タブレット型の小学生向け通信教材と言えば、ベネッセの「チャレンジタッチ」とジャストシステムの「スマイルゼミ」が有名ですよね。
うちは現在1年間くらいチャレンジタッチを受講しているのですが、ずっとスマイルゼミも気になっていました。2018年度はスマイルゼミに変えるか悩んでいます。
先日スマイルゼミの体験会に行ったので、その時に聞いた情報もふまえてチャレンジタッチとスマイルゼミの違いをまとめます。
※内容が学年によって違ったり、今後変更になることもありますので、参考程度になさってください。
チャレンジタッチとスマイルゼミの比較
どちらも専用タブレットに毎月配信される「教科書準拠教材」に取り組むものです。
タッチペンを使ってタブレット上で問題を解きます。自動採点機能、解説動画があるなど、超今どきの学習法です。
チャレンジタッチ1年生受講費
国数の2教科で年間一括払いだと月々2,705円(税込)、毎月払いで3,343円(税込)です。
<タブレット代>
タブレットの料金はキャンペーンにより条件が違いますが、無料でもらえることが多いようです。
※現在のキャンペーンでは半年続けるとタブレットは無料、半年以内に辞めた場合、14,800円(税込)かかる。
◆タブレットの故障サポートサービス料金
「チャレンジパッドサポートサービス」年額1,836円(税込)に加入すれば、過失による故障時に、3,240円(税込)で端末交換できる
スマイルゼミ1年生受講費
国数英の3教科で年間一括払いだと月々3,218円(税込)、毎月払いで3,888円(税込)です。
<タブレット代>
初回に専用タブレット代「10,778円」(税込)がかかります。
6か月未満で退会した場合はタブレット代として32,205円(税込)、6か月以上~12か月未満で退会した場合は7,538円かかる。
※正直高いですが、このタブレットは退会後もAndroidタブレットとして使えるので無駄にはならないと思います。
◆タブレットの故障サポートサービス料金
「タブレットあんしんサポート」年額3,888円(税込)に加入すれば、過失による故障時に6,480円(税込)で端末交換できる
チャレンジタッチの方が良いと思う点
・チャレンジタッチの方が受講費が安い。タブレットは無料でもらえるキャンペーンがある。
・チャレンジタッチの方が退会しやすい。チャレンジタッチの現在のキャンペーンでは半年経てば無料で退会できる。以前のキャンペーンではすぐ退会しても無料だった。(※ただし、チャレンジタッチの最低受講単位は2か月)
スマイルゼミは最初にタブレット代として1万払う上、せめて半年は続けないとプラス3万かかる。続ける覚悟をしてからでないと申し込めない。
・チャレンジタッチには毎号ではないが、人(赤ペン先生)による採点システムがある。作文などを採点してもらえる。(書き込みの入った答案はタブレット上で見る)。
・チャレンジはiPadで受講するハイブリッドコース(※ただし専用タブレットコースより紙教材の割合が増える)もあるので、専用タブレットがなくてもできる。スマイルゼミは専用タブレットを購入しないとできない。
・チャレンジタッチの方が復習に強い。間違えた問題に絞って見直しができる機能などがある。
スマイルゼミの方が良いと思う点
・スマイルゼミは一度配信されたコンテンツはずっと使える。(お下がりを下の子にやらせることもできるかも)
チャレンジタッチは1つ前の学年分しかデータが残らない。
・タッチペンはスマイルゼミの方が使い勝手がいい。鉛筆と同じような感覚で滑らかに細い字が書けるし、画面に手をついていても反応する。
消す作業もスマイルゼミのペンの方が楽で、囲って消すこともできる。
・スマイルゼミの方が英語を低学年から熱心に取り組んでいる。1年生から学習内容に英語が入っている。
・スマイルゼミの方が資格を意識している。
