替えセットを持ってパンツでの外出にも挑戦してみてください。(まずは短時間、近所から)
パンツとズボンの着替えは2セットあると安心です。友達は外出先で失敗されて靴まで一式買うはめになったそうなので、靴の替えもあるとさらに安心です。
STEP5:自分から「おしっこ行きたい」と言えるようになる
トイレトレーニングをほぼ完了とみなしていいのは、自分からおしっこ(うんち)行きたいと言って、実際にトイレで8・9割以上成功するようになった時です。
そうなったら外のトイレにも慣れさせるようにしたり、和式トイレでもできるようにしてください。
また、男の子は立ってするのを教えてあげてください。男の子、女の子それぞれのトイレのやり方は『おとこのこトイレ (単行本)』や『おんなのこトイレ (単行本)
』などの絵本で説明してあげてもいいと思います。
男の子は「えびさんのポーズ」、女の子は「スカートを持ち上げてお姫様」のように可愛い例えで分かりやすく説明されています。
STEP6:夜のオムツがとれて、おねしょがなくなる
昼のオムツを卒業しても、夜のオムツが取れるまでにはさらに1年以上かかる子が多いようです。
(まれに、昼のオムツと夜のオムツを同じタイミングで取ったという子もいますが)
4歳児の半数が就寝時はオムツを使っているそうです。なので夜のトイレトレはそれほど焦らなくていいと思います。
おねしょは平均で5・6歳くらいまでかかりますので、長い目で見守ってください。
夜のオムツは訓練より
・膀胱の大きさ
・尿量を抑えるホルモン分泌
・膀胱におしっこが溜まった時に目を覚ます力
が自然と育つのを待つのが大事なようです。
夜のオムツが毎朝全然濡れていない日が続いたら、それが夜のオムツの取り時です。思い切って就寝中もパンツに変えてみてください。
夜のオムツはいつ外してもいいと思いますが、園や小学校でお泊り保育などがあり、その前に焦る方もいるようです。
心配な方は、お泊りの際オムツ着用でもいいか、園に確認してみてください。
番外編
上記で紹介したトイレトレーニングのステップは一般的なものですが、子どもはみんな違うので、皆がこのやり方にする必要はありません。
先輩ママ達はけっこういろんな方法でおむつを取っています。
例えば
・10か月頃からおまるに座らせてトレーニングした人
・夏はもらしてもいい場所(庭など)で下半身すっぽんぽんで過ごさせた人
・最初からいきなり普通のパンツを履かせた人
・トイレトレに関して怒ってはダメと言われているが、怒ったことで子どもがやる気を出した人
など様々です。
自分のお子さんに合った方法を見つけてがんばってください。
以下で、一般的ではないけれど一部の方の支持を集めているオムツ外し方法についてご紹介します。
おむつなし育児について
「おむつなし育児」を知っていますか?「オムツに排泄するのは赤ちゃんも気持ち悪いだろう」という思いから、低月齢のうちからおむつなしで過ごさせる育児方法のことです。
元々は世界各地で経済的な事情からこういった方法が取られてきたようです。
具体的なやり方としては、一日のうちの一定時間、赤ちゃんをおむつなしで過ごさせ、低月齢の赤ちゃんも出している「排泄のサイン」をママがキャッチして、おまるなどで用を足させてあげます。
おむつなしで過ごさせる時間は人によって様々です。最初は短い時間からスタートしてもいいようです。
おむつなしにするのは赤ちゃんの快適さのためで、トイレトレのためにするわけではありませんが、そうやって育てられた赤ちゃんは早くにおむつが外れる子が多いようです。
興味のある方は、本が出ていますので『五感を育てるおむつなし育児―赤ちゃんからはじめるトイレトレーニング (セレクトBOOKS)』『おむつなし育児―あなたにもできる赤ちゃんとのナチュラル・コミュニケーション
』あたりを読んでみてください。
3日間でオムツを外すプログラム
トイレトレには時間がかかるという考えが一般的ですが、アメリカのジュディ・フェロム氏が考案した「3日間でオムツを外すプログラム」というものもあります。興味のある方は試してみてください。
<やり方>
