私が英語の発音にこだわる理由

私が英語の発音にこだわる理由

私が英語学習で一番頑張っているのは、「英語の発音を良くすること」です。

英語初級者の場合は、発音を気にせずどんどん口に出す方が重要だと思いますが、中級者以上は発音を磨いた方がいいと思います。

(といってもネイティブ並みを目指すのではなく、日本人的な発音から脱却するくらいが目標)

英語の発音を磨いた方がいいと思う理由

日本人の英語学習者(中級者以上)が発音を磨いた方がいいと思う理由は、以下の3点です。

その1:発音が悪いと文法が正しくても通じない

発音が悪くて通じなかったエピソードはたくさんあります。

・東大卒の友人が、海外で香水を買おうとして店員さんに”Is this for men?”と聞いたらしいんですが、伝わらなかったそうです。多分menの発音が悪かったんでしょうね。英語のペーパーテストは得意だったのでショックだったそうです。

・私もマレーシア航空の飛行機の中で”Water,please.”と言ったら、コーラが出てきて動揺したことがあります。私のWaterの発音のwaあたりが弱すぎて、逆にtの発音が強くて(本当はもっと舌を巻くべき)コーラに聞こえてしまったようです。


・これは英語ではなくて日本語の話なのですが、私がカンボジアに行った時、ガイドさんの日本語の発音が良くなくて聞き取りに苦労しました。

(カンボジア人から日本語を習ったそうで、発音が良くなかったようです)

その方はかなり努力家で毎日ネットで日本のニュースを読んでいるそうで、語彙力もあり、日本の芸能人などにも詳しかったのですが、発音が良くないせいで深い会話をするのが難しかったです。

逆に、イタリアに行った時のガイドさんは顔を見ないと日本人かと思うくらい日本語が上手かったです。
日本に長年住んだ経験があるらしく、そのおかげで「聞き取ること」に神経を使わないで済んで、話の内容に集中できました。

その2:通じても聞き取る相手が疲れる

ネイティブなら多少発音が悪くても聞き取ってくれるとは思います。

ただ、あまりにも発音が悪いと相手を疲れさせてしまうかもしれません。

アメリカに住むバイリンガルの知人は、英語がまだ下手な移民の方の話を聞く機会があるらしいのですが、2時間くらい会話していると頭が痛くなってくるそうです。

その3:しゃべっていて自分が気持ちいい

英語の発音が良くなると、英語の勉強で声を出したり、ネイティブと会話するのが楽しくなります。

お恥ずかしいのですが、英語を話している自分に酔っちゃう感じです(笑)

そこまで到達すると、英語を口に出すのが楽しい→もっと勉強したくなる→上達してもっと楽しくなる、という良いスパイラルに入ることができると思います。

英語の発音が良いのはこんな人

英語の発音を磨いた方がいいと言われても、日本で生まれ育って日本人向けの教育を受けた人は、英語の発音が苦手なのが普通だと思います。

それでは、「日本人だけど英語の発音が良い人」はどんな人なのでしょうか。

私が今まで出会った日本人だけど英語の発音が良い人は、だいたい以下のどれかに当てはまっています。

小さい頃英語を聞く機会があった

私は5歳頃に英語を習っていたので、一応これに当てはまります。

英語圏に長く住んだことがある

たくさん聞いて話すと誰でもある程度は上達します。

耳が良い、音楽のセンスがある

歌手の方などに多いですね。

ただ、上記の条件に当てはまらなくても(=日本生まれ育ちで、音楽のセンスも留学経験がなくても)英語の発音を良くすることは可能です。

その秘訣は「英語の発音を意識した勉強をして、とにかくたくさん英語を聞く」ことです。

では、英語の発音を意識した勉強法にはどんなものがあるのでしょうか。

英語の発音を意識した勉強法

ネイティブが読み上げた英語をひたすら真似する

ネイティブの発音を聞き、それを真似して自分でも声に出してみる方法です。

それにより、英語らしいリズムが身に着きます。

専用教材を買ってもいいのですが、NHKの語学番組で十分です。

真似する方法には、シャドーイングという、少し後から追いかけて発音する方法、もしくはオーバーラッピングという、ネイティブの声に合わせて発音する方法があります。

これらの練習をする際は、目を閉じて行うのがおすすめです。視覚を遮断して聴覚に集中した方が、上手に発音できるようです。

私がよくやる練習に、「初見の英文をまず自分でネイティブっぽく読み上げてみて、後から本物のネイティブの音声を聞いてどこが違っていたか確認する」というものもあります。
中級者以上におすすめです。

