スーパー園児が育つ?横峯式(ヨコミネ式)の評判

フィギュアスケートの紀平梨花選手の活躍が話題ですね。紀平さんがヨコミネ式の園(兵庫県の広田幼稚園)出身ということで、ヨコミネ式という教育法にも再度注目が集まっているようです。

※ちなみに以前ヨコミネ式が話題になったのは、2009年~2010年頃にテレビ番組『エチカの鏡』で数回取り上げられた時です

将棋の藤井聡太さんのモンテッソーリ教育みたいに、誰かすごい人物を輩出するとその教育法も話題になりますね。彼らの活躍がその教育法とどの程度関係があるのかは不明ですが、親としては「自分の子もそこに入れたら才能が開花するのでは…」という気になりますよね。

私の知人にもお子さんをヨコミネ式の園に通わせた方がいます。
今回はその方から聞いた話なども交えて、ヨコミネ式の教育法についてご紹介したいと思います。

ヨコミネ式とは?

プロゴルファー横峯さくらさんの伯父である横峯吉文氏が、自分の経営する鹿児島県の通山(とおりやま)保育園で始めた教育法です。

読み書き、運動、音楽教育などに力を入れ、子どもの健全な競争を促し、やる気を引き出すことで「スーパー園児を育てる」教育法だそうです。

ちなみに横峯さくらさんの父も、兄の開発したこの教育法に感銘を受け、娘の教育に取り入れたそうです。
その意味でヨコミネ式は、横峯さくらさんの原点とも言えるそうです。


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ヨコミネ式で卒園までに何ができるようになるの?

卒園までに多くの園児は以下のようなことが身につくそうです。

小学校低学年並みの読み書き
(ひらがな、カタカナ、簡単な漢字の読み書き)

高い集中力
(長い時間飽きずに机でプリントなどに取り組める)

素晴らしい運動能力
(跳び箱を8段~10段跳ぶ、逆立ちで歩くなど)

絶対音感
(目隠しで鍵盤ハーモニカを演奏する)

※ヨコミネ式で音感は身につくようですが、使う楽器が鍵盤ハーモニカなので両手で弾けるようにはなりません。なので本格的に音楽をさせたい親御さんはピアノ教室にも通わせるようです。

横峯氏の教育理論

横峯氏は保育園の経営に携わることになった時、幼児教育に関しては全くの素人だったそうです。

その分「幼児とはこんなものだ、幼児教育とはこういうことをするものだ」という偏見がなく、それまで園児には無理だろうと思われていたような高度なことをやらせてみようと提案したそうです。

横峯氏の考えの根底にあるのは

「ダメな子なんていない。全ての子は天才」

「子どもが楽しいと思うことをやらせる」

「環境を準備すると子どもは勝手に育つ」

「子どもは競争するのが好き」

「子どもは真似するのが好き」

「子どもはちょっと難しいことに挑戦するのが好き」

「子どもは認められるのが好き」

だそうです。

具体的に園ではどんなことをやっているの?

※やる内容は園によって違います

運動

マラソン、柔軟・体操、跳び箱などをやっています。

運動の中で特徴的なのが「横峯式レスリング」です。
やるのは男子のみで、「相手の両肩をつけた方が勝ち」というルールで戦います。

このレスリングには、昔からの取っ組み合いの喧嘩の代わりという意味があるらしいです。
男子だけなのは、性差を考慮しているとのこと(男子の方が強くなりたいという本能があるため)

読み書きの練習

ヨコミネ式の「読み書き練習帳」や「数の練習帳」があり、導入園ではそれを使用しています。
内容はちょっと公文っぽい感じです。自習でやることが多いようです。

書きの練習帳では、まずは「横棒」→「縦棒」の順でひたすら線のなぞり書きをします。

その後文字の練習に入りますが、ユニークなのは、ひらがなの書きの前にカタカナの書きをやる点です。(直線で単純なため)
また、カタカナの書きもアからではなく、線が単純なものから「二」→「エ」→「ノ」とやります。

数の練習帳では、まず数字のなぞり書きからやります。

九九やそろばんなどにも取り組みます。

音楽の練習

鍵盤ハーモニカに音階のシールを貼って練習します。

慣れてきたら、かなり複雑でテンポの速い曲も弾けるようになります。
目隠しで鍵盤ハーモニカを演奏できるようにもなります。

その他の楽器も演奏し、合奏などもします。


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自然体験

地域によって違いますが、ヨコミネが始まった保育園は自然豊かな鹿児島にあるので、自然体験も大事にしています。
山登りをする、園児を川や海に投げ込む、海でタコ取りなどをするようです。

多少危険なこともやらせているんですね。

ヨコミネ式に関する疑問Q&A

Q:横峯式をやっているのは保育園だけ?

