インフルエンザを防ぐ!予防投与の体験談、病院の見つけ方

中学受験

毎年寒い時期を中心に流行するインフルエンザ。大事な予定がある前には絶対かかりたくないですよね。

インフルエンザは薬を予防的に投与する(=かかってないのに服用する)ことで発症を防ぐことができるのをご存知ですか?

同居の家族がインフルエンザにかかった人や、受験生などに利用されている方法です。

我が家も実際に試してみたので、そのやり方や感想をご紹介します。

インフルエンザの予防薬には何がある?

インフルの予防薬として使える薬にはタミフル、リレンザ、イナビルがありますが、うちが今回子どもに服用させたのはイナビルです。

イナビルを選んだ理由は、吸入するだけで楽だからです。

タミフルだと錠剤を毎日飲まないといけないので面倒に感じました。リレンザも吸入ですが、近所の医院では扱っていませんでした。

イナビル予防投与のやり方、薬の使い方

基本は薬の容器のサイドを押して(スライドさせて)薬剤を吸いこむ、の繰り返しです。

簡単と言えば簡単なのですが、上手く吸うためには注意事項が色々あって難しいです。

幼いお子さんは上手くできないので勧められないそうです。

イナビル予防投与の注意点

・薬は1本20mgですが、10歳以上は2本使います。1回で2本使ってもいいし、1日に1本を2日に分けてもいいそうです。

・効果は短い場合5日間〜長くて10日間程度続くそうです。

・副作用には下痢、吐き気、胃腸炎、じんましんなどがあるそうです。

・インフルエンザを完全に防げるわけではない(=イナビルを吸入したからと言って100%発症しないわけではない)そうです。

・予防投与には保険は適応されないので自費診療となります(初診料と薬代全部で1万円くらいかかります)
副作用が出た場合の補償はありません

・子どもの予防投与はやっていないクリニックもあります

イナビル予防投与に関するQ &A

私が医師に聞いた疑問とその答えをご紹介します。

インフルエンザの予防接種を受けた人もできる?

インフルエンザの予防接種とイナビルの予防投与は両方できます。

イナビル予防投与はワンシーズンで間を空けて2回使える?

禁止はされてないけど、あまり事例がないので推奨はできません。

大事な予定のどれくらい前に吸入するのがいい?

効果の継続期間を考慮すると、予定の3日前くらいに使う人が多いようです。

インフルエンザ予防投与をやってくれるクリニックの探し方

インフルの予防投与をやっているクリニックは少ないです。近所のクