【キッザニア東京】各お仕事に適した年齢と3歳でも楽しくできるお仕事

キッザニア東京

一昨日、以下のようなメールをいただきました。

3歳児を初めてキッザニアに連れて行くのですが『各お仕事に適した年齢』『○○ができないと務まらないお仕事』などを教えて下さい」

確かに、そういった切り口の情報って役立ちそうですね。私の分かる範囲で書かせていただきたいと思います。

ちなみに、キッザニア東京公式サイトのお仕事紹介ページにも「おすすめ年齢」は出ているのですが、文字を書くはんこ屋が3歳~になっていたり、あまり当てにならない印象です。

3~4歳でも楽しく出来るお仕事

うちの子や友人の子が3歳で楽しめたお仕事をご紹介します。

消防署

水を使ったリアルっぽい消火活動が体験できます。

消防士は憧れの職業ですし、かっこいい消防車に乗れるので特に男の子に人気のようです。

ただし、怖がりの子は火(もちろん偽物だけどけっこう迫力あり)に近づくことを嫌がるかもしれません。

人気の仕事なので早めに予約してください。

宅配センター

ヤマトのトラックに乗り、少し遠くの仕事場まで配達に行きます。
(うちの子の時は2Fのミルクハウスでした)

団体行動なので小さい子でもついていくだけで大丈夫です。

小さい子どもにも馴染みのある職業だし、街中を動き回って楽しいし、親も近くで写真が撮影できるのもおすすめです。

街時計パフォーマー

キッザニアの中心街の2階バルコニーで派手なポンポンなどを持ってダンスを踊ります。

簡単なダンスで、ぶっちゃけ全然踊れてなくてもいいので、小さい子でもできます。

いつもわりと空いているし、目立てるし、衣装も可愛いです。

ピザショップ

ミニサイズのピザを自分で伸ばしてトッピングして焼いてもらって、持ち帰れます。
(宅配ピザのボックスに入れてもらえますが、賞味期限は1時間なので、基本園内で食べる)

生地を伸ばしてトッピングするだけなので、小さい子でも楽しくできます。親もガラス越しですが近くから見学できます。

生地を伸ばすところなどは手伝ってもらえます。

大人気なので、これをやりたい場合は入場して一番に予約しないと受付終了になってしまうかもしれません。

観光バス(お客さん)

観光バスはバスガイドとお客さんの仕事があるのですが、3歳児におすすめはお客さんの方です。

バスに短時間乗ってるだけなので、親と離れることができるなら小さい子にもできます。

バスで軽く園内をまわり、ガイドが聞けるので、初めてのお子さんにもおすすめです。

銀行(お客さん)

銀行の店舗で列に並び、窓口で銀行口座を作ります。

小さいお子さんには銀行口座の意味が分からないと思いますが、首から下げるお財布がもらえるので小さい子も喜びます。

お子さんの学年などの情報が必要です。直前に教えておいてあげてください。

スポーツクラブ(テニス以外)

スポーツクラブのお客さんになってレッスンが受けられます。

チアリーディングなどは、幼稚園のお遊戯みたいなノリで小さい子でも参加できます。

テニスはボールをラケットに当てるのが難しいので、もっと大きくなってからがいいかもしれません。

ソフトクリームショップ

ソフトクリームショップのお客さんになって、自分でソフトクリームを巻き、トッピングします。

一見難しそうですが、巻くところはスタッフさんが支えて補助してくれるので、小さい子でもできます。

(トッピングは自分でやるので、小さい子はこぼしてしまうかもしれませんが)

体験時間が短いし楽しい内容なので、小さい子でも飽きません。

人気で待ち時間が長いので、早めに予約してください。

ハンバーガーショップ

具材を挟んでハンバーガーを作ります。

ハンバーガー作りは乗せていってマヨネーズをかけるだけなので、小さい子でもやりやすいです。

うちの子が体験した時は、切ったりする作業はありませんでした。

小さい子には難しいお仕事(目安年齢が5歳以上のお仕事)