開始する年齢は一般的なトレーニング年齢で大丈夫です。プログラムを実行する2週間前までにトイレについて理解させるところまで進めておきます。
3日間は親も子も予定がない日を選ぶのが大事らしいです。
<1日目>
1日中外出しない。子どもに家で下半身すっぽんぽんで過ごさせる。(寒い時期は部屋を暖めて、レッグウォーマーは身につけていい)
塩分・水分を大量に取らせトイレの回数を増やす。
親はずっと子どもについていて様子をみて、トイレの兆候があったらおまるかトイレに行かせる。もらした時は慰めず、「オシッコとウンチはトイレでするんだよ」と残念そうに言い、後始末を手伝わせる。寝る前にトイレに行かせ、寝る時はオムツ着用。
<2日目>
ゆるいズボンをはかせて1時間の外出可。それ以外は1日目と同様に。
<3日目>
ゆるいズボンをはかせて1時間×2回の外出可。それ以外は1・2日目と同様に。
その後:感覚を忘れないためには、以降の3カ月も外出時はゆるいズボン、家ではすっぽんぽんで過ごすことが推奨されている。
楽しくトイレに誘うコツ
●トイレにキャラクターのシールを貼るか、おもちゃを置くなどして、「○○に会いに行こう!」という。補助便座をキャラクターものにしてもいいと思います。
アガツマ アンパンマン 2WAY補助便座 おしゃべり付きなどは楽しい音声もついています。
●トイレットペーパーを可愛い柄やキャラものにする。ただし、無駄使いされないように気を付けてください。
しまじろうプリント わくわくトイレロール 12ロール 3枚重ね
画像のしまじろうのトイレットペーパーは、紙のトイレットペーパーホルダーがおまけについたタイプもあります。→しまじろう トイレトレーニング 応援ロール トイレットペーパー トリプル (18mx4ロール) ホルダー付き
●「ママがトイレに行きたいからついてきて」と言う。
※お気に入りの人形・ぬいぐるみが行きたがっていることにしても可
●「○○(お気に入りの人形・ぬいぐるみ)がトイレを応援してるよ~。フレーフレー!」と言う。
●「トイレ行き電車、出発しまーす」などと、トイレに行くことを楽しい遊びにする。
※うちでは私がお馬さんになり、トイレまで運んでいたことがあります
●トイレのテーマソングを歌ってあげる。
NHKのいないいないばあっ!の『トイレでスー』やこどもちゃれんじの『トイレちゃんの歌』(年度によって歌が違います)などから好きな歌を見つけてください。オリジナルソングでもいいと思います。(有名な歌の替え歌にすると、素人でもオリジナルソングが簡単に作れます)
うちの子は私がテーマソングを歌ってあげると、補助便座を叩いてノッテきてました(笑)
トイトレ全般のコツ
●失敗してもしからない。淡々と処理する。「失敗した分だけ成功に近づく」とママが自分に言い聞かせながらやるといいかもしれません。
●おしっこの時は「しー」や「しーしーしー」、ウンチの時は「うーん」などの声かけを子どもの耳元でする。
●おもらしにママが慣れる。おもらしした時は、「これがおしっこよ」と教える良い機会だと考える。
●トイレに行くと子どもが言い出したり、成功したら大げさに褒める。
※幼児にとってトイレは面倒なことだと思うので、それでもやる気になるくらい親が盛り上げるのは大事だと思います。
うちではパパがいる時はパパにも出てきてもらって、2人がかりでトイレを応援しました。
●おしっこが出た瞬間に、「気持ちいいね」という言葉を添えることで、これは気持ちいいことなんだと分からせる。
●おまるや便座に座らせる時間は長すぎない方がいい。出ない場合3分くらいで切り上げる。
●脱がせやすい服を着せる。女の子ならスカートがいい。
●自宅では漏らしたことがすぐ分かるように薄い色のズボンを、外出先では逆に濃い色のズボンをはかせるといい。
●同い年か少し年上の子がトイレに行っている様子を見せ、競争心をあおる。
●トレーニングパンツを使わずに、最初から普通のパンツをはかせる手もある。もらしたおしっこが足を伝うので、トレーニングパンツより、もらした際に不快で、トレーニングが早く進む。(うちの幼稚園でプレの子に推奨されている方法です。ママは大変ですが)
