3歳児と考える!同音異義語

子どもと楽しくお勉強

3歳から教える!同音異義語

うちの子がちょうど3歳になった頃から、『同音異義語』を教え始めました。

※幼児向け教材では『同音異義語』という表現を用いず、「同じ言葉で違うことを指すものを探してみよう」みたいな説明があったりしますが、うちでは最初から『同音異義語』と教えています。

七田式のプリントではこんな感じで「字で書くと名前が同じ物」と説明されていました。その教え方も分かりやすそうですね。

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同音異義語の説明方法

同音異義語は、3歳児には難しい概念かと思いましたが

「発音は同じだけど、意味の違う言葉だよ。」

「おやつの『飴』と空から降る『雨』は、どっちも『あめ』と発音するけど、違うものでしょ?」

と説明したら、案外あっさりと受け入れてくれました。

ちょうど雨降りの日で、飴の買い置きもあったので、両方実物を見せながら教えたのも良かったのかもしれません。

後日偶然見たアンパンマンのDVDそれいけ!アンパンマン いっしょにおべんきょう 1 お花畑でおべんとう たのしいサイクリング [DVD]でも同じ例が出ていました。

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小さい子にも理解しやすい同音異義語の例

先述の雨と飴の例以外にも小さい子にも分かりやすそうな同音異義語の例としては

・紙と髪
・雲と蜘蛛
・凧と蛸
・箸と橋
・鼻と花

などがあると思います。うちでは説明する時は必ず、「空にあげる凧と海にいる生き物の蛸」などのように最初に説明表現をつけてあげるようにしています。
これは、子どもが見つけてきた時もそう報告させるようにしています。物を形容する練習にもなって良いですよ。

お子さん自身で見つけるのが難しそうだったら、「鼻と同じ発音の言葉ってあるっけ?」等ペアの片方だけ提案してみるとか、上手く誘導してみてください。

うちの子が見つけたへんてこ同音異義語

お子さんが自分で同音異義語を探すようになると、たまに間違ったものも同音異義語だと言ってくると思います。
それは違うよと否定しつつも、着眼点は褒めてあげてください。

どういう間違いをしたのか、ある意味正解を見つけてきた時よりも面白いので、私は育児日記に書き留めています。

けっこう深い指摘で親が本気で悩むこともあります。以下、同音異義語についていろいろと考察を加えていますが、私は日本語の専門家ではないので、間違っている部分があるかもしれません。申し訳ないです。

間違いを発見した方は『このサイトについて(メールでのお問い合わせもこちらから)』のページからご連絡いただけると大変助かります。

下記はうちの子が3歳代の前半で見つけた怪しい同音異義語の例です。

「公園の『葉っぱ』と食べる『葉っぱ』は同音異義語?」

 サラダを食べている時に言いました。公園のは食べられないから違う物、という発想が面白いです。

「数字の『1』と『いちにち』のいちは同音異義語?」

 幼児向け教材には『1日』ではなく『いちにち』と書いてあることが多いからそう思ったんでしょうね。

「数字の『10』とじゅうじゅう焼くの『じゅう』は同音異義語?」

 オノマトペ(擬音語・擬態語)は同音異義語にはならないと思うのですが、ちょっとこっちも悩んでしまいました。

「虫が『出る』と家を『出る』は同音異義語?」

 これは鋭い指摘かもしれないと思いました。出るは一つの言葉に複数の意味がある『多義語』ですよね。たまたま発音が同じになった『同音異義語』とは違います。でも、どれが多義語でどれが同音異義語かは大人でも区別が難しい時がありますよね。

「絵を『描く』と(動作をしながら)『掻く』は同音異義語?」

これもかなり微妙なケースです。厳密には同訓異字(異字同訓)というものだと思いますが、小さなお子さんが見つけてきた場合は、ひとまず正解にしていいと思います。

同音異義語の発展

・熟語でなくても同音異義語と呼びますが、小学生になってから習う同音異義語は基本二字熟語です。性格と正確など、二字の同音異義語についても教えてあげるといいかもしれません。

・お子さんに、同音異義語はアクセントをどこに置くか(どこを高く言うか)で区別できることがあると教えてあげてもいいかもしれません。
地方出身の私はこれがとても苦手です。親も一緒に学びます…。