A:元々は保育園向けに開発されたプログラムですが、現在は多くの幼稚園でも導入されています。

導入されている園についてはこちら↓で確認できます。
※まず都道府県を選んでください。

<ヨコミネ式公式サイトの導入園リスト>
https://www.yokomine.jp/enlist.aspx

ヨコミネ式の導入園リストに名前がある園の中でも、導入度合いに違いがあります。
ある程度ゆるいところや、ヨコミネ式と別の教育法を併用している園もあるようです。


Q:横峯式にはどんな子が向いている?

A:
<横峯式に向いている子のタイプ>

・4月~6月生まれ

・成長が早い

・運動が好き

・競争が好き

・体が柔らかい

・体格が良い

・上にきょうだいがいる

<横峯式に向いていない子のタイプ>

・1月~3月生まれ(早生まれ)

・長男長女

・マイペース

・落ち着きがない

ちなみに、ヨコミネ式の園に向いていない親のタイプは、「他のお子さんと自分の子を比較して色々気になってしまうタイプ」です。

ヨコミネ式では他の園よりも子の出来・不出来が分かりやすいです。
よほどできるお子さんの親以外、他の子と比べてしまうと辛いです。
他の子ではなく本人の過去と比べて、成長を喜んであげるのが大事なようです。


Q:ついて行けない子はどうするの?

A:基本的には本人なりの成長を目指します。ただ、あまりにも横峯式に合わない子、ついて行けない子は途中で転園することもあるようです。ただ、割合はそれほど多くないようなのであまり心配することはないと思います。


Q:横峯式の効果は小学校に入っても続く?

A:小学校に入学したての頃は、ヨコミネ式の卒園生は何でも周りよりできるそうです。

ただ、そこからも努力し続ければいいのですが、その後怠けてしまうと2・3年後には勉強も運動も普通かそれ以下になってしまうそうです。

体操は、日常的にやらなくなったら以前できていた技もできなくなるそうです。
特に男子は体が硬くなるので柔軟を続けないと技ができなくなるそうです。


Q:横峯式の園は人気なの?入園するのは大変?

A:エチカの鏡などの影響で2010年頃は大人気だったようです。

その当時ヨコミネ式の園にお子さんを入れようとすると、願書をもらうのに夜明け前から並ばないといけないほどだったそうです。

今はもう人気は落ち着いているようですが、紀平さんの活躍でまた人気が上昇することが予想されます。
お子さんをヨコミネ式の園に入れたい方は、ウェブサイトや地域の先輩ママから早めに情報を収集することをおすすめします。その園にプレ保育などがある場合はできるだけ通わせてください。

ヨコミネ園卒園児のママたちの感想

(肯定的な意見)

・上の子はのびのび園に入れたので小学校入学時にひらがなが書けず、連絡帳の記入などで困った。
その反省から下の子をヨコミネ園に入れたら、入学時には何も心配がなかったので良かった。

・落ち着きのない子だったが、ヨコミネ園で鍛えてもらってかなり成長した。

・ヨコミネ園と他の園のイベントを見比べると、ヨコミネ園は明らかに統制が取れていると感じた。

(否定的な意見)

・先生方はカリキュラムをこなすのに忙しそうで、余裕がない気がする。それが子や親への対応にも表れていて他の園より先生に優しさが足りない気がする。

・担任が厳しい先生になった年、一時登園拒否になったことがあった。

・自由時間が思ったより少なくてかわいそうだった。

横峯式に対する批判

・スパルタ過ぎるのでは?

→実際は子どものやる気を上手く刺激しているので、スパルタではないようですが、「子どもは絶対のびのびと育てるべき!」という考えの親御さんには合わないと思います。


・色々なことをさせるから自由時間がないのでは?

