子どもをバイリンガルにするための、英語教育の方法をいろいろと考えてみました。
うちの子はまだ全然バイリンガルという域には達していないのにこんな記事を書いてごめんなさい。
これから「そこそこのバイリンガル」になってもらう予定なので、許してください。
英語はいったん身についても、しばらく触れていないと忘れてしまうので、下記の方法の中から、無理なく続けられるものを選んで、長く続けていくのが大事かもしれません。
その1:子どものはまる、英語教育番組やアニメDVDを見つけてあげる
以下のような物の中から、お子さんの年齢や興味に合わせて選んで見せてあげるといいかもしれません。
・NHKの英語教育番組『えいごであそぼ』や『プレキソ英語』など
プレキソ英語については、高額な英語教材に匹敵?NHKの子ども向け英語番組の記事でご紹介しています。
・副音声で英語が聞けるアニメ『きかんしゃトーマス』『おさるのジョージ』『ちいさなプリンセスソフィア』など
海外から来ているアニメならたいてい副音声で英語が放送されています。お子さんの興味のありそうなアニメに副音声がないか確認してみてください。
・Dlife(ディーライフ)の『ミッキーマウス クラブハウス』『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』など
※BSが観られる方のみ
・ディズニー映画『トイ・ストーリー 』『アナと雪の女王』など
これらのDVDがより楽しめるように、ディズニーランドにも連れて行ってあげるといいかもしれませんね。
・amazonなどで購入できる海外のDVD『Caillou』『leapfrog』シリーズなど
※DVDには「リージョンコード」というものがあるので、アメリカなどからの輸入DVDは、そのままでは日本のプレーヤーで見ることができません。
リージョンフリーのDVDプレーヤーを使うか、プレーヤーの設定をいじる必要があります。
うちではパソコンのDVDプレーヤーの設定地域を「1(アメリカ)」にしています。※設定をいじる回数は制限されているので、慎重にやってください。
Caillou’s Holiday Favorites [DVD] [Import]
カイユは4歳の男の子が主人公のカナダのアニメです。ほのぼのとした教育的な内容で、日常英会話にたくさん触れられるのが良いです。
leapfrogはアメリカの教育アニメです。カエルの子どもが数や文字などについて勉強するというシリーズです。
・youtubeの幼児向け英語動画『Mother Goose Club』『PINKFONG』など
・幼児向け英語教材のDVD『ディズニーの英語システム』『ワールドワイドキッズ』『えいごであそぼプラネット』など
いずれも高額なので、家計の許す範囲で。
その2:子どもと一緒に英語の手遊び歌を楽しむ
親子で英語手遊びを楽しむのは、特に1・2歳代のお子さんにおすすめです。
<有名な英語手遊び歌>
Head Shoulders Knees and Toes
Open Shut Them
Itsy Bitsy Spider
Twinkle Twinkle Little Star
If You’re Happy and You Know It
Row Row Row Your Boat
やり方が分からない場合は、youtubeなどで動画を検索してみてください。
その3:英語のおもちゃで遊ばせる
フィッシャープライスなどの、「日本語と英語が両方聞けるおもちゃ」で遊ばせてあげるといいと思います。
少し大きい子向けですがアンパンマン にほんご えいご ことばを育む おしゃべりいっぱい!NEWことばずかんDXも良くできたバイリンガルおもちゃです。タッチペンで触れるといろんなものの名前が日本語と英語で聞けます。
うちにあるもの(下の写真)は旧バージョンなのでちょっとデザインが違いますが、内容はそんなに変わっていないようです。
他には、こどもちゃれんじEnglishの英語おもちゃなどでもいいと思います。こどもちゃれんじEnglishについては、『こどもちゃれんじ ぽけっとEnglish体験談 初めての英語スタートセット感想・評価(レビュー)』などいくつか記事を書いているので良かったらそちらもご覧ください。
その4:英語のゲームで遊ばせる
アプリやネットに転がっている無料ゲームで遊ばせるといいと思います。
<英語が学べるアプリの例>
・Hello!Mimi
http://www.benesse.co.jp/wk/app/mimi/
幼児向け英語教材Worldwide Kidsのキャラクター(ネコのMimi)をつつくと英語で話しかけてくれるアプリです。スマホの中でキャラが生きているみたいに動きます。
