私は今まで株はやったことがなかったのですが、この度社会勉強と株主優待目当てで始めてみることにしました。
(今まで株をやったことがなかったのはリスクを取るのが嫌だったからです。メリットの多いふるさと納税やイデコはやっています)
ちなみに夫は長い間株をやっていて、我が家には定期的にマック、松屋、ビックカメラなどの株主優待券が送られてきます。
しかし、夫は株主優待目当てではないので優待券を使い忘れていたり、優待の内容が良くても株を手離してしまったりします。
なので、私が「優待目当てで欲しい株」を自分で買って長期保有し、定期的に優待品をゲットすることにしました。
株主優待の勉強になる本
今回株を始めるにあたって私が参考にしたのは、以下の本と夫のアドバイスです。
ムック本(安くて良い株主優待ベストセレクション 2022-23)
株主優待の達人としてその界隈で有名な、将棋棋士の桐谷さんの話などが載っています。
初心者にもとても分かりやすく解説されています。
株主優待目当てで株を始めるなら知っておくといいこと
株を買うために(持っていないなら)取引用の口座を開く
・株を買うためには、証券口座を作りそこを通じて株を買う必要がある。
※色々な証券会社があるけど、私が選んだのは夫も使っているSBI証券。
SBI証券はネット証券の中で人気ナンバーワンらしい
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株の取り引き時間を知る
・日本株の取引時間は平日9時~15時。11時半から12時半は昼休憩。
※時間外でも発注はできる
※動きが大きいのは朝9時に開いてからしばらくの間
※仕事をしている人は休憩時間に少ししかチェックできないので専業主婦などはその点有利
「権利の確定日」をよく確認する
・何月何日時点の株主に優待(と配当)をくれるのかをチェックする
企業の決算は12月末区切りと3月末区切りのところが多いので、その月末(の3営業日前)に権利確定日のある銘柄が多い。年2回決算ならその半年後の6月と9月締めになるので、それらの月も多い。
優待品とそれをもらうための条件をよく確認する
・何株以上持っていたらどんな優待品がもらえるのか、その優待品はお金に換算すると大体いくらになるのかチェックする
※100株以上保有の株主に優待をくれる会社が多い
・「何年以上継続保有」などの条件はあるかチェックする
※「今月末確定のこの優待いいな~」と思っても、1年以上保有という条件がついていればもらえるのは一年後になってしまうのでご注意
※長期継続保有者には追加で優待品をくれる会社もある
優待狙いなら、保有するのは権利がもらえる最低株数でいい
・例外もあるが、基本的には株を2倍3倍と買っても優待内容は2倍3倍にならず条件が悪くなることが多い
優待品はすぐには手に入らないことを知っておく
・優待が確定してから実際に優待品が送られてくるまでには数か月かかる
優待銘柄独特の動きを知っておく
優待が人気な銘柄は優待確定月に高くなり、その後下がることが多い(その他の条件にも影響されるが基本的にはそう)
優待確定月の1~2か月前にできるだけ安く買っておくのがおすすめ
株価が下がることも覚悟しておく
・権利確定日(優待権利がもらえる日)の翌日にはその銘柄を手離す人が増えるので、株価が大きく下がることを覚悟しておく。
※配当+株主優待品の価格と同じくらい下がる可能性がある
優待内容は変わる可能性がある
・株主優待の内容は変わるので、本やブログで見た優待品がこれからももらえるとは限らない
企業のウェブサイトで最新情報をチェックする
夫に教えてもらった株式投資の基本
配当と株主優待品の総合で考える
株主優待目当てとはいえ、得する投資をするためには「配当」も気にしないといけない。
配当と株主優待品(現金に換算)を合わせてできれば4%以上、せめて3%以上の利回りがないと投資するメリットが少なくなる。
(アメリカの金利が今4%だから、敢えて日本株に投資するならそれくらいの条件の良いところでないとあまり意味がない)
※株主優待本などを参考にする場合は今現在と株価が違う可能性に注意する。今の株価に照らし合わせないと正しい利回りが出ない
投資する場合はその企業についてきちんと調べる
・企業のウェブサイトでIR(投資家向け広報)などを読む。特に企業の出している売り上げ、利益などの数字をチェックする。
株価が下がっているときはIRを読んでその原因を探る。
その企業が決算で損している場合は一時的なものなのか、これから数年それが続きそうなのかチェックする
日本株全体や世界のニュースをチェックする
・自分の持っている株だけではなく、日本の株が全体的に上がっているのか下がっているのかチェックする(Yahoo!ファイナンスなどでチェックできる)
・世界の金融関係のニュースをチェックする(金融緩和やアメリカの雇用統計など)
・株がやっていない間も動く「先物」をチェックしておくと朝の日経平均株価が分かる→自分の持ってる株の全体的な上げ下げ傾向が分かる(月曜以外)
株が下がっている場合はその理由を考える
・取引数を見て、取引量が少なければ株価の動きは単なるブレだと考える。取引量が多ければ何かがあったのだと考える。
好きな企業の株を買うのがよいわけではない
・儲けるという視点から投資をするのであれば、好きな企業の株ではなくシビアに儲かる条件の良い株を買うべき。
消費者にとっての良い会社=投資家にとっての良い会社とは限らない。
リスク分散する
・業種を分散して買う。購入時期もできればずらす。
金額がマイナスになることを覚悟しておく
・株を買ってすぐは(手数料も含めて)マイナスになる可能性が高いので気にしない
・長期保有するなら短期の上がり下がりは気にしない
例え株価がかなり下がって損しても、長期に(20年とか)持てば配当でプラスになる
教育資金をゲットする観点からの投資について
・教育資金目的なら、世界同時株安の真っ最中でも子どもの進学に合わせて換金しないといけないことに注意する。
・大きく儲けるのではなく「減らさないこと」を目標にする
・海外留学を考えているならドル建てにするのもいい(現地通貨で教育資金を確保できる)
優待が子の教育に役立つ株
●ベネッセ
自社商品・サービスから一品選択(3月,9月)
●早稲田アカデミー
3月クオカード、9月自社サービス利用券5,000円
●学研ホールディングス
自社通販サイトクーポン2,000円(9月※6ヵ月以上保有)
●ブックオフ
自社で使える買い物券2,000円+買取20%アップ券(5月)— 英才 (@eisai_kyouiku) November 29, 2022
まとめ
今回の記事は本で学んだ知識と夫から聞いた話を自分なりにまとめました。
夫は株でかなり儲けていて詳しい方ですが、教わった私がド素人なのでもし間違いがあったらすみません。
株は大損することもありますが、上手く付き合えば人生が豊かになると思います。
今、日本政府も国民に投資を勧めています。また、高校の新学習指導要領では、家庭科の授業に「資産形成」が含まれることになり基本的な金融商品について学ぶようになったそうです。
今まで株を敬遠していた人も、社会勉強のために少額だけやってみてはいかがでしょうか?(正直儲かるかは分かりませんが)