→ヨコミネ式の保育園では、午後からは自由時間だったり、自由時間は結構確保されています。

ただし幼稚園では、保育園よりも降園時間が早い中である程度プログラムをこなさないといけないので、他の幼稚園より自由時間が少なくなってしまうようです。(自由時間が1日たった30分程度の園もある)

自由時間が気になる場合、入園前に要確認です。


・できない子は劣等感を持つのでは?

→その可能性はありますし、実際に転園する子もいます。ついていけない心配があるなら、入れない方が無難かもしれません。それでも入れたい場合は、園ができない子を上手くフォローしているかどうか、入園前に要確認です。


・どうせ2年生か3年生には普通の子になるんでしょ?

→努力し続けないと2~3年後には学力や運動能力が平均レベルかそれ以下になってしまう可能性もあります。

しかし、ヨコミネ式の保育園がやっている学童に入れたり、習い事として体操教室や塾などに通わせたりして磨き続けた技能は、ずっと得意なままでいられることが多いです。

まとめ

横峯式はお子さんをできる子に育てたいママにはおすすめの教育法です。

横峯氏は面白い持論のある方なので、近くに導入園がなくても横峯氏の教育理論を読んでみることは子育てに役立つと思います。

ヨコミネ式に関する本は色々出ているので、よかったら1冊読んでみてください。
DVDも出ています。


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YouTubeには「ヨコミネ株式会社」という公式チャンネルもあります。

これまでのTV放送の内容や、発表会の様子、最新のスーパー園児の様子などが見られますので、興味があれば視聴してみてください。

『スーパー園児が育つ?横峯式(ヨコミネ式)の評判』へのコメント

  1. 名前:スポンジボム 投稿日:2018/12/25(火) 11:44:39 ID:c45588a59 返信

    友達のお子さんがヨコミネ式の
    幼稚園でした。
    ブリッチで歩き回って
    エクソシストのイメージでした。
    確かに運動に力をいれているようです。

    能力によってクラスわけをしているようで、メンタル弱い私と子どもは
    ちょっと無理かなって思いました。

    私の長女四歳(年中)は
    幼稚園の制作、お友だちたくさんで
    絵を描いたりするのに
    みんながやってる中、なかなか
    しようとしません、少しどうしたら
    いいか悩んでいます。

    敏感がからんでいるんのかな。
    幼稚園の先生にも言われてしまい
    声かけとか、模索中です。
    自分の限界も感じ
    公文にも今弟(3歳)体験中です。
    やっぱり、小学生前にひらがなはかけるようにしたいと思ってます。

    • 名前:eisai 投稿日:2018/12/26(水) 08:50:16 ID:b61c4813f 返信

      >スポンジボム様
      ヨコミネ式のお子さんは、ブリッジで歩き回ったり、逆立ちで歩き回ったりするみたいですね。
      確かにおばけ?謎の生き物?みたいでこわいですね(笑)

      幼稚園が能力によってクラス分けしているのはびっくりです。塾みたいですね!
      ヨコミネ式は、敏感なお子さんには合わないかもしれませんね。

      娘さんがお友達との共同制作であまり積極的になれないのですね。
      難しい問題ですね。
      私だったら
      ・場慣れできるように、似た機会を設ける
      ・本当に簡単なことを「〇〇だけやってみたら?」と提案する
      ですかね。

      公文、息子さんが気に入るといいですね。
      入学前にひらがなが書けるようになると、最初から連絡帳などがしっかり書けるのでいいですよね。

  2. 名前:スポンジボム 投稿日:2018/12/26(水) 09:09:51 ID:b29c20e5b 返信

    いつも、ありがとうございます。
    場慣れも大切ですよね
    幼稚園の先生に相談して
    制作を先取りで家でやらせてみようかな。
    公文の先生にも長女が自信をなくしているようですと言われました。

    息子は、公文ではしゃぎすぎて
    幼稚園通ってからにすることにしました(笑)

    ヨコミネは毎日体操があり
    年長になったら、朝は子どもたちが自主練するそうです。

    娘が嫌にならない程度に
    いろいろやってみたいと思います。
    ありがとうございました😉

    • 名前:eisai 投稿日:2018/12/27(木) 12:42:40 ID:280d5b5bf 返信

      >スポンジボム様
      場慣れとか、自信があると態度も積極的になってくると思うのですが、なかなか難しいですよね。
      幼稚園と全く同じではなくても、自宅で色々工作をやらせてあげるといいかもしれませんね。
      (本人の嫌がらない範囲で)

