この夏、『KUMON未来フォーラム(公文未来フォーラム)』に行ってきました!
公文未来フォーラムとは、「実際の学年よりかなり上」の公文プリントを学習している子たち(高進度者)の集いです。
うちの子が参加したのは2019年の東京某会場で行われた公文未来フォーラムですが、2017年の公文未来フォーラムにタレントの紗栄子さんの息子さんたちが参加されたということで話題になったようです。
<公文未来フォーラムに招待されるまでの流れ>
基準となるのは「前の学年の3月末に学習していたプリント」です。
そのうち1教科でも招待基準に達していたら、夏休み前に通っている教室の先生から招待状をもらいます。
参加するかどうかは教室の先生に返事をします。
写真右が事前にもらった公文未来フォーラムの招待状で、写真左が当日もらったパンフレットです。
公文未来フォーラムに招待される基準
公文未来フォーラムの来年の招待基準は以下のようになっています。
数年前より厳しくなっているそうです。
3月年末学年 | 数学 | 英語 | 国語 |
幼未 | G10 | GⅠ10 | GⅠ10 |
幼少 | |||
幼中 | |||
幼長 | |||
小1 | GⅡ10 | GⅡ10 | |
小2 | H10 | HⅡ10 | HⅡ10 |
小3 | I10 | IⅡ10 | IⅡ10 |
小4 | J10 | JⅠ10 | J10 |
小5 | |||
小6 | |||
中1 | L10 | LⅠ10 | L10 |
中2 | N10 | N10 | N10 |
中3 | O10 | O10 | O10 |
この他、フランス語、ドイツ語でも参加できます。
プリントの難易度がアルファベットだけではよく分からないって方は、それがどの程度の学年に相当するのか、どんな内容なのか公式サイトでご確認ください。
https://www.kumon.ne.jp/comeonkumon/material/sugaku/
https://www.kumon.ne.jp/comeonkumon/material/eigo/
https://www.kumon.ne.jp/comeonkumon/material/kokugo/
・公文未来フォーラムの実施月までに退会していた場合は参加できません。
・当日、付き添いの親は1人だけ参加できます。下の子については明記されてなかったと思いますが、連れて来ている人はちらほらいました。
・当日は教室の先生がスタッフとして応援に来ることもあるようです。
公文未来フォーラム当日の持ち物
・筆記用具
・その場で解く教材
どの教材をやるかは教室の先生と相談して決め、教室の先生からもらった教材を持って行きます。
英語学習者は音声ペンも必要です。
公文未来フォーラムの服装
服装は特に指定はなく、親も子もカジュアルでOKです。
ただ、せっかくの機会なのできれいめな服を着ている親子もいます。
(女の子はワンピースなど)
会場はホテルですし、公文のスタッフさんはスーツや結婚式二次会みたいな服を着てるので、きれいな服装でも浮くことはありません。
カバンは公文のでも、そうじゃなくても大丈夫です。
公文未来フォーラムの会場の様子
うちが参加した公文未来フォーラム2019の会場は都内某ホテルのホールでした。
会場には以下のようなコーナーがありました。
写真撮影ブース
金屏風の前に「〇〇年度 KUMON未来フォーラム」という看板があり、そこで記念写真が撮れます。
このセットはいくつもあるので何人も同時に写真が撮れますが、フォーラム終了後はけっこう混むので、開始前に撮っておくことをおすすめします。
給水コーナー
ウォーターサーバーが置いてあり、グラスで水が飲めるコーナーがありました。
これは会場によって違うかもしれません。
公文未来フォーラムの受付
学年で分かれた受付に行って、資料の入った封筒をもらいます。
封筒の中身は
・未来フォーラムの冊子(去年の感想、高進度基準などを掲載)
・当日のプログラム
・座席表
・公文の先生募集のチラシ
・公文国際学園のパンフレット
などです。
これらの資料は親向けです。
子ども向けの資料と今回のイベントのオリジナルファイル(公文未来フォーラムのお土産)は、子どものテーブルの上にあります。