・フィッシャープライスのアプリ
http://www.fisher-price.com/ja_JP/GamesAndActivities/AppsPage/index.html
おもちゃメーカー、フィッシャープライスの提供するアプリです。種類が豊富です。
<ネット上の無料ゲームの例>
・Starfall
http://www.starfall.com/
フォニックスや英単語の穴埋めゲームなどができるサイト。
・Challenge English 体験版
http://sho.benesse.co.jp/s/challenge_english/trial/
ベネッセが小学生向けに出しているオンライン英語教材の体験版。レベルチェックもあります。
その5:ママが英語で語りかける
家庭で母親などが子どもに英語で語りかけるという方法は、子どもが英語を浴びる量が増えますし、生活に必須のコミュニケーション手段として学べるのがいいところです。
しかし、英語がある程度得意な親でないと難しいかもしれません。
どれくらい英語で語りかけるかは自由で、家ではほぼ全部英語、毎日決まった時間だけ、週3日、気が向いた時だけと様々です。
ちなみにうちは気が向いた時だけです。うちでは英語で語りかけた時はボーナスタイムとなっていて、What do you want?などと聞いて子どもが”I want ○○”とお菓子などの名前を言ったら、あげるようにしています。
その6:英語の絵本を読んであげる
面白い仕掛け絵本などだとお子さんの食いつきがいいと思います。
『ワールドワイドキッズのエッセンスを安く取り入れる方法!―輸入絵本編―』の記事も参考にしていただければと思います。
英語の発音に自信がない場合は、CD付きの絵本を購入して、それを聴かせても良いです。amazonでけっこう安く売っています。
子どもにたくさん英語絵本を読んであげたいママ達に愛用者が多いのが、「オックスフォード・リーディングツリー(ORT)」や「ラーントゥリード(CTP)」という英語絵本セットです。
ORTはイギリスの多くの小学校で教科書として採用されている教材です。
セットで買うので高いですが、たくさん入っているので、一冊で考えると安いです。
その7:子どもが聞いていようがいまいが、とりあえず英語CDかDVDを流しておく
英語が話せるようになるためには、とにかく英語に触れること、無意識にでも英語を聞いていることが大事なようです。
英語に触れている時間が合計2000時間に達すると、英語ができるようになると言われています。
普通に英会話教室などに通っていたのではなかなかそこまでにならないので、英語を浴びる量を補うためにやっている人が多いのが英語の「かけ流し」です。
内容は何でも良くて、子ども向けアニメのDVDでもいいし、英語の歌でもいいし、大人の英会話教材でもいいです。
その8:英語圏の文化を親子で楽しむ
親子でイースター、ハロウィン、クリスマスなど欧米の楽しい文化を体験すると、お子さんが英語も好きになる可能性が高まります。
この中で日本で一番馴染みがないのがイースターなので、あえてそれを自宅でもやってみることをおすすめします。
イースターの卵は中身を抜くのが難しかったら、ゆで卵で作っても大丈夫です。
その9:英語圏へ小旅行するか、留学させる
旅行は、その場で勉強するというよりは「英語を勉強したご褒美」として連れていくといいと思います。
うちも、いつかハワイや、アメリカのディズニーに連れて行ってあげたいと思っています。お金が貯まったら…。
留学は、小さい子はママと一緒に行く「親子留学」が人気なようです。韓国ではメジャーな方法みたいで、外国にいる妻子に仕送りする父親を「キロギアッパ」=水鳥の雁(ガン)のような献身的なお父さん、と呼ぶらしいですね。
その10:幼児期に「プリスクール」に入れる
プリスクールは小学校入学前に通うところです。園内ではずっと英語で生活します。
対象年齢はスクールによって違いますが、1歳児が通えるクラスもあります。
利用方法は1歳代から幼稚園入園前だけ通う子、幼稚園代わりに3歳位から通う子とさまざまです。
幼稚園は義務教育でないので、幼稚園代わりに通わせるパターンが人気のようです。
外国人の子どもが多いスクールもあれば、日本人が大半を占めるスクールもあります。
注意点として、
・幼稚園代わりに通わせた場合、日本的なしつけや文化の理解がおろそかになる可能性があります。
家庭では、豆まきやひな祭りなど日本の文化をちゃんと教えてあげる必要があります。
