うちの子が3歳半でかけ算九九を覚えた話
今回は、うちの子が3歳6か月で九九を覚えた方法について書きたいと思います。3歳3カ月から教え始めて、3か月ちょっとで覚えました。
※うちの子が「九九を覚えた」とは、九九が一の段から全て通して言えるようになったということです。
単にその順番で丸ごと暗記しているだけなので、その段の最初(×1)から順番に言っていかないと分からなくなります。
補足情報
●現在の学習指導要領では、九九は小学校2年生で習うようです。
●東大パパが九九を覚えたのは5歳頃、押すとブロックが浮かび、九九の答えが側面に表示されるおもちゃで遊んでいて自然に覚えたそうです。このおもちゃ、うちの子にも買っていたのですが、結局使いませんでした。
最初に導入したのは九九カード
3歳児に九九を教えようと思いつき、最初に東大パパが導入したのは公文の「九九カード」です。
これは、片面が九九の式のみ、もう片面が読み方と答えになっているものです。
九九だけでなく、「×0」や「×10」のカードも入っており、表には13段まで乗っていますが、うちでは使いませんでした。
次に導入したのは九九ソング
公文のカードだけで、二の段まではなんとなく覚えました。ただ、カードだけで九の段までやるのは飽きるだろうなと思いました。そこで、進研ゼミ(チャレンジ2年生)の九九ソングCDを手に入れ、聴かせることにしました。
九九がポップな音楽・リズムに乗せて覚えられるようになっています。
このソングでは、段の初めに「にぃーっと笑って2の段」「ロックでイェーイ!6の段」などのキャッチフレーズが叫ばれます。4の段は「しぃーっと静かに4の段」なので、歌の声も小さくなります。なので4の段だけ聴き取りにくいという難点があります(笑)
CDはチャレンジに入会するなら夏頃の号で届きます。ヤフオクでも割と安く手に入れることができます。
年度によって同時収録されている曲にいろんなバージョンがあり、ABCの歌やお話などが入っているバージョンもあります。著作権関係が大丈夫なのか不明ですが、youtubeに動画もアップされています。
うちの子は結局この歌で最後まで覚えました。ただし、先述のカードも覚えた部分の確認などで使いました。
話が少し脱線しますが、学習における歌の力って本当にすごいと思います。
文部科学省の教科書チェック(検定)で一番厳しいのは音楽の教科書だという話を聞いたことがありますが、それは音楽が思想を植え付けるのに有効な手段だからだそうです。
また話が変わりますが、B-DASHというバンドを知っていますか?全く意味のない歌詞の歌をたくさん発表しているグループです。意味のない歌詞でも、メロディに乗せて歌っているうちに不思議と覚えられます。「ちょ」という歌が有名だと思いますが、個人的には「SECTOR」が好きです。興味のある方はyoutubeなどで検索してみてください。
九九を歌で覚えさせるための工夫
「九九ソングを聴かせていたら全部覚えた」と言うと親は何もしなくても簡単に覚えたっぽいですが、実際はいろいろと工夫を凝らしました。
いくらポップな曲調になっているからといって、アニメの主題歌などと比べて、九九ソングは3歳児が自発的に聴きたいものではないですから(汗)
●まずは親が九九ソングを覚えて、子どもの前で歌うようにしました。親は当然歌詞は知っていますが、メロディーを覚えるのはけっこう大変で、少し聴き込みました。
●9の段まで全部を一度に聴かせるのではなく、今覚えている段を区切ってリピートで集中的に聴かせました。覚えたかの確認のため歌わせてみる時は、段を前半と後半で分けたりもしました。
●楽しいことをする際のBGMにしました。例えば、当時うちの子がキッチンのテーブルの周りをぐるぐる走って回ることにはまっていたので、九九ソングに合わせて私(母親)もテーブルの周りをまわりながら追いかけっこをしました。
この、「勉強×楽しいこと」作戦はけっこう使えると思います。例えば、おやつタイムに英語のDVDを見せるなど。
この作戦は大人にも有効だと思います。私(母親)は学生時代、数学の複素数平面がかなり苦手だったのですが、向井理さんが複素数について解説しているDVDがあったら観ます(笑)最近は萌え系の参考書なども出ていますが、教科書・参考書はもっと、イケメンや美女を掲載していいと思います。
●一時期、「いんいちがいちー」などと言いながら父親をキックするのがブームになりました。パパは痛くても耐えました。
●定着しないもの、忘れてしまうものについては語呂合わせなども使いました。
例:「葉っぱは何枚あるかな?」「しわは何本あるかな?」「ゴクゴク飲んだら何杯かな?」
停滞期の乗り越え方
歌で順調に少しずつ覚えていった九九ですが、7の段あたりから停滞し、なかなか覚えられない上に一度覚えたものも間違うようになってきました。数も大きくなり、答えが似ているものが増えたせいだと思われました。
でもここまで覚えたら完全マスターまでもうちょっとだと思えたので、基本我が家では禁じ手ですが、「九九を全部覚えたら欲しがっているおもちゃを与える」という取引をしました。これがモチベーションアップにつながり、自発的に九九を練習するようになりました。
九九アプリも活用する
九九をある程度覚えてからは、「はんぷく九九」「九九クエスト」などの楽しいアプリ(無料)をダウンロードして、たまに遊ばせるようにしました。これらも停滞期を乗り越えるのに役立ちました。
はんぷく~の方はシンプルな作りです。
クエストの方はチャレンジのコラショとポケモンのキャラクターが出てくるので、それらのキャラが好きな子にはたまらないと思います。ただし、制限時間が少し短めでうちの子は焦ってしまうみたいです。
これらのアプリは、今はまだできない「ランダムな出題に答える」練習にも良いので、今後も使っていこうと思います。
また、今後はせっかく覚えた九九を忘れないように、日常生活で時々九九の知識を活用できる場を作ってあげたいと思っています。
九九に関する雑学
『お勉強に役立つ!?雑学いろいろ』の記事で、「9の段の九九が、手の指を折ることで計算できる」というトリビアをご紹介しています。良かったらそちらもご覧ください。
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蛇足ですが、この手は私が描いたもので動きがちょっと変です。
本当に絵が上手い人は「手(指)」を描くのが上手らしいですね。
今後の九九関係の勉強の展開
逆順・ランダム
今後は9×8、9×7…と最後から逆に言っていく練習に取り組みます。
その次は、ランダムな出題でも答えられるようにしたいと考えています。
答えから推測するクイズ
81は何かける何かな?と「答えから九九を推測させる遊び」もやってみたいです。
九九以外に覚えておくといいかけ算パターン
九九の次は2乗を覚えておくと便利だそうです。そういえば私も、12×12=144とかは自然に覚えて使っていますね。
まずは11から15までの2乗など、取り組んでみたいと思います。
チャレンジ2年生の九九教材
うちの子はもう九九ができるようになって届いたので活用していませんが、進研ゼミ小学講座には面白い九九教材がたくさんあります。
例えば、お風呂でルーレットを回すもの↓や、(段が固定できる機能もある)
デジタル教材の九九ビンゴ↓などです。(チャレンジタッチと言うタブレット教材受講者に届くもの)
デジタル教材は無理ですが、おもちゃ系はオークションなどに出品されていることがあるので、探してみてもいいかもしれません。