小学生と行く!杉並アニメーションミュージアムの感想

科学館・水族館・その他遊び場

先日、東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムに小学生の子どもたちと行ってきたので、レポします。

東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムって何?

アニメに関連する展示をしているミュージアムです。制作会社や作家の枠を超えて色々な作品が展示されており、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。
ちなみに名前にある「東京工芸大学」とは平成30年からネーミングライツ(=命名権)契約をしているので名前が冠してあるようです。

杉並アニメーションミュージアムの入館料、営業時間は?

入館無料です。気軽に行けて嬉しいですね。

営業時間は10時から18時まで。
最終入館は17時半までです。

休館日は毎週月曜と年末年始です。
月曜が祝祭日ならその翌日が休館日になります。

アクセス

JR荻窪駅北口の0番か1番から発車するバス(関東バス)に5分程度乗り、荻窪警察署前で降りて徒歩2分です。

杉並会館という建物の3階と4階がミュージアムになっています。3階が受付です。

駐車場はある?

専用駐車場はありません。周辺のコイン・パーキングを利用してください。

杉並アニメーションミュージアムのルール

・中での動画撮影は禁止です。

・中での写真撮影は場所によりOKだったり禁止だったりします。

アニメーションミュージアムの展示

サイン柱

写真に写っている以外にも、たくさんのサインがあります。じっくり見てみてください。

日本のアニメの歴史

日本のアニメの歴史が年表、グッズ、映像などで紹介されています。大人には懐かしく、子どもには新鮮なコーナーだと思います。

アニメができるまで

アニメができるまでにどんな工程があるのか展示されています。アニメ監督の机が再現されているコーナーもあります。

子どもたちは「アフレコ・効果音」の体験コーナーが楽しかったようです。

アフレコはキャラクターの口の動きに合わせてアニメに声を録音する体験です。まずはお手本を聞いて、次に自分の声で吹き込みます。マイクがあるので本格的で声優さん気分になれます。子どもたちのやっているのを見て、声に感情をのせるのって難しいんだな、声優さんはすごいなと思いました。

映像に合わせて効果音を入れるのも、まずはお手本を見てからやります。意外と難しくて映像と音がずれたりするのが面白かったです。

ミニ企画展コーナー

我が家が行った時はクリエイティブスタジオ「サイクロングラフィックス」のショートアニメ展が開催されていました。

画面の前に長椅子が置いてあるので座ってじっくり見ることができます。

アニメの原理

このコーナーにはアニメの原理が体験できる装置が置いてあります。以下の4つです。

ソーマトロープ

回転させることで表の絵と裏の絵を融合させるもの。人間の目の残像効果を利用している。

フェナキスティスコープ

円盤にスリットを入れたタイプの装置。キャラが走る様子など、一連の動きをエンドレスで見ることができる。

ゾートロープ

円筒にスリットを入れたタイプの装置。フェナキスティスコープと同じ原理だけど、こちらは数人が同時に覗くことができる。
このコーナーにある装置の中で一番有名だと思います。

プラクシノスコープ

周りの枠の内側に描かれたイラストを、中に入っている12角形のミラーに写して回転させる仕掛け。

アニメ制作体験コーナー

アニメ制作の基本である「写し描き」や「コマ撮り」などが体験できます。

トレース体験

本格的なトレース台での写し描きが体験できます。まずは台のスイッチを入れて台を光らせます。次に台の上に見本、その上に紙を重ねて載せ、線をなぞります。色鉛筆で着色もできます。

パラパラアニメ体験

見本を写し描きするか、自分で複数の絵を描いてパラパラアニメが作成できます。
複数の絵を描く際はトレース台で少しずつ絵を変えて描いていく手法が紹介されています。
描き終わったら隅に撮影順に番号を入れていきます。撮影台に移動して描いた絵を撮影します。

※撮影コーナーの受付は閉館の1時間前までなのでご注意ください

デジタル作画体験

大きなタブレットで専用ペンを使い作画体験ができます。

アニメ制作体験アプリ「アニメ工房」体験コーナー

パソコンを使って4つのゲームができます

「3Dアニメコーナー」立体的なパーツを組み合わせて動かせます

「メタモルフォーゼコーナー」2人のキャラを融合して遊びます

「編集しよう」自分が選んだシーンをくっつけてアニメにできます

「色をぬってみよう」自分が色を塗ったキャラをアニメの中で動かせます

企画展

我が家が行った時はチキップダンサーズの企画展でした。

キャストさんのサインや作品のワンシーンを再現したジオラマなどがありました。

アニメシアター

代表的なアニメ作品が上映されています。中にはアニメーション撮影台の展示もあります。この展示品で『愛の若草物語』や『ちびまる子ちゃん』などが撮影されたそうです。

アニメライブラリー

中でアニメ関連本を読んだりヘッドフォンで映像を視聴したりできます。

ワークショップスペース

休日などにワークショップ(アニメ制作体験など)が開催されています。

授乳室

授乳やおむつ替えを行える部屋です。

グッズ販売コーナー

オリジナルキャラ「なみすけ」のグッズが販売されていました。ぬいぐるみ、タオル、エコバッグ、バンソーコー、ノート、ポチ袋、ネックストラップ…などけっこう色々ありました。

杉並アニメーションミュージアムの感想

私も子どもたちもそんなにアニメに詳しい方ではないですが、杉並アニメーションミュージアムはたくさんのアニメが上映されていて、写真スポットもあって、ライトな層でもとても楽しめる場所でした。

外国人のお客さんもけっこういました。
この施設は訪れてみたい日本のアニメ聖地88に入っているらしいので、アニメ好きな方たちが訪れているんでしょうね。

館内は広くないので、見学の所要時間はさらっと見るなら1時間くらいです。じっくり色々体験しても2時間くらいだと思います。ぜひ気軽に行ってみてください。