公文の資料展示コーナー
会場にはそれほど大きくないですが、資料展示コーナーもありました。
展示されていたのは、
・昔の公文式教材
・英語教育改革の資料
などです。
座席について
親の席と子どもの席(テーブルあり)は離れています。
会終了後の待ち合わせ場所を決めてから着席してください。
ただし、幼児・小1は親と子が近くに座れるように配慮されています。
KUMON未来フォーラムの流れ
公文事務局からの挨拶
司会の方の軽い挨拶の後に、最初のプログラムとして公文の事務局リーダーのスピーチがありました。
話の内容は子どもたちに向けて「アメリカとギリシャとカンボジアの共通点分かりますか?全部公文のある国です」のような軽いクイズとか、「続ける力(GRIT)の大切さ」に関する話、「目標はありますか?」という問いかけなどでした。
「ここにいるのはトップクラスの皆さんで~」みたいな褒め言葉も下さって、子どもたちの自尊心をくすぐってもらえる感じでした。
教材解法
子どもを半分ずつ(前半・後半)に分けて、プリントを解いているところを見せ合う時間です。
自分が解かない時には、他の子の解く様子を見て回ります。
地味に思えるかもしれませんが、kUMON未来フォーラムのメインの出し物です。
人の解いている様子を見に行く際には
自分と同じ学年の子、1つ上の学年の子やもっと先輩、自分が公文を始めた頃と同じ学年の子
を見るのがおすすめだそうです。
子どもたちの解いている様子は、会場の大きなモニターにも映されます。
途中、すごいお子さんは手元がクローズアップされて司会の方から説明が入ります。
「年中で数学Hの教材を解いているお子さん」と「小1で英語のH2教材を解いているお子さん」が紹介されていました。年中で数学Hというと、中学生の習う因数分解ができる感じです。
ちなみに映るのは手元だけなので、顔などは分からないようになっていますが、この年中で因数分解ができるお子さんは女児のようでした。
親も前半・後半の片方だけ見て回ることができます。自分の子が解いている時にその様子を見に行ってもいいし、自分の子がフリーの時間に一緒に回ってもいいようです。小さいお子さんは一緒に回ってあげた方がいいかもしれませんね。
<注意点>
・プリントに名前や開始時間は書かなくてよい
・前半と後半の子が教材を解く時間はそれぞれ7分程度
持ってきた教材は最後まで解けなくて大丈夫
・写真は自分の子だけ撮影可。
ただし、家庭で楽しむ場合のみOKで、ネットにはアップしてはダメ。
・解く時間が終わったら、解いた教材は当日もらったファイルの中へしまう
このファイルはバッグ型になっており、持ち運びやすくなっています。
周囲を切り取ると普通のファイルとしても使えます。
当日もらえる記念品はこれだけなので、大事にしてください。
公文の先輩からのビデオメッセージ
公文の数学を最終教材まで終え、現在医学部に通っている方からのビデオメッセージがモニターに映し出されました。
話の内容は以下のようなものでした。
・医師になろうとしたきっかけ
・医学部の勉強内容
・公文をやることになったきっかけ
・医学部受験で公文の勉強が役立った話
・公文は最終教材まで終えるのがおすすめ
・自分が公文をやる際に工夫していたこと
↑工夫はどんなものかというと、「分からない問題は1日置いておいた」「飽きたら別の教科をやった」「いかに楽をして問題を解くか考えたら効率の良さにつながった」のようなものでした。
全体的にとてもためになる内容でしたが、幼児や小学校低学年の子に聞かせるにはメッセージの時間が少し長いかなと思いました。うちの子も含め、幼児・小1のテーブルは最後の方は集中力がなくなってしまい、文房具やテーブルクロスで遊ぶなどしていました。
フォーラムタイム
先輩のビデオメッセージを見た感想や、今後の公文学習の目標などについて考え、シートに記入する時間です。
1つのテーブルに1人の先生が入って、仕切ってくれます。
まずは互いに自己紹介をし、名前や公文を何歳からやっているか、宿題をいつやっているか、などについて話しました。
幼児・小1のテーブルはさすがに2歳~4歳くらいの早い時期に始めている子が多かったです。うちの子は4歳の終わりに始めました。
