お受験の面接でよく聞かれる質問
小学校受験の面接でよく聞かれる質問を書き出してみました。
実際に私やママ友が本番の面接で聞かれたり、お受験対策教室で先生と練習した質問などです。
お受験しないご家庭でもこれらの質問に対する回答を考えてみると、いろいろと発見があるかもしれません。
例えば、子どもへの質問は子どもの理解度や関心事を確かめるのに役立ちそうです。また、親への質問は家庭の教育方針や子どもの長所・短所などを深く考える良い機会になるかもしれません。
父親が模擬面接で「休日はお子さんとどのように過ごされていますか?」と質問され、今までは仕事や寝ていることが多かったのを反省して、子どもとの関わり方を見直すということもよくあるらしいです。
子どもへの質問
・名前を教えてください。
・通っている幼稚園の名前とクラス名を教えてください。
・生年月日を教えてください。
→単にお誕生日はいつですか、と聞かれることもあれば、「せいねんがっぴ」という難しい表現で聞かれることもあるらしいです
・家の住所を知っていますか?
・家の近くで家族がよく使う電車の駅かバス停の名前を教えてください。
・この小学校の名前を知っていますか?
・今日はここまでどうやって来ましたか?
→学校が公共の交通機関でお越しくださいと指定しているのに、やむを得ず他の手段で行く場合は注意が必要な質問です
・ここに来るまでにお父さんお母さんとどんなことを話しながら来ましたか?
・幼稚園(保育園)にはいつも誰とどうやって行きますか?
・朝ご飯は何を食べてきましたか?
→すぐに答えられるように、受験直前期は毎朝同じメニューにするご家庭もあるようです
・小学校では何をがんばりたいですか?
・大きくなったら何になりたいですか?
→別に立派な職業ではなくアイドルなどややミーハーな職業でも、なりたい理由がはっきりと言えたらいいそうです。
医者のお子さんなどで「お母さんがなって欲しいと言ったから医者になりたいです」などと答えるお子さんもいるそうですが、それは印象が悪いそうです。
・お友達の名前を教えてください
※3名、などと数を指定されることもあるようです
・幼稚園では何をして遊ぶのが好きですか?
→それはどうしてですか?のように質問が発展することもあります
・好きなおもちゃは何ですか?
・最近読んだ本はどんな本ですか?
・幼稚園(保育園)に着いて最初にすることは何ですか?
・何かお手伝いをしていますか?
・今がんばっていることは何ですか?
・何人家族ですか?誰がいるのか教えてください。
・好きな食べ物は何ですか?
・お母さんの作ってくれるお料理で一番好きなのは何ですか?
・嫌いな食べ物を出された時はどうしますか?
・どんな時にお父さん(お母さん)に叱られますか?
→父親と母親、両方バージョン答えられるようにしておくと良いようです
・どんな時にお父さん(お母さん)に褒められますか?
→お受験の勉強ができた時褒められると答えるお子さんが多いようですが、勉強以外で答えた方が印象が良いようです
・お父さん(お母さん)とは何をして遊びますか?
・お母さんはどんなお母さんですか?
・お父さんはどんなお父さんですか?
・お友達とケンカをしたことはありますか?
・きょうだいげんかをしますか?
・お友達があなたに意地悪なことを言ったらどうしますか?
・お友達があなたの大切なものをうっかり壊してしまったらどうしますか?
・お友達が何人もいるのにおもちゃが1つしかありません。どうしますか?
・遊園地で迷子になったらどうしますか?
・秋になると見かけるものにはどんなものがありますか?
・お父さんはどんなお仕事をしていますか?
・夏休みに一番楽しかった思い出をお話してください。
・家族と一緒にでかけて楽しかったことを話してください。
・お休みの日には家族でどんなことをしたいですか。
・よく行く公園の名前を教えてください。
・公園で気を付けた方がいいことは何ですか?
・好きなお話は何ですか?
・動物の名前を5つ言ってください。
・(絵を見て)この絵の子どもはどんな気持ちだと思いますか?
・(絵を見て)悪いことをしている子はどの子ですか?
母親への質問
・説明会の印象はいかがでしたか?
・当校の行事には何か参加されましたか?
・お仕事はされていますか?
・しつけでは何を重視されていますか?
・初等教育で一番大切だと思われることは何ですか?
・お子様にはどのような大人になって欲しいですか?