●濡れたパンツの後始末(水洗いなど)を自分でやらせるのも効果的
●ウンチの時に踏み台に足を置いてもお腹に力を入れるのが難しいようなら、両手をママが握って応援してあげるといい
●おむつにウンチをしてしまったときは、「ウンチさんバイバイしに行こう」と言ってウンチをトイレに流すところを見せる。
そうすることで、ウンチはトイレにするものと分かってもらう
●床や服などが汚れるのに抵抗があるなら、普通のパンツの上にパンツタイプのおむつをはかせるというテクニックもある。
トレーニングパンツは層が厚い物でもズボンなどに多少は染み出してしまうが、この方法ならほぼ漏れることはない。中にはかせているのは普通のパンツなのでおしっこの出たことも分かりやすい。
※ママの労力が少なくて済む良い方法なのですが、重ね履きで動きにくくなるためうちの子は嫌がってやらせてくれませんでした(汗)
トレーニングパンツの種類解説
トレーニングパンツ(以下トレパン)にはいろいろ種類があって、最初に購入する時は迷ってしまうと思います。それぞれどんな特徴があるのか、簡単に解説します。トレパンは、できれば好きなキャラクターのものにしてあげてください。好きなキャラクターの方が、お子さんが「汚したくない」と思うようです。
布のトレパンの厚さは3層・4層・6層などがあります。一番厚い(漏れにくい)ものが6層です。4層のパンツの2倍の給水量があるそうですが、その分乾きにくいので個人的には4層くらいでいいかなと思います。
3~4層でも商品を選べば漏れにくいです。
4層・6層のトレパンの中には、「吊り式」のトレーニングパンツというものとそうでないものがあります。吊り式は、中の層がひっぱり出せるようになっているもののことです。洗濯時に中の層を取りだして干せるので乾きやすいです。
トレーニングが終わったら中の層を切り離して使えるタイプもあります。
※6層タイプのトレパンでも、全く漏れないという訳ではなく、ズボンに染みはできます。ただ薄いパンツを履かせていた時よりも被害が少ないというだけです。
トレーニングパンツやパンツは黄色い柄がついてないものがおすすめです。あれ汚れてる?とドキッとするので…。
●トレパンの性能を補強するグッズとして、「おしっこ吸収パット」というものもあります。女性用の布ナプキンを想像すると分かりやすいです。パンツにくっつかないのでずれやすいですが、パンツと分かれているので乾きやすいというメリットがあります。
写真は、赤ちゃん本舗で購入した者です。2枚入りで、漏れが心配な時は2枚重ねて使ってもいいそうです。
私はそんなに使い勝手が良いとは思わなかったのですが、布おむつやナプキンに慣れているママさんにはいいかもです。
●トレパンは何枚必要か悩む人も多いと思いますが、安い物を大量に用意すると、それだけ洩らされた時のストレスが少ないです。
私は10枚くらい用意しました。
●あまり扱っている店を見かけませんが、両サイドがスナップボタンになっていて開くタイプのトレパンもあります。普通のトレパンは、うんちをもらしてしまった時、脱がせようとすると足が汚れそうで困るのですが、これはそんなことがなくて便利です。また、洗濯の時も開いて干せば乾きやすいです。
下の写真は赤ちゃん本舗で購入したものです。(新品の写真です)
●変わった形のトレパンとしては、男の子ならボクサーパンツ型、女の子なら、かぼちゃパンツ型もあります。
●パンツのサイズは、メーカーによっても違いますが、80、90、95、100あたりだと思います。トレパンは分厚いのであまり小さいサイズを買うと履かせにくいですが、あまりゆとりがあると漏れてしまうのでサイズ選びが難しいです。一枚試しに買ってみて、合うようなら同じ物を追加購入するといいと思います。
●トレパンと似たものに、オーバーパンツ(パンツの上にはくブルマみたいなもの)があります。これはスカートなどの時におむつやパンツが見えないようにはいたり、水遊びの時に使ったりするものです。間違えて購入しないようにしてください。