英語検定や漢字検定受検を応援している。
英検対策はオプション講座として別料金になるが、漢検対策コンテンツは会員なら誰でも無料で、さらに年に1回無料で漢字検定を受講できるサービスもある。
※漢字コンテンツは学年制ではなく、どんどん先の内容に進めるのも魅力。
・スマイルゼミの方には「プログラミング講座」がある。
「算数 × プログラミング」「理科・社会 × プログラミング」など、教科の学習内容にプログラミングの要素を取り入れたものが年に3回(春・夏・冬)配信されるらしい。
・スマイルゼミの方が読み込みが早い気がする。(教科や学年、学習内容によって違うかもしれませんが)
どちらが良いとも言えない点
・チャレンジタッチにはコラショと言うキャラがいる。スマイルゼミにはキャラはいない。
そのせいかチャレンジタッチの方が見た目がお遊びっぽくて、スマイルゼミの方が教科書に近いイメージ。
・チャレンジタッチでは、勉強して得たポイントは本物のおもちゃや文具に交換できる。
スマイルゼミのポイントはアバターなどのデジタルアイテムになる。
・チャレンジタッチは毎号ではないが「学習に役立つおもちゃ(九九ルーレットなど)」や紙の問題集「夏休みの問題集やまとめテスト」なども届く。
・おまけのコンテンツ(アプリ)はチャレンジタッチの方が勉強との関連性が高い。スマイルゼミの方がただのゲームに近い。
ただ、スマイルゼミは勉強した子だけおまけコンテンツが利用できるようになっている。また、アプリの利用時間は親が設定でき、オフにすることも可能。
まとめ
・コラショが好きならチャレンジタッチがおすすめ
・料金は安い方がいいならチャレンジタッチがおすすめ
・すぐにやめるかもしれないならチャレンジタッチがおすすめ
・タッチペンの精度にこだわるならスマイルゼミがおすすめ
・紙の教材や付録がたまるのが嫌ならスマイルゼミがおすすめ
・下の子にお下がりを使わせるならスマイルゼミがおすすめ
私の結論としては、勉強が苦手なお子さんには楽しく勉強を続けられる仕掛けの多いチャレンジタッチ、得意なお子さんにはタッチペンの精度が高くて検定などにもつながるスマイルゼミがおすすめです。
勉強が普通にできるお子さんには、本人にどちらか好きな方を選ばせたらいいと思います。
おまけ~スマイルゼミ体験会の感想
・椅子に座った状態でじっくり体験させてくれたのが良かったです。時間も区切らず、本人が飽きるまでやらせてもらえました。
以前チャレンジタッチの体験をした時は立ちっぱなしで、待っている子がいたら替わってねと言われていたので短い時間しか体験できませんでした。
ただ、スマイルゼミの体験会は一人一人がじっくりできる分、混雑時の待ち時間は長くなると思います。
・スタッフがたくさんいて気持ちの良い対応をしていました。母親だけで来場し、「今日は子どもがいないんですが、体験させてもらえないでしょうか?」と申し出た方がいたのですが、歓迎されていました。
・パンフレットや、体験会から入会した際の特典が書いてあるチラシはもらいましたが、ほとんど勧誘などはありませんでした。
ちなみに体験会に行った人が入会した際の特典は以下の3つだそうです。
1.タブレットの故障サポート初年度分(3,888円)が無料
2.1000円分のギフトカード
3.兄弟同時入会ならさらに1000円分のデジタルギフト(各種電子マネーなどに交換できるギフピーと言うもの)
この特典は即日でなくて後日入会でも適用されます。いつまで有効なのか、期日は明記してありませんでした。スタッフの方に尋ねたところ、いつこのキャンペーンが終わるか分からないとのことです。
・体験会の情報は公式サイトのこちらhttps://smile-zemi.jp/info/taikenkai.htmlで見られます。
開催地が関東近郊ばかりなので、もっといろんな地方で開催したらいいのにと地方出身の私は思います。