小さい子には難しいお仕事とその理由をまとめました。

文字が読めないと厳しい

ラジオ局のDJ

原稿を読むので文字がすらすら読めないと難しいです。

隣でスタッフさんに台詞を一区切りずつささやいてもらっている子もいましたが、変な間が空いてしてしまうのでその方法はあまりおすすめできません。

字が書けないと厳しい

はんこ屋

これは子どもの書いた字をはんこにするので、「ひらがな」が書けないと難しいです。

スタッフの方がお手本を書いてくれて、それを真似して書くこともできますが、以前見かけた小さな子はそれでもなかなか字を書けず何度もやり直していました。

新聞社

取材メモを書いたり、記事をパソコンで作成するので小学生でないと難しいです。

新聞社のお仕事はなくなりました。

おしごと相談センター(おしごとライター)

お仕事内容を紹介する文章を書きます。ひらがながすらすら書けて、文章をまとめる力もないと難しいので小学生からにした方がいいと思います。

身長が足りないとできない

運転免許試験場(運転免許の取得)/レンタカー

キッザニアでの車の運転は身長が110cm以上ないとやらせてもらえません

その場でちゃんと測ってチェックするので、自己申告で身長を誤魔化すことはできません(笑)

クライミングビルディング

壁をのぼるので、身長が120cm以上ないとできません

包丁が使えないと厳しい

料理スタジオ

サラダショップ

安全な調理道具を使うそうですが、包丁を全く持ったことがないお子さんは避けた方がいいと思います。
メニューがよく変わるので、包丁を使わない時もあるかもしれませんが。

ハサミが使えないと厳しい

バナナハウス

収穫にハサミを使うので、ハサミが使えた方が良いです。

バナナハウスのお仕事はなくなりました。

画材屋

スケッチブック作りをするのですが、リボンを切るのにハサミを使います。

器用でないと厳しい

ビューティーサロン(資生堂)

他の子どもにメイク(ベースとチークやリップくらいですが)やネイルをしてあげるので、スタッフさんが多少修正してくれるとはいえ、そこそこ器用でないと難しいと思います。

資生堂のお仕事はなくなりました。

マジックスタジオ

簡単とはいえマジックをやるので、5歳くらいの器用さがないと難しいと思います。

科学研究所(ヤクルト)

ヤクルトがもらえるので楽しそうですが、実験器具を扱うので、ある程度器用で、その目的を理解できないと難しいです。

カーデザインスタジオ

クレイモデルは固い粘土を削る感じなので、器用さと力が必要です。

発明工房

紙飛行機の実験なので、できれば紙飛行機を真っすぐ飛ばせた方がいいです。

手術シーンに耐えられないと厳しい

病院の医師

医師は手術をするのでそういうシーンに耐えられて、その意味を理解できるお子さんでないと厳しいです。

同じ病院の仕事でも救急救命士なら大丈夫です。

救急救命士は人形にAEDを使う体験で、生々しい場面を見ることはありません。

動物病院の獣医師

動物看護師ならいいのですが、獣医師は本格的な手術をするので、そういうシーンに耐えられるお子さんでないと厳しいです。

動物病院のお仕事はなくなりました。

英語の台詞を覚えられないと厳しい

CMスタジオ(ECC)

英語のCMを作るのですが、英語の短い台詞を覚えられる子でないと厳しいです。

ボールを上手に蹴られないと厳しい

サッカースタジアム

シュートできないといけないので、5歳よりは大きくないと厳しいです。

小学生が友達同士で体験していることが多いです。

仕事内容が難しくて厳しい

裁判所

模擬裁判をするので、裁判というものを理解できる年齢でないと難しいです。

小学校の高学年位からかな?と思います。

弁護士、検察官、裁判員といろんな仕事がありますがどれも幼児には厳しいです。

証券会社

投資先を調査するらしいです。「企業」とか「投資」という概念が理解できないと難しいと思います。
公式サイトではおすすめ年齢が6歳以上となっていますが、もう少し大きくなってからがいいかなと思います。