・ご家庭の教育方針について教えてください。
・子育てで困ったことはありますか?
・お子様ときょうだいとの関係はいかがですか?
・お子さんは習い事をしていますか?
・お子さんに健康問題はありますか?(アレルギーなど)
・今日のお子様の体調について教えてください。
・お子さんが幼稚園で成長したことは何ですか?
・お子さんとはどんな歌をうたいますか?
・お子さんが他のお子さんとトラブルになったらどうしますか?
・お子さんと担任の先生とで話に食い違いがあったらどうしますか?
・子育てに協力してくれる人はいますか?
・学校行事には協力していただけますか?
・本校には宗教行事や指導がありますが抵抗はありませんか?
・お子様の強みと弱みを教えてください。
父親への質問
・本校を志望された理由をお聞かせください。
・本校を知ったきっかけを教えてください。
・通学方法、経路や所要時間について教えてください。
・本校の受験を考え始めたのはいつ頃からですか?
・お仕事について教えてください。
・お子様の名前の由来を教えてください。
・幼稚園の担任の先生の名前を教えてください。
→この質問で父親が育児に積極的に関わっているか探るようです
・最近お子さんを褒めたことは何ですか?
・最近お子さんの成長を感じたことはありますか?
・休日はどのようにお子さんと関わっていますか?
・お子さんは家の中と家の外、どちらで遊ぶことが多いですか?
・お子様がご自分と似ていると思う点はどのようなところですか?
・奥様の尊敬するところはどこですか?
・ご夫婦で考え方の違うのはどのような点ですか?
・本校の創立者の名前をご存じですか?
・本校に期待することは何ですか?
全員への質問
・〇〇についてどう思うか、家族で話し合って教えてください。
ポイント
・学校に入ってから出るまでが面接です。常に見られていると思ってふるまいには気を付けます。トイレでしゃべっていたら隣に先生が入っていた、ということもあるようです。
また、校内にいる学校関係者(用務員さんなど)にはきちんと挨拶をすることが大事です。
・親子で分かれて面接を受けるパターンと、親子一緒に面接を受けるパターンがあります。親子面接の場合、入室は父親→子ども→母親の順番でします。「よろしくお願いします」の挨拶は親子の声が揃わなくても大丈夫です。
子どもだけで面接を受ける場合は、別の試験(行動観察など)をしている間に体育館などで聞かれることもあります。
・父親と母親への質問量を比べると、父親の方が多く質問を受けることが多いようです。父親がちゃんと子どもと関わっているか、妻と受験について話し合っているかを探るためのようです。
・面接で親が気を付けることは、子どもへの質問に干渉しないことです。
子どもが困っていたら先生が質問を変えたり助け舟を出してくれるので、親は何もせず見守ります。「〇〇でしょ」などと親がヒントを与えたり、子どもの代わりに答えてしまうのはNGです。
・面接で子どもが気を付けることは、「単語で答えないこと」です。きちんと「〇〇です」と答えるように指導します。
・お座りくださいと先方に言われてから着席しますが、もしそういわれる前に着席してしまっても、緊張しているためかなと大きな減点にはならないことが多いようです。
・全体的に謙虚な態度で臨むのが重要みたいです。椅子にはあまり深く腰掛けない方が謙虚さが出ます。ソファの場合、どっかり座ると偉そうになりがちなので特に注意が必要です。
・答えの内容だけでなく、答える態度(姿勢や視線など)も大事なようです。
・親への質問は「お父様にお尋ねします」「お母さまにお尋ねします」と指定されることもあれば、父母を指定せず(どちらが答えても良い感じで)質問されることもあります。
・父母に同じ質問や似た質問がされることもあります。
夫婦の意見が一致しているかも大事なポイントのようです。
・面接の練習は第一志望を中心にやるご家庭が多いですが、むしろ「第二志望以下」の方が練習の重要度が高いみたいです。なぜかと言うと、第一志望はさほど練習しなくても語ることがたくさんあるのに対して、第二志望以下はどうしても回答の内容が薄くなり、志望度の低さを面接で見抜かれることが多いためです。
・近年、一つの質問を深く掘り下げる(質問の答えに対してさらに質問する)学校が増えているそうです。そのような質問は本音で言わないと矛盾が出てきてしまうので難しいです。
先生:大きくなったら何になりたいですか?
