『スターバックス コーヒー nonowa国立店』 に行ってきました。
ここは手話や筆談でスタッフさんとやり取りできる国内初のスターバックスです。スタッフさんには聴覚障がいのある方たちがいらっしゃいます。
2020年6月にオープンしたと聞きずっと興味があったのですがコロナ禍だったこともあってオープンから2年半経ってやっと行けました。
ちなみに世界だと、こういった手話の使えるスターバックス(サイニングストア)はアメリカ、中国、マレーシアなどにあるそうです。
日本の店舗の場所として国立が選ばれたのは聾学校が近くにあるからのようです。
スタバnonowa国立店へのアクセス
JR中央線国立駅の中央改札(北口・南口方面)を出てすぐ。
駅の商業施設のnonowaの一階にあるので、本当にすぐ目の前です。
ただし、出口を間違えないようにお気をつけください。スタバはnonowaにあるのですが、nonowaは駅の両側に広がってるので駅の「nonowa口」はスタバとは反対方向です。
店の様子
店の入り口には手話(指文字)で表現したSTARBUCKSの看板があります。
スタッフさんたちもこのロゴのエプロンを着ています。
手話を学べるデジタル画面
店内の大きなデジタル画面には常時手話レッスンが表示されています。
商品ができたときはこのデジタル画面に商品の受け取り番号が表示されます。
レジ横の掲示
注文に使える手話が可愛いイラストで表現されています。
季節の手話が学べる掲示
12月に行ったのでクリスマス関係の手話などでした。
手話のアート
店内の奥の方の壁には手話をモチーフにしたアートが飾られています。
近くでよく見ると一つ一つが手話のあいさつや、スターバックスで使える実用的な手話の絵になっています。
描いた画家はろう者の両親をもつ門秀彦さん。
作品のタイトルは「Talkative hands (おしゃべりな手)」だそうです。
スタバnonowa国立店に関する疑問
普通のスタバとして使っていいの?
もちろんOKです。
スタッフさんは皆、聴覚障がいがあるの?
スタッフさんは半数以上が聴覚障がいのある方のようですが、あとは聴覚障がいのない方たちです。この店舗のテーマは「聴者と聴覚に障がいのあるパートナーが共に働き、多様な人々が自分らしく過ごし活躍できる居場所の実現」らしいです。聴覚障がいのある方もない方も生き生きと働いていました。
声では注文できないの?
声を出して接客されているスタッフさんも、声で注文しているお客さんもいました。
この店舗ではできれば手話や指さしで注文してみるのがおすすめですが、もしお客さんが聴覚障がいのあるスタッフさんに話しかけて上手くコミュニケーションが取れなかったとしてもスタッフさんが筆談で応えたり臨機応援にやってくれると思います。
店内で会話はしてもいいの?
コロナ禍なのであまり大声はよくないですが、周囲に配慮があれば大丈夫です。普通に会話してる人たちがたくさんいました。
スタバnonowa国立店店舗情報
住所:〒186-0001 東京都国立市北1-14-1 nonowa国立
営業時間:7:00~22:00
定休日:不定休
席数:83席
感想
今回は注文前に「店内利用」「ホット」「小さい(サイズ)」「ありがとう」などの手話を覚えて使ってみました。
慣れないことをしたのでドキドキしましたが、ちゃんと伝わって良かったです。
スタバnonowa国立店は駅から近くて便利、店内もおしゃれで居心地の良い場所だったのでみなさんも良かったら行ってみてください。
おまけ情報・スタバの雑学
スターバックスの店名は文豪Herman Melville(ハーマン・メルヴィル)の『白鯨』に出てくるコーヒー好きの船員スターバックスにちなんでるらしいです。
『白鯨』を知ってる人ならおおっ!ってなるはずなので英米文学に詳しそうな人にはぜひ言ってみてください。