      息子さん、公文ではしゃぐなんて、元気で可愛いですね♪
      うちも下の子3歳に先日公文を体験させたのですが、集中力が持たなかったので、まだ通わせないことにしました。

      ヨコミネ式は、年長になると自主練をするんですね。
      ヨコミネ式は自主性が育つと聞いたことがありますが、本当のようですね。

  3. 名前:スポンジボム 投稿日:2018/12/27(木) 14:51:15 ID:2422d0f41 返信

    可愛いといってもらって、嬉しいです。
    その弟が3歳半検診で、計測と内科検診の時に下着とズボンを脱ぐのを嫌がり、そのままさせてもらいました。(笑)

    2、3歳の成長に理解者が増えたらもっと子育てしやすいですよね
    眼科検診も家でできなかったので
    保健センターでみっちりしてもらい
    問診をテキトーに出さなくてよかったなと思いました。

    正直、子どもらしすぎて
    理想と違う我が子をありのまま
    見守ろうと思いました(笑)

    • 名前:eisai 投稿日:2018/12/27(木) 22:44:51 ID:280d5b5bf 返信

      >スポンジボム様
      3歳半健診の係の方が柔軟で良かったですね。
      良い自治体ですね。

      2、3歳頃は機嫌によって大人の言うことを全然聞いてくれないってことがありますよね。
      ママ友の子も、普段はそんなことないのに幼稚園の入園面接でぐずって質問に答えようとせず、ママは冷や汗をかいたそうです。

      うちの子達も全然理想と違う部分がありますが(きょうだい喧嘩が激しかったり、癇癪を起こしたり…)
      ある程度は見守ろうと思っています。

  4. 名前:rinko 投稿日:2019/01/04(金) 13:26:29 ID:382268b17 返信

    またまたためになるUPありがとうございます。
    すばらしいまとめ&分析です。

    そうそう、横峯式って早生まれは向いてないみたいですね。
    友人が2名横峯式の保育園に通っていましたが、うち1名は「早生まれの女の子はすぐ辞めた。」って言っていました。
    2名とも「子供が強くなって成長しているように見えたので、通わせてよかった。」とは言っていましたよ。

    横峯式について調べたときの口コミ的なもので、「何段もある跳び箱を飛んだ子の目はキラキラ輝いていたけど、その横で何回もやりなおしさせられている子がいて、その子の目が死んだ魚みたいな目だった。」というようなことを書いているものがありましたよ。
    見学に行ったときに見たことだと思いましたが。
    死んだ魚のような目というのも・・・ですが、実際にそう見えてしまったのかもしれないですよね。
    そういうのってあると思いますよ。

    紀平選手は小さい頃から運動神経が並外れていたようですね。
    もともと運動神経がいいのに加えて幼少期にいろいろやったのが功を奏したのかも?
    アクセルジャンプが得意なのにルッツもできるのは、なかなかいないです。
    普通アクセルジャンプが得意な選手は、ルッツは苦手ですから。

    • 名前:eisai 投稿日:2019/01/04(金) 23:50:07 ID:c2aa9bbb1 返信

      >rinko様

      フィギュアスケートにお詳しいんですね!すごいです。
      私はアクセルジャンプとルッツの見分けもつきません(汗)
      自分で滑るのもあまりできないので、娘がスケートリンクに行くときは大抵夫と行ってもらってます。

      ヨコミネ式の園にお子さんを通わせていた知り合いが2人もいらっしゃるんですね。

      できない子が死んだ魚みたいな目…確かにあるかもです。その子が何か他の得意分野があればいいのですが。

      そういえば、ヨコミネ園を見学した人で「軍隊みたいであまり良い印象を受けなかった」と言っていた人もいました。
      子どもをのびのび育てたいママさんはそういう印象を持つのかもしれません。

      横峯式は、できるお子さんにはおススメだけど、早生まれや成長が遅いタイプのお子さんは入園には慎重になった方が良さそうですね。

  5. 名前:rinko 投稿日:2019/01/16(水) 14:03:48 ID:b9b93525a 返信

    フィギュアスケートは衣装や音楽もあるから好きなんですよ~。

    そうそう、きっと軍隊みたいな感じなんでしょうね。
    そうじゃないと、そこまで物事をあれこれ進められないというか。