子ども:〇〇になりたいです。
先生:どうして〇〇になりたいのですか?
子ども:~だからです。
先生:~な仕事は他にもありますが、その中でどうして〇〇なのですか?
・父親のよくある失敗例として「面接を自分の知識を披露する場にしてしまう」というのがあります。しゃべるのが得意なタイプの方はむしろその点要注意です。
・数は少ないですが、圧迫面接のような学校もあるそうです。ただし、それでしどろもどろになっても合格していたケースもあるそうで、諦めないことが大事ですね。
・面接は基本的には夫婦で臨みます。(一部母親だけでよいという学校もあります)きちんと事情を説明すれば片方の親だけでも十分合格は可能ですが、志望度が低く見られてしまうおそれもあるのでできれば夫婦で行くのが無難です。
コメント
eisaiさん、こんにちは!お元気ですか??
いよいよ受験が近づいてきますね^^;私共はようやく今月から模試を受ける予定です。こちらは地方で、あまり学校の選択肢がなく、国立大附属2校と、私立1校を受験予定です。
その後、Z会と四谷大塚とサピックスを体験(いずれも通信^^;)してみたところ、基礎でZ会、応用で四谷大塚を活用したいと感じています。(←市販問題集の方で…)
Z会は通信の内容をそのまま市販本(グレードアップ問題集)で明かしているのですが、四谷大塚はリトルクラブの内容とはなまるリトルの内容を異なる構成にしていて、リトルクラブの売りの「作文」対策が市販本にはありませんでした。
今のところ、四谷大塚の最レベを目指して取り組んで行こうと考えています。
それで、くもんの方はBレベル(九々は暗記中)で嫌がるようになってきて、計算力について悩んだのですが「フラッシュ暗算」を目指してそろばんを開始しました…
娘の中で、数字のみを追いかけるのが苦痛に感じるようで、そろばんの珠の動きが楽しい様子で行きたがり、この忙しい時期ですが、入会しました。
そろばんの先生にくもんの取組みレベルを見せながら相談すると、くもんとそろばんは同時並行して良い(計算の仕組みは異なっていても)ということで、まずは暗算できるようになることを目標としました。
くもんはくもんでやっていこうと思っていますが、多少道のりが遠回りになりそうな感じです…
eisaiさんの娘さんは本当にすごいですよね!
小1、小2の内容までは割合楽に取り組めている(基礎のみ^^;)のですが、小3以降の受験対策からが大変、みたいなのをよく読むので気が滅入っています > <
今でも英語にかなり時間を取られている(すぐに抜けるので…;;)ので、両立は低学年のうちだけかも知れないと感じています。
eisaiさんは、小学校受験後にトップクラス問題集を始められるのですか?もしくは塾や通信をされるご予定などありますか?
娘さんはオリンピックに出れそうなくらい、算数(数学)が突出してますよね。今後、何かの大会に参加予定など、お考えをお聞きできれば幸いです^^
>なかちゃん様
こんにちは!
東京は11月1日からお受験の本番の学校が多いので、バタバタしています。
年中のお子さんはいよいよこれから「お受験の1年」が始まるって感じですね。
英語との両立が大変ですが、がんばってください。
娘さんは国立2校と私立を受けられるんですね。
うちは国立は受けないのですが、ママ友は国立狙いの方が多いので、いつか国立小についての記事も書きたいなと思っています。
娘さんの今後の予定をお聞かせくださりありがとうございます。とても参考になります。
リトルクラブは「作文」が売りなんですね。知りませんでした。
そろばんは良いですよね。私もそろばんをやっていたので暗算は夫より得意です。
最近のそろばんは私が通っていたころよりもハイテクですよね。
当時はフラッシュ暗算なんてなかったのでうらやましいです。
私はそろばんの「伝票」をめくるのに憧れて通っていましたが、日珠連では廃止されたと聞きました。時代の流れですかね…。
うちは小学校受験後にトップクラス問題集を始める予定です。
あとは、娘がやりたいことをやろうと思いますが、公文の英語に興味を示しているので英語を追加するかもしれません。
算数オリンピックは夫が参加経験があるので、本人が興味を示せば参加するかもしれません。でも、そのレベルまで到達するか自信はないです。
娘は今のところ算数が好きみたいですが、公文の高進度者のランキングには全然手が届かないので、算数が得意なお子さんは本当に飛び抜けてすごいなと圧倒されています。