また、子どもが日本の小学校に通い始めると英語をあっと言うまに忘れてしまう可能性があるので、その後も英会話スクールに通わせるなどのフォローが必要になってきます。
その11:小学校から高校までインターナショナルスクールに入れる ※経済的に許すなら
経済的に許すなら、としているのは、英語の学校は日本政府の援助がなく学費が高いためです。
注意点として、
・インターナショナルスクールの中には日本の高卒資格を取れない学校もあるので、日本の大学に進学する際に困る可能性があります。
インターナショナルスクールに入れる親御さんは、大学は海外の大学と考えている方が多いようです。
その高校が「バカロレア」というプログラムを導入していると、世界共通の成績証明書と入学資格がもらえるので、世界の大学に行きやすくなります。
・英語で高等教育を受けるので、日本語のそれがおそろかになります。例えば、日本人で日本育ちでも、漢字の読み書きが苦手になります。
その12:英語のイベントに参加する
教会では、バザー、クリスマス会、ゴスペル教室、などいろいろなイベントが開催されており、キリスト教徒でなくても参加できることがけっこうあります。近所の教会で何かやっていないか探してみてください。
また、職業体験ができるテーマパークのキッザニアでは、毎週水曜日が英語の日になっていて、英語で体験できる職業が多くなっています。そういったところに連れて行ってあげるのもいいかもしれません。
その13:外国人の友達を作る、いないなら志を同じくするママ友を見つける
英語圏の人でなくてもいいので、外国人の友達を作るのは良いことだと思います。
外国人の友達を見つけるのがハードルが高ければ、同じように英語育児をしているママ友を見つけるだけでもモチベ―ションの維持に役立ちます。
その14:幼児向けの英語の家庭学習教材を購入する
DVDの項目で少し触れましたが、『ディズニーの英語システム』『ワールドワイドキッズ』『えいごであそぼプラネット』などがあります。
ただし、買っただけで英語ができるようになるわけではありません。
挫折している人も大量にいることを念頭に置いて、購入するかどうか検討してください。
その15:英会話教室に通う
英会話教室は生身の外国人の先生と楽しくコミュニケーションが取れるので、英語は楽しいと感じたり、外国人に慣れたりできるというメリットがあります。
(日本人の先生もいますが、せっかく通わせるなら外国人の先生がいいと思います。)
しかし、週に1度英会話教室に通った程度ではそんなに多くの英語に触れることはできないので、1~2年通わせても簡単な挨拶や数字のカウント位しか身につかないかもしれません。
英会話教室はアウトプットの場と割り切って、インプットは家庭で英語のDVDを見せたり、母親が英語で語りかけたりするといいと思います。
その16:オンライン英会話をする
英会話教室と比べるとコミュニケーションのリアルさには欠けますが、費用や通う時間などの面でメリットが大きいのがオンライン英会話です。
ただ、子どもがあまり幼いとじっとパソコンの前にすわっていることができず続かないかもしれません。
3歳位から始めることができますが、3歳代ではまともにレッスンにならず、いったんやめて5歳くらいで出直したという話もよく聞きます。
興味のある方は子供英会話のリップルキッズパーク
などを検討してみるといいかもしれません。
その17:英語のワークをする
会話だけでなく、読み書きできてこそバイリンガルと言えると思います。
なので、ある程度の年齢になったら英語圏の子ども向けのワークなど、英語で勉強っぽいことをさせるのも良さそうです。
まずはアルファベットや数字の書きや読み(フォニックス)などに取り組むのがいいかと思います。
塗り絵や線つなぎなどの要素のある楽しいワークなら、遊びの延長として取り入れられます。
Scool Zone社のワークなどがおすすめです。
注意点としては、日本の学校教育で教えられているものと、一部書き順が違うところです。うちでは、割り切って「学校で直すように言われたらその時直せばいいや」と思っています。
その18:日本の文化を英語で楽しむ
折り紙や日本料理、伝統芸能などを英語で楽しむことはとてもおすすめです。
そのことについて予備知識があるので、説明の英文が分からなくても何を言っているのかなんとなく分かります。
また、外国人との会話では自国の文化について問われることも多いので、教養として将来役立ちます。
英語のみで書かれた本でもいいですが、日本語と英語両方が書かれている本だと対応が分かりやすくていいかもしれません。
英語訳つき おりがみ-Let’s Enjoy Origami in English and Japanese (池田書店の英訳付き折り紙シリーズ)