Siri(シリ)を使う

iPhoneなどで使える「音声認識機能のSiri」は初期設定では日本語になっていますが、これを英語に変えて使うと良い勉強になります。

使い方は、Siriを英語設定にして、ホームボタンを長押しして起動し、適当に話しかけます。

話しかけた内容が文字で表示され、返事をしてくれます。指示を出した場合はそれに対応してくれます。
ちゃんと通じたら「発音が良い」と判定されたことになります。

話しかける内容は、Good morningみたいな雑談でもいいし、Photosと言えば写真を表示してくれます。私はPhotosがなかなか通じなくて苦労しました。

※Siriを英語設定にする方法は「設定」→「Siriと検索」→「言語」で英語にします。
バージョンによって違うかもしれませんが、基本「設定」の中でできると思います。

口を大きく開けて発音する

日本語より英語は口の周囲の筋肉をよく使います。

特にあごを広げて使うことを意識したらいいと思います。

(個人的には、下あごに力を入れて、下げるようにするのがポイントだと思います)

常に英語音声に触れておく

英語のレベルがすごく高い方は違うのかもしれませんが、私くらい中途半端な英語力の場合、しばらく英語を聞いてなかった時に英語を話すと、上手く発音できません。

なので洋楽等で常に英語に触れるようにしています。

この目的で子どもの英語の勉強に付き合うのも良いことだと思います。

崩した英語発音を知る

語学教材の発音はきれいですが、YouTubeなどでナチュラルに崩れた発音を聞くのも勉強になります。

YouTubeは大量の英語動画が無料で見られるので、好みの配信者を見つければ英語の学習が楽しくなります。

日本人の英語学習者のための動画でもいいし、普通にネイティブがアップしている趣味などの動画でもいいと思います。

私はヘアアレンジ動画などを見ることがあります。
woven fishtail braidのような、日本語ではおそらく紹介されていない技術が学べるので楽しいです。

マニアックな話ですが、woven fishtail braidはフィッシュボーンという編み方の中に、さらに「編み」を入れているものです。フィッシュボーンは日本でも人気ですが、これはあまり見かけません。編んでいると緩んでくるのでけっこう難しくて、私もまだ練習中です。

発音を良くするためにはやらない方が良い勉強法

英語の発音を良くしたいのであれば、

「発音のあまり上手でない日本人から英語を教わること」

「他の日本人と英会話をすること」

は避けた方がいいと思います。

英会話サークルとか、英語のグループレッスンは他の日本人の英語を聞いてしまうので、どうしても日本人的な発音が耳に残ってしまいます。

それらの学習法のメリット(お手頃な料金や楽しさなど)もありますが、発音を良くするという意味ではおすすめしません。

イチロー選手は「自分のバッティングに影響するので、下手な人のバッティングは見たくない」と語ったことがあるらしいです。

英語学習もそれと同じで、ネイティブの音声だけをインプットした方がいいと思います。

英語の発音が良いとデメリットもある?

英語の発音は良い方がメリットが多いですが、発音が良いことによって生じるデメリットもあります。

例えば

・自分が相手に対して何か失礼なことを言ってしまった場合、発音が悪ければ英語力がないせいだと分かって笑ってもらえるかもしれないが、発音が良かったらそのまま受け取られてむっとされてしまう。

・発音が良いと、相手がこっちの英語力を実際より高く見積もりがち。ナチュラルスピードで話されるので、聞き取りが大変になる