年長になってから真剣に小学校受験について考え始めた我が家。
ママ友や詳しい方からいろいろ教わっています。
今回は自分の備忘録も兼ねて、それらの「小学校受験に役立つ話」をまとめておきます。
・うちのように「小学校受験初心者」向けの話が中心です。
既にいろいろ勉強されている方には当たり前な話が多いかもしれません。
・口頭で教えてもらったことなので、聞き間違いがあるかもしれません。
お受験の世界は何が正解か分からないことも多く、人によって言う事が違うこともあります。
例えば、面接時の女の子の髪型は、「きちんとしたお嬢様っぽく見えるから編み込みがおすすめ」と言う人もいれば、「編み込みは華美になってしまうから、三つ編みが良い」と言う人もいます。良いとされることは学校によっても違います。
準備について
・まずは情報収集。近所にお受験したママ、検討中のママがいれば話を聞いたり、お受験について書かれた本を読んでみる。
初めて読むなら、プレジデントファミリーの『小学校受験大百科』が雑誌感覚で読めるのでおすすめ。
・本に書いてあったり知人に聞いた情報の方が信頼できるが、インターネットも情報収集に使える
私はお受験じょうほうというサイトやインターエデュという掲示板をよく見ています。
ただ、ある程度お受験の世界に詳しくなってからでないと、書いてあることの意味がよく分からないかもしれません。
また、情報が正確でないことも多々あるのでご注意ください。
人から情報をもらう時、学校名は正確に聞くのを心掛けるといいかもしれません。明星学園(みょうじょうがくえん)と明星(めいせい)小学校、聖徳学園(しょうとくがくえん)と聖徳大学附属(せいとくだいがくふぞく)など紛らわしい名前の学校がけっこうあります。私立の国立学園(くにたちがくえん)と、国立大学の附属小学校も文字では紛らわしいです。
・インターネットでは学校名を直接書かず、地名や駅名で書かれていることも多い
例:
天現寺→慶應幼稚舎の意味
六本木→東洋英和の意味
特にtwitterなどはその傾向が強いので、情報収集したいなら「駅名+私立小」「地名+お受験」などのキーワードで検索してみると良い。
・受験対策の教室には基本2年程度通う
(カリキュラムは年長の受験が終わる11月に開始する。つまり、11月から年少さんが「新年中」として通う)
※教室には年少から通い始める子もいる。
早生まれで通わせるのを遅らせる人もいるが、早生まれこそ年少から通う方が安心との意見もありました。
もちろん皆がそれだけ通わなければいけないわけではなく、しっかりした子なら、半年程度の準備でも受かる。
・5月頃から合同の学校説明会や個別の学校説明会があるのでウェブサイトなどでチェックする。
※説明会によっては、年中以下の親でも参加可能。
まだ志望校が絞れていない場合、『東京私立小学校展』などたくさんの学校が参加している説明会に行っていろんな学校のブースで話を聞くといい。
学校説明会は子連れNGと書かれている場合以外は、子どもを連れていっても行かなくても良い。説明だけを聞くなら子どもが退屈してしまうので子どもはいない方が良い。
ただ、預け先がなかったり、学校に顔を売るという意味で子どもを連れて行く人もいる。
・学校説明会などは親子とも基本お受験ルックがおすすめだが、早い時期の合同説明会には普段着の人もけっこういる。
・学校の公開授業や行事(文化祭や運動会など)などにはなるべく参加すると、志望度の高さをアピールできるし、学校の雰囲気も分かるし、トイレの位置などが分かって受験当日も緊張感が減る。
※面接時に学校行事を見学したかどうかと、その感想を求める学校もあるようです。
子どもが授業を体験できる学校もある。そこでの態度は基本的には入試に影響しない
・願書には本人の証明写真だけでなく、家族写真を貼る学校もある。
このためにきちんと写真館で撮影する人が多い。
「3か月以内の写真」などの指定があるので、あまり早く撮影してもダメ
日焼けする前(夏休み前)に撮影する家庭が多い。
・願書は基本1部しか買えないが、書き損じのために2部は持っておきたい。
なので何度も説明会などで来校して購入するか、夫婦で1部ずつ購入する。
※願書は購入する学校も、無料でもらえる学校もある
・最近はWEBで願書を提出させる学校も増えている
お受験ルックとは
・服装は紺色が基本、小物は紺か黒が基本。
※基本の色は紺色といっても「濃紺」なので、ぱっと見では黒に間違うくらいです。
・ママは紺のワンピース+ジャケットのセットを使う。
・ママのヘアは、一つにシリコンゴムで結び、それを隠すように紺や黒のリボンバレッタを付ける人が多い
前髪はお辞儀した時に落ちないように伸ばすか、見えないところでヘアピンで留める。
※髪の色は茶色過ぎなければいいが、黒髪に戻す人が多い。
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・パパは紺のスーツに無地や控えめなストライプなどのネクタイをする。
・子どもの服装は
女の子…
面接時は紺のジャンパースカート(気候でプラスボレロ)
行動観察(=友達と一緒に遊ばせて態度を見る試験)があるなら半袖シャツにキュロット、ベスト
試験に運動があるなら体操着
男の子…
半袖シャツに半ズボン、ベスト。行動観察もそれでOK
試験に運動があるなら体操着
・子どもの持ち物はキャラ物を避ける(ファミリアのくまなどならOK)
・子どもも親もおでこを出した髪型の方が、表情が良く見えるし知的に見えるので良い
女の子は前髪を伸ばすのがおすすめ。前髪を結んで、後ろの髪に混ぜる。
※ママが子どもの前髪を結んでやるとき、子どもと高さを合わせず上からやってしまうと、結んだ髪がぴょんと上に跳ねてしまうことがある。
