知人の子(6歳の女の子)は、日本で生まれ育った日本人ですが、ほぼ完全なバイリンガルです。
知人が、娘さんが赤ちゃんの頃から英語教育を受けさせてバイリンガルに育て上げたという感じです。
人のふんどしで相撲を取るような記事で申し訳ないですが、今回はその知人家庭のバイリンガル教育について書きたいと思います。
知人家庭のデータ
パパは大手企業のサラリーマンです。英語はほとんど話せません。ママは留学経験ありで、出産前は外資系企業に勤めていたので英語が得意です。
英語教育は主にこのママが施しています。
両親ともに有名私大の出身です。
娘さんの語学力について
知人の娘さんの英語力は、同年代のネイティブの子とほとんど変わりません。日常会話は全て英語でできます。
英語のDVDを字幕なしで楽しみ、笑っているそうです。
日本語力は平均か、やや劣るかな?というレベルです。日本語の言い回しがちょっと幼い時があるのと、ひらがなの書きなどは苦手のようです。
以前は会話の中で日本語と英語が混ざることもありましたが、今は言語のモードが完全に切り替わるので変な日本語を話すことはないそうです。
ちなみに、知人は「早期教育するメリットが一番あるのは英語だと思っている。なので英語以外は後回しでいい」という考えなので、知人の娘さんは英語以外の早期教育は一切施されていません。
知人が娘さんをバイリンガルにするためにやったこと
・子どもに見せる動画やアニメは、英語のものに限定
NHKの教育番組やアンパンマンやプリキュアなどは一切見せていないそうです。
それでも、娘さんは友達から教わってそれらのキャラクターは知っているそうで、友達と話が合わないことはないようです。キャラクターグッズも持っています。
・英語サークルに参加
英語育児をしているママのサークルに所属しており、定期的に誰かの家に集まったり、動物園に出かけるなどして他の子達と一緒に英語で遊んでいるそうです。
知人はそのことを「play date(プレイデート)」と呼んでいます。親が日時を取り決めて子ども同士を遊ばせることを英語圏ではそう呼ぶらしいですね。
・幼児向け英会話教材に取り組む
娘さんが赤ちゃんの頃にディズニーの英語システム(DWE)を購入したらしいです。主にDVDと絵本を利用しているようです。
・インターナショナルスクールスクールに通わせる
幼稚園入園前は週に3日、近所のインターナショナルスクールの幼児クラスに通わせていたそうです。
今でも幼稚園の長期休みにはそのインターナショナルスクールに通わせているそうです(夏休みのサマースクールなど)
・幼稚園も英語に力を入れているところに通わせる
現在通っているのは普通の幼稚園ですが、ネイティブ講師常駐という「英語に力を入れている幼稚園」を選んだそうです。
その理由は、英語力のキープのためというよりは「英語を話すなんて変」とお友達に言われないように、だそうです。
・子ども用の英語タブレット「リープパッド」で遊ばせる
英語圏で発売されているタブレット型おもちゃ「リープパッド」を与えているようです。足し算はこれで遊んでいて勝手に覚えたそうです。
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・自宅でも英語で話す時間帯を設ける
朝起きてから幼稚園に行くまで、お風呂に入ってから就寝までは英語で過ごすそうです。
その他、娘さんから英語で話しかけてきた時は英語モードに入っているので、知人もいつでも英語で応じるそうです。
以前英語で遊んだ遊びをする時など、娘さんは急に英語モードのスイッチが入るようです。
幼稚園は普通の幼稚園に行っているので、幼稚園から帰宅したばかりは娘さんが日本語で話したくなるそうなので、その時間帯は必ず日本語で会話するらしいです。
・英語絵本の読み聞かせをする
日本語の絵本も読むことがあるそうですが、基本寝る前に読み聞かせる絵本は英語だそうです。
amazonで購入したり、図書館で借りて来たりもするそうです。
この他、知人自身も週に1度英会話のレッスンに参加しているのですが、娘さんが小さい頃は連れて行って傍で聞かせていたそうです。
正直、真似できない位すごいですよね。
最初に話を聞いた時は「ここまでやらなきゃバイリンガルになれないなら、うちはなれなくてもいいや」と思ったほどですが、今はうちにできる範囲で取り入れさせてもらおうと思っています。
ちなみに知人はこれだけのことをしておきながら全く大変とは思っておらず、子どもと一緒に英語が勉強できるのが楽しくて仕方がないそうですよ。