トラベルセンター

海外ツアーを企画するのですが、世界の国々についてよく知らなかったり、ツアーの意味が分からないと厳しいと思います。

病院の薬剤師

薬剤師は処方箋を見て薬を準備したり、服薬指導の研修を受けますが、その意味が分からないと厳しいと思います。

コールセンター

電話対応をするので、しゃべりが達者でないと難しいです。

デパート

販売員は、レジ打ちや袋詰めがテキパキできないと難しいです。

商品セットを作る仕事もありますが、そちらは電卓を使ったり説明文を書いたりできないと厳しいです。

出版社

漫画の台詞を考えて入れたり、絵を描くので難しいです。そもそも、3歳児は漫画を知らないかもしれません。

※出版社のお仕事はなくなりました。

その他、小さい子が注意すべきアクティビティ

体験時間が長いもの

劇場やパレードダンサーの仕事などは準備やリハーサルがあり、体験時間が他のアクティビティより長めになっています。
(他のアクティビティが平均で30分かかるところを、50分かかったりする)

劇場にはモデルなど楽しくて華やかな仕事がありますが、トイレの近い子、集中力がない子は気を付けてください。

仕事の一部で文字や数字を記入するお仕事

「お仕事内容自体は小さい子でもできるけれど、その一部でシートに文字や数字を記入する」仕事がけっこうあります。

例えば、パイロットは出発前に「ブリーフィングシート」という紙に到着地の気温などを記入するので、「数字」が書けないと困る場面があります

ミルクハウスは開発した商品名を記入します。

しかし、親やスタッフのフォローがあれば小さい子でもできるので大きな問題ではありません。パイロットは制服もカッコイイので、やらせてみてもいいかもです。

ちょっと重い物を持つもの

意外なんですが、病院の看護師のお仕事などは小さい子にはもしかしたら厳しいかもしれません。

赤ちゃん人形のお世話をするのですが、その人形がリアルで重いらしいです。うちの子は5歳で体験しましたが、よたよたしていました。

英語で体験するアクティビティ

英語で説明が進行されるアクティビティがあります。どのアクティビティがそれに該当するかは、日によって違います。(公式サイトのE@K Activityの説明のところにスケジュールが書いてあります)

日本語でのフォローもしてくれるのでついていけないことはありませんが、お子さんが楽しむためには避けた方がいいかもしれません。

人気過ぎるお仕事

待つのが苦手な小さなお子さんは、人気職業は避けた方が無難です。

一番人気のお菓子工場(ハイチュウ作り)は、その価値が分かり、「そのためなら待てる。他が我慢できる」って位大きくなってから行った方がいいと思います。

連続入場とかで確実に予約できる保証がないなら、最初はその存在も知らせない方がいいかもしれませんね(笑)

まとめ

「3~4歳でも楽しく出来るお仕事」と、「小さい子には難しいお仕事(目安年齢が5歳以上のお仕事)」のどちらにも入っていないお仕事、つまりここで名前の挙がっていないお仕事は、「3・4歳児でも一応できる仕事」です。

まあぶっちゃけ身長制限のある仕事以外は、本人が興味さえ持てればやっていいと思います。

例えば地下鉄のお仕事などは公式サイトのおすすめ年齢が5歳~になっていますが、電車が好きなお子さんなら3歳でもやらせて大丈夫です。

少し無理な仕事内容があっても、スタッフさんが手伝ったり、工夫してやらせてくれます。

あと、一緒に体験している年上の子が助けてくれることもあります。うちの子は、警察官として街を歩くときに手をつないでもらったり、ソフトクリーム作りでかぶる帽子をなおしてもらったり、街中でATMの使い方を教えてもらったりしたことがあります。

こういう、「異年齢の子との交流」もキッザニアの醍醐味ですよね。3歳児と小学校高学年~中学生の子が一緒に何かをやることなんてめったにないですもんね。