子どもを椅子に座らせるなどして、高さを合わせるといい。
※子どもはヘアアクセを使わない。シリコンゴムで結ぶのみ。
※ボブヘアの女の子は、横の髪を耳にかけるといい
※結ぶとき、クシに整髪フォームをつけてとかし、短い毛が飛び出ないようにするといい。
後ろの髪は三つ編みなど。
慶應などリーダーシップが求められる学校を受験する場合、活発さを出したり、印象付けるために敢えてショートにする女の子もいる。
・女の子の三つ折りソックスはいったん脱いでまた履く時に困らないよう、裏からひと針縫い留めておいてあげるといい。
長持ち三つ折ソックス リブ編みタイプ 日本製《13~22センチ》 (17-18)
・普通は子どもの持ち物には分かりやすい場所にはっきりと名前を書くが、お受験では持ち物に名前は書かない。
(不正を防ぐために子どもの名前が分からないようにするため)
書くとしても内側の、外から見えない部分にする。
服装の参考例はここが豊富
お受験の服装がどんな感じかイメージしたい方は、お受験の撮影に強い写真館がウェブサイトに載せているギャラリーを見てみるといいと思います。
例えば、STUDIO UP 幼稚園受験・小学校受験写真お客様ギャラリーではたくさんのお受験用写真のサンプルを見ることができます。
この写真を撮る時の服装=お受験の面接の時の服装です。
お受験対策塾(幼児教室)について
・塾は必須ではないが、本気で小学校受験を考えている家庭はほとんどが塾に通わせている
(学力以外にも態度や面接なども大事で、子どもをプロの目で鍛えてもらう必要があるので。そういったことについて親が自分の子を客観的に見るのは難しい)
・行きたい学校が決まっていれば、そこにたくさん合格者を出している幼児教室を選ぶといい。
基本的にはその学校に近い教室が情報をたくさん持っており、多数の合格者を出していることが多い。
(いろんな場所に校舎がある大手塾の場合、志望校に一番近い校舎に通うといい)
・大手教室は情報が豊富だが、少人数の教室は面倒見が良いのがいい。
最初は大手教室に所属していても、個人に移る人も多い。
ただ、個人の先生だとアドバイスが偏る、指導の苦手分野や不得意な学校があるというデメリットもある。
・子どもがお受験を経験しただけで先生を始めるような、半分素人のような先生もいるので注意。
男の子だけ得意な先生、女の子だけ得意な先生もいる。
女の子専門の教室もある。
・先生は女性が多いが、できれば男性の先生もいた方が良い。
(問題文の音声や、実際の試験官が男性であることが多いため)
・子どもが塾に行っている間見学できるところもあるが、親が外で待つ場合、カフェ代がばかにならない。
親同士で情報交換しても噂レベルの話に惑わされるだけなので、待ち時間を利用してジムに行っていた賢いママもいた
(プレジデントファミリーより)
模擬試験や本番の試験について
・年長以降は月に1度くらい模試を受けて実力を確認するといい。
通っている幼児教室独自の模試や、受験者の多い小学受験統一模試などを受けてもいい。
・模試で書く志望校は、レベルをバラバラにすると実力が分かりやすい。
・大規模な模試の会場では親向けに私立小の先生によるセミナーが開かれたり、お受験対策の教材も販売されている。
お受験教材は普通の本屋にはあまり置いていないので、実際に手に取って見られる機会は貴重。
・私立小を会場に模試が行われることがある。志望校が会場になる模試があれば、できるだけ受けた方がいい。
・大規模な模試の成績を良くしたいなら、早めに到着するといい。
大規模な模試は到着した順で教室に入るので、ギリギリだとぐずる子、うるさい子と一緒の教室になり集中できない可能性がある。
・模試は友達と同じグループで受けない方が実力が分かりやすいので、友達とは到着時間をずらした方がいい。
・模試の成績がトップでも本番で落ちる子がいる。(当日の子どもの機嫌が悪かったり、親の面接態度が悪かったり、志望度が低いとみなされたり)
なので、模試の結果は参考までにする。
・願書に書くと良い印象を与える習い事をしていると有利。
例えばフェンシングやバイオリンなどは育ちの良さをアピールできる。
・受験資格として「片道1時間以内で通学できること」などという条件を設定している学校もある。
親戚宅などの住所を使わせてもらって受験する人もいるらしい。
「受験して受かったら引っ越す」と言えばOKなところもある。
ただ、合格のボーダーラインにいた場合、家が遠いことは不利になるかもしれない。
・小学校入試のペーパーテストが特殊な点は、
「問題文が書かれていないこと」→指示を正確に聞き取る必要がある
「数字などを使わないこと」→数字ではなく、〇を書いて数を表現する
「消しゴムを使わないこと」→バツや二重線で訂正する
・小学校受験の試験では「人の話が聞けるかどうか」「指示を聞いてきびきび動けるか」「お友達と仲良くできるか」が試されている。
つまり、小学校に入ってから良い態度で授業を受けられるかどうかが試されている
・実際に試験を受ける学校の数は子どもによって違うが、本命で実力を発揮するために3~4校は受けることがおすすめされる。
多い子では1人で8校受ける子もいる。出願だけなら15校も出す人がいる。
(たくさん受けたい場合、よその都道府県の学校を受けると日程がかぶらないので良い)
・私立小への転入(編入)について
私立小から私立小への転入(編入)はできないので、入った私立小に馴染めずに別の私立小に行きたい場合、いったん短い期間でも公立に在籍する必要がある。
学校によっては1、2年生で欠員が出た場合、入試の際の補欠の子が繰り上げで入れることがある。
なのでどうしても行きたい学校に補欠をもらった子は、公立に通いつつ繰り上げの連絡を待つということもある。