最近、うちの子の言うこと、やることが少し賢くなった気がします。(親バカですみません)
うちの子が賢くなった気がするエピソード
・「傘の持ち手って、この形だと落としやすいから、輪っかにしたらどう?その輪っかが開くようにしたらどう?」と提案してくる。
・家にあるおもちゃの仕組みを知ろうとして、中を覗き込んだり、何回も動かしてみる。
・折り紙の飛行機を良く飛ばすため、折り紙の風船をくっつけてみる
※風船を選んだ理由は、中に空気が入っているからだそうです。
的外れなこともやっていますが、好奇心や創意工夫する力が育っているなと感じます。(ほんと親バカですみません)
うちの子が賢くなった気がする理由を考えてみたところ、最近よく読んでいる本の影響が大きいのかなと思い当たりました。
その本というのは、学研の「白い本シリーズ」と呼ばれるものです。
以前もこのシリーズの1冊について『子どもも大人も読みたい「かがくのお話」』と言う記事を書きましたが、今回はその後購入した「他のシリーズ」についてもご紹介したいと思います。
今うちにあるラインナップはこんな感じです。
子どもの好みを重視して、科学のお話、伝記をメインに集めています。
ちなみに、うちは本は基本的に寝室に置いているのですが、この本は何度も読み返して欲しいため、おもちゃを置いている部屋の一角に置いています。
本立てはクリアでシンプルなデザインが気に入ったセキセイ ブックエンド クリスタルラック A4 クリスタルクリア CRX-265を使っています。
白い本シリーズのラインナップ
白い本シリーズには、いろいろなテーマがありますが、大きく分けて
・10分で読めるお話シリーズ(名作など)
・10分で読める伝記シリーズ(偉業の種類別)
・なぜ?どうして?シリーズ(科学の話など)
・知ってびっくり!シリーズ(歴史や生き物の話など)
があるようです。
たくさん出ているので最初に何を買おうか迷ったら、『なぜ?どうして? かがくのお話1年生』でいいと思います。
以下で、このシリーズの本のおすすめポイントと、注意点を語らせていただきます。
このシリーズのおすすめポイント
「学年別」になっている
「1年生用」「2年生用」と細かくレベルが分かれているので、子どもにちょうどいいレベルのものを選ぶことができます。
※学年別になっているものとそうでないものがあるのでご注意ください。
学年別になっているものも、2年生までしかなかったり、4年生までしかなかったりすることがあります。
(今後発売されるのかもしれませんが)
短いお話がたくさん入っている
短いお話がいろいろ入っており、それぞれの話は独立しているので、興味のある話から読めます。
国語力と他分野の知識が同時に身に着く
この本を読むといろんな分野の知識がたくさん手に入りますが、同時に国語力も伸びます。
うちの子はこの本で「命を落とす」などの表現、「ヴ」の文字の読み方、「悪魔」の概念などを学びました。
親も教養が身に着く
親が読んでも面白いです。
「ヘレンケラーにサリバン先生が紹介された経緯には、ベルが関わっていた」とか、偉人の世界って結構狭いなっていうのも分かって面白いです。
親の教養のために買ってもいいかもですね。
子育ての参考になる
子育ての参考にもなります。
・ライト兄弟の母親は機械に詳しかったので、幼少期のライト兄弟と一緒にそりなどを作った。父親はプロペラのついたおもちゃを買ってくれた。
・電話を発明したベルの父親は、ろう学校の先生だった。
・ファーブルの父親は、「虫は好きだが字には興味を示さない息子」のために、虫がいっぱい載っている絵本やポスターを買ってきた。
など、偉人の親はさすが良い子育てをしていて、偉人の成功には親の影響があるんだなと思いました。
このシリーズを買う際の注意点
シリーズで内容がかぶっていることもある
このシリーズはシリーズ内で内容(題材)がかぶっていることがあります。
(両方買う人のことは考慮しなかったのか、別の角度から読んで欲しいのか不明)
例えば、キュリー夫人の話は「なぜ?どうして?科学のお話2年生」にも「10分で読める伝記2年生」にも入っています。
※同じ人物について書いていますが、文章は全然違って、採用されているエピソードなども多少違います。(伝記の方が詳しい)なのでまあ両方楽しめるとは思います。
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科学の本
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伝記
編集が気になる部分もある
素人が何言ってるんだって感じですが、本の編集方針が気になるところがあります。
例えば、「なぜ?どうして?科学のお話2年生」にはキュリー夫人とノーベルの話が出て来ますが、ノーベルの方が後に収録されています。
キュリー夫人がノーベル賞を取ったことを考えれば、ノーベルの話を先にした方がいいのではと思います。
また、伝記の人選が気になる部分もあります。例えば、1~2年生の伝記に出てくる「円谷英二氏、牧野富太郎氏、安藤百福氏など」は確かに偉人なのですが、もっと昔の偉人を先に紹介してもいいのではと思います。
このシリーズの本を買う際のうちのルール
1年生向けから買う
せっかく学年別になっているので、必ず一番易しい1年生の物から購入するようにしています。
本人のレベルを超えたところですぐにストップしようと思っています。今のうちの子に3年生用は辛いようで、そこでストップしています。
一冊ずつ買う
大人はさらっと読める本ですが、子どもは知らない単語や表現が多くて読むのに時間がかかることもあります。
積読(つんどく)=購入して読まずに積んでおく状態、にならないように「1冊読み終えたら新しい本を買う」というルールにしています。
親も読む
私はうちの子に買ってあげた本は自分も一応全部読むようにしています。本の内容について質問されることもあるし、内容を間違って理解している部分は正してあげたいからです。
疑問に対する答えは、できれば本人に考えさせる
この本を読むとたくさん疑問が湧くようですが、子どもに質問された時、できればその答えを自分で考えてもらうようにしています。
考える力をつけてもらうためと、より記憶に定着させるためです。
例えば、「子どもの歯って何本あるの?」とうちの子に質問された際には、「自分のを数えてみたら」と提案しました。
ご注意
今回の記事では学研の白い本シリーズを紹介していますが、他社からも類似書がいろいろ出ています。
例えば、本屋さんでよく見かけるのは高橋書店の『たのしい! かがくのふしぎ なぜ?どうして? 1年生 (楽しく学べるシリーズ)』です。
お子さんの好みで選んでもらったらいいと思います。
追記
その後、学研のテーマ別問題集(おはなしドリル)も買いました。
同じテーマの話が集められた読解問題のドリルです。
科学のおはなし、ことわざのおはなし、どうぶつのおはなし、せかいの国のおはなし、わらいばなしなど、楽しそうなテーマばかりです。
興味のある分野を選べば楽しんで取り組め、読解力がつくだけでなく専門知識も増えるのでおすすめです。
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写真は、うちの子が今取り組んでいる科学のおはなし 小学2年 (おはなしドリル)です。
<注意点>
普通の問題集の文章は、読解問題を作るのに適したものが選ばれますが、これは文章ありきで、読解問題は多少無理して作られていると思います。
そのため、設問が難しい(意図がよく分からない)こともあります。