●トレパンはどこで買えばいいのかについてですが、小さいサイズが豊富なのは赤ちゃん本舗や、西松屋や、イオンなどの赤ちゃん用品売り場です。しまむらやベビーザらスなどにも置いてあります。凝ったデザインが良ければインターネットのamazonや楽天市場で探すのがおすすめです。
子どもが使える公衆トイレ
トイレトレー二ングを始める前に、家の近所やよく行くお出かけ先での「子どもが利用できるトイレ」について調べておくといいと思います。
「この店には客用トイレはないだろう」と思い込まないで、店員さんに聞いてみるといいですよ。ドラッグストアなどは店内になくても建物の裏手にあったりします。また、従業員用の休憩室に通してくれるところもあるようですよ。
子どもが使える公衆トイレには意外といろんなタイプがあり
●子ども専用トイレ(上から覗けるようになっている半個室の洋式タイプが多いが、和式や男の子用もあり)
写真は、ららぽーと新三郷のキッズトイレです。テーマパークかと思うほど可愛いですよね。
●女子トイレ内にある子ども専用トイレブース
●大人用のトイレに「子ども用補助便座」が置いてあるところ
●大人用の便器に、大人用便座と子供用便座の両方がついているタイプ(大人用の便座の上に子ども用の便座をおろして使う)
●親子トイレ(個室に大人用の便器と子ども用便器が並んでいるので、同時に用を足せる)
●多目的トイレに「子ども用補助便座」が置いてあるところ
などあります。どこが使いやすいかいろいろ試してみてください。
公衆トイレをお子さんに使わせるのに衛生面で抵抗がある方へ
公衆トイレでお子さんが便座に直接座ったり手で触ったりするのが嫌な方はPottyCover 使い捨てチャイルド便座シート ポッティカバー 6枚入りのようなシートを持ち歩くといいですよ。
ただし、トイレには流せないので丸めてゴミ箱に捨ててくださいね。
もしくは、ちょっと荷物になりますが、折りたためる補助便座サンコー 折りたたみ式補助便座などを持ち歩くという方法もあります。
おねしょについて詳しく解説
夜のおねしょはトレーニングよりも体の発達の問題が大きいので、親のしつけのせいではありません。
大人は夜にはおしっこの量を調節するホルモンが出ますが、子どもはこの機能がまだ未熟で、膀胱におしっこを溜めておく力も弱いのでおねしょしてしまうらしいです。
いつかはうちの子も体の機能が整うと、ゆったりかまえるのが一番のコツです。ほとんどの子が5~6歳頃までにはおねしょしなくなるようです。
小学校入学以降も月に何回もおねしょをする場合、「夜尿症」と呼ばれます。その場合は医療機関に相談してください。
治療法として生活改善指導や薬物療法、おねしょした時にすぐ気付かせるアラーム療法などがあります。
おねしょをなくすコツ
●おねしょするからと言って、夜に無理やり起こしてトイレに連れていくのは逆効果です。夜のおしっこを抑制するホルモンはぐっすり寝ている間に出るそうなので、それが出なくなってしまいます。
●夕方以降は水分を摂らせ過ぎないようにします。
●夕食で塩辛い物を出すと、塩分を排出しようとしておしっこの量が増えます。塩分は控えめな食事にするのがコツらしいです。
●ご飯を食べてすぐに寝ると、まだ体が活動しているのでおしっこが抑制できません。できれば寝る3時間前には食べ終わっているようにするのが良いようです。
●体が冷えるとおねしょにつながってしまうので、温かくして寝かせてあげてください。
おねしょ対策
●おねしょ対策として夜だけオヤスミマン ビッグ以上 (13~25kg) 男の子 22枚[夜用パンツ]のようなおむつをはいている子が多いようです。
●うちでも夜間はおむつを使っています。加えて、パンツのままお昼寝してしまった時のおもらし対策に防水シーツを使っています。子どもの布団に防水シーツを使っているのはもちろんですが、親の布団も防水カバーで完全に覆っています。子どもは風邪などでよく吐きますが、そんな時も役立ちます。
うちで使っている大人のシングルサイズ布団用防水カバー(写真の物)は『WGDX』丸洗いOK!防水シーツ【全面タイプ】100×205cm 用途に応じて選べる 防水シーツ 防水シーツ おねしょシーツ オネショシーツ 防水シーツ おねしょシーツ パイル防水シーツ パイルおねしょシーツ 防水シーツ 洗える防水シーツです。