このフォーラムタイム、親は割と暇なので外の展示を見たりトイレに行っても大丈夫です。
フォーラムタイムの最後には、幼児から1人、小学生から1人、先輩のビデオメッセージを見た感想を全体の場で発表しました。
KUMON未来フォーラムの感想
想像していたより参加人数は多かったです。うちの子の参加した会場では、300人以上の参加者がいたようでした。
高進度の子って東京のこの会場だけでもこんなにいるんだな、と驚きました。
(この未来フォーラムは東京ではあと数か所+全国でやっており、他にも大量の高進度該当者がいることになります。さすがに地方では規模が小さくなるそうですが)
招待の話が来た時は「夏休みの1日をつぶしてまで参加するべきかな?」と迷ったのですが、参加してみて良かったです。
お互い教材を解いているところを見せ合うのも正直つまらないかと思っていたのですが、実際に会場の熱気の中でやるとなかなか楽しいイベントでした。
イメージ画像
優秀なお子さんを間近で見たり、自分の解いているところを人に見られたりするのはあまりないことなので、娘にとって良い刺激になったようでした。
欲を言えば、参加の記念品がもっとかっこいい、記念品っぽいものだと嬉しいなと思います。(バッジとか?)
コメント
はじめまして。
子育て中の母です。いつも参考にさせていただいております!
私自身が小学生で参加した頃は、記念品が表彰盾でしたので、記念品にお金をかけるのをやめたのかもしれませんね…😅
イベントの内容自体はとても面白くなっていてうらやましいです!
>Haha様
はじめまして。初コメントありがとうございます!
ご自身が参加されたことがあるのですね!
盾良いですね♪
かっこよくて飾れるものが理想です。
3学年先のオブジェは毎年デザインが良くて気に入っているので、あんな感じのものをもらえたらありがたいです。
イベント内容、過去は今より面白くなかったのですね。
表彰式だけ?とかだったのでしょうか。
今は、高進度の子ども同士の交流を大事にしている感じがします。
お~、記事のアップありがとうございます。
そうそう、最近はハードルが上がったそうですよね。
eisaiさんのお子さんは呼ばれたのですね。さすがです!
4歳後半からやっているのですね。
いつからやるか迷っているので、それも参考になります。
参加者って1教科しかやっていない子が多いのかしら?
ずっと疑問です。
2教科やれば、そのぶん1教科あたりの進むスピードは遅くなりそうな。
でもできる子は1教科でも2教科でも関係ないのかしら。
他の方のブログで「佐藤ママの本で公文で3学年分くらい進められないなら、難関校に受かるのは難しいというようなことが書いてあった。」と読みました。
なかなか手厳しいですね。
私はまだ1冊しか読んでいないので、どの本かわからないですが。
このことも教科数で変わらないか?ってずっと疑問で。
>rinko様
うちの子は公文を4歳の後半、ほとんど5歳近くなってから始めました。
でも公文の先生には「もっと早く来てほしかった。そうしたらもっと高進度を狙えた」と言われました。
なので、公文的にはもっと早く始めるのが王道パターンなのかなと思います。
参加者は何教科やってる子が多いのか不明なのですが、2教科以上やってて1教科だけ該当って子もいましたよ。
英語だけ進んでいる子など。
2教科やれば、そのぶん1教科あたりの進むスピードは遅くなりますよね。
それがコスパ悪いと思って一度に一教科しかやらせないというママさんもいますね。
公文で3学年分進めると中学受験が楽になりますよね。
うちの子も色々な教科の学習で3学年先を意識しています。
とりあえずは算数と国語の漢字だけ、3学年先取できたらよいのかな?と思います。
お話参考になります。
4歳の後半から始めたのですね。
うちの子で体験してみて、3歳前半だと入るには早いのかな?って気はしました。
未来フォーラムに呼ばれてる時点で、ものすごい高進度だと思うのですが。
もっと進めたかも?ってことですか。すごすぎる!
教科に関しては人それぞれって感じですかね。
とりあえずもう少ししたら、算数だけやってみようかなと思っています。