上手な作文の条件、作文力の鍛え方とは?

先日、第69回「全国小・中学校作文コンクール」の受賞作が発表されました。

<全国小・中学校作文コンクールとは?>

読売新聞社主催で1951年から行われている作文コンクールです。

テーマや枚数に制限がないのが特徴です。小中学生なら誰でも参加できます。

締め切りは9月上旬なので、夏休み中に書いて応募している子が多いと思われます。

毎年3万点程度の応募があり、10月~11月にかけて各都道府県での受賞作が決まり、その中から全国での受賞作が決まるそうです。

全国小・中学校作文コンクールで賞を取った作品は新聞に掲載されます。(一部はウェブでも読めます

今回の受賞作は家族をテーマにした作品がとても出来が良く、さらに色々考えさせられるということでツイッター等で話題になっていました。

(今回は悠仁さまの作品「トンボと私」も都大会で佳作に入ったりと話題作が多かったですね)

素晴らしい作文を見ると、「自分や自分の子もこんな作文が書けたらいいのになあ」と思いませんか?
私は思いました(笑)

しかし、そもそもどんな作文が「良い作文」なんでしょうか?どうやったら作文力を鍛えられるのでしょうか?

良い作文の条件とは?

良い作文には以下のような要素があると思います。

テーマが良い

テーマ選びは大事ですよね。テーマ選定が良いか悪いかで作品の出来が大きく変わると思います。

「家族の問題」「病気」「老い」「災害」などのテーマは普遍的で多くの人に訴えかける力がありますね。

作文を書くために頑張って見つけたテーマではなく、本人に身近で、それについて普段から色々と思うことがあり、情熱を持って書けるものだといいですね。

着眼点が良い

テーマだけで勝負できるものでない場合には、着眼点が勝負になると思います。

「そういった物の見方があったのか!」と読み手をはっとさせられるような内容だといいですね。

(例)
私は弟を困った子(私を困らせる子)だと思っていた。でも、本当に困っているのは弟自身だった。

変化を描いている

どんなテーマでも自分なりの「気付き」「反省点」「成長」などの要素を盛り込めていると良いですね。

(例)
・ある出来事があって自分の考えが変わった、自分が今まで間違っていたことに気付いた

・誰かの「〇〇〇〇〇〇」という言葉に影響を受けて考えを変えた、自分の態度を改めた

状況の描写が上手い

同じことを伝えるのにも、色々な描写方法があります。
色々な描写方法を使いこなせると、伝えたいことが上手く伝わるし深みが増しますよね。

描写力を鍛えるには、↓のような辞書を読んでみるのもいいかもしれません。


感情類語辞典

「恐怖」や「愛情」などのテーマごとにその感情をどう描くことができるのかが紹介されています。

例えば、恐怖だと「呼吸が荒くなる」「声が出ない」「手や指が震える」などです。

文章がある程度整っている

大人びた上手い文章である必要はないですが、読みやすさや伝わりやすさのために、ある程度は整った文章である方がいいと思います。

実際、コンクール受賞作は1つ1つの文が整っていて、文章全体の構成もしっかりしています。

では、文章を整えるにはどうしたらいいのでしょうか?

自分では欠点が見えにくいので、他人からアドバイスをもらうのが大事だと思います。
特に、作文の心得のある人からのアドバイスは役に立ちます。

コンクールの表彰リストでは書いた本人だけでなく指導した先生の名前も載っているので、先生など大人の指導の賜物という面もあるのだと思います。

テクニックを上手に使っている

テクニックに頼ってはいけませんが、多少はテクニックも使った方が作品がグレードアップすると思います。
テクニック例

・読みたくなるタイトルをつける
→中身と多少違っても、インパクトのあるタイトルをつけるのは効果的だと思います。
住野よる氏の小説、『君の膵臓をたべたい』なんかはびっくりしますよね。

・擬人化
→擬人化を使いこなせるようになると、表現の幅が広がりますね。
「空から雨が降ってきた」を「空がしくしく泣き始めた」と変えれば、その時の悲しい心情も表現できます。

・書き出し(一行目)で惹きつける
→室井佑月さんの短編小説『熱帯植物園 (新潮文庫)』の書き出しは「セックスの後のみりんはうまい」らしいです。
みりんは普通飲むものではないので、びっくりして読んでみたくなりますよね。
私はその短編を読んだことがないのですが、お酒がなくて代わりにみりんを飲むという意味みたいですね。

・話し言葉を取り入れる
→「 」(かぎかっこ)に入れた話し言葉をどんどん取り入れるのも良いと思います。
方言のある地域なら、方言を取り入れると味があって良いですね。

・比喩表現を取り入れる
→比喩表現には「〜のようだ」と例える関係をはっきり示す「直喩(ちょくゆ)」と、それを暗に示す「暗喩(あんゆ)」があります。

直喩例:わたあめのような雲

暗喩例:ガラスの心

作文力を鍛える方法

・インプットを増やす
(インプットがないとアウトプットしにくいので、色々な体験をしてインプットを増やすといいと思います)

・日記を書く
(毎日少しずつでもいいので日記を書くことはとても力になるようです。有名私立小学校でも毎日日記を書くという宿題を課しているそうです)

・お手紙を書く
(手紙を書くのも文章力を鍛えます。国立小学校は教育実習生にたくさんお手紙を書くので、文章力が自然とアップするそうです)

・作文教材をやる
(作文力を鍛える教材として、我が家はブンブンどりむを夏から始めました。次の項目で説明します)

作文が得意になる教材

うちの娘は8月から「ブンブンどりむ」という作文の通信添削教材を始めました。

ちなみに8月号から始めた理由は、夏休みなので書くネタが多く、文章を書く辛さが減るかもしれないと思ったからです。

ブンブンどりむは齋藤孝先生が監修している小学生向けの作文通信添削教材で、毎月の内容は

・メインのテキスト
・サブドリル(漢字の練習など)
・通信添削課題2回分
・情報誌
などです。
たまに国語と関係ない(社会などの分野の)「おまけ教材」もつきます。

メインのテキストはカラフルでイラストも多用されていて楽しげな紙面です。

所要時間は1日10分程度らしいですが、うちの子はまとめてやっているので週に30分×2回って感じです。

添削課題は「月に2回切手を貼って郵送で提出するのが面倒」「なかなか返却されないので書いた内容を忘れる」
などの問題もありますが、採点者がコメントをとても丁寧に書いてくれるのでありがたいです。

始めたばかりなのでこの教材で作文力がアップするかはまだ分かりませんが、娘は文章を書くのに慣れてきて、短い時間で長い文章を書けるようになってきた気がします。

この記事を読んでブンブンどりむに興味を持った方は、よかったらサンプルの請求をしてみてください。

うちも以前取り寄せたのですが、全学年分のサンプルが入っていて高学年までの取り組み内容がよく分かりました。



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