敷き布団の防水カバーはパッドタイプが多いですが、これはボックスシーツなので横からの浸水も防げていいですよ。
●おねしょ対策で防水素材のズボンも売られています。うちは買ったことがないので、本当に漏れないかは不明です。
●防水の巻きタオルのような「おねしょケット」「おねしょ対策ケット」等という商品で、おねしょが布団にしみるのを防ぐこともできます。ただし、寝相によってはもれてしまうかもしれません。
おもらしされた時の掃除のやり方
おもらしされた時の私の処理方法をご紹介します。
汚されたズボンやパンツは専用のバケツに入れ、洗剤につけておきます。
汚された場所は乾いた雑巾やティッシュにおしっこを染み込ませて、水で濡らした雑巾で汚れを拭き、仕上げにアルコール(エタノール)スプレーで除菌しています。
布団など布の場合は裏に乾いた布を当て、上から水で濡らした雑巾で汚れを叩き出します。
コインランドリーで布団や毛布を丸洗いするという方法もありますよ。
被害が少ないなら、水で濡らした雑巾の代わりにおしりふきでも大丈夫です。
私は使っていないのですが、ファブリーズ 消臭スプレー 布用 W除菌 370mLを使っている人も多いです。また、アンモニア臭にはクエン酸水もいいらしいです。
※床などを掃除する際はワックスが溶け出すおそれがあるので、洗剤や除菌スプレーの使用は慎重になさってください。
うちは子ども部屋が本当は畳敷きなんですが、ジョイントマットで全面覆っています。もらされた部分だけ外して洗えるので便利です。
うちが使っているのは☆送料無料☆大判60cmジョイントマット【厚み1.6cm】抗菌加工SUPERビックマットモカワンカラー【S-2】[ジョイントマット フロアーマット フロアマット]というものです。
かなり厚手なのに速乾でいいですよ。
掃除が終わったら、汚くなった雑巾(うちでは古いタオルを切ったものにしているので、基本使い捨て)はおむつゴミ箱に入れています。
トイレトレに関する余談
●中国では真冬でもお尻を丸出しにするズボンを履かせてトレーニングするそうです。豪快ですね。
●便秘だとその分おしっこが溜められないようです。トイレトレーニングがなかなか進まない場合、お子さんが便秘になっていないかもチェックするといいようです。
●オムツはずれの早さとIQの高さ・偏差値の高さが気になる方もいると思いますが、多分関係ないと思います。
うちの東大卒の旦那はオムツが外れたのが2歳半を過ぎてからと、今よりオムツはずれの平均が早かった当時にしてはけっこう遅い方でした。しかもしょっちゅう幼稚園のバスでもらしていたそうです。
●これだけいろいろ偉そうに書いていますが、うちの子が完全にオムツを卒業したのは3歳を過ぎてからです。2歳後半でほぼ取れていたのですが、下の子が生まれた後に赤ちゃん返りで戻ってしまい、また一からトレーニングし直しました。後戻り時期にいろいろ勉強したり試行錯誤したりしているうちに詳しくなり、この記事を書くことにしました。
●どうしてもお子さんがトイレに行きたがらない時は、最終手段としてご褒美を与えるようにしてもいいかもしれません。それが癖になるというリスクはありますが。イギリスのカリスマナニーのジーナさんも、3歳以上の頑固にトイレに行きたがらない子には、トイレに行った場合チョコレート等を与えるようにするらしいです。
うちでは、「トイレくじ」というのをやっていた時期があります。トイレに成功するたびにくじを引いて、「当たり」が出ればちょっとしたお菓子やおもちゃ(新しい絵本や100均のおもちゃやシールなど)が当たるというものです。
「あたり」と「はずれ」の割合は親が操作できるし、当たりのグッズはこれまで無条件で与えていたものをもったいぶって景品にしただけなので、それほど痛手ではありませんでした。良かったらお試しください。
●トイレトレを卒業しても、その後もミスはあるのが普通です。うちの子は何度か、トイレで「あと一歩間に合わず」もらしました。トイレが完璧になっても、しばらくはお着替えを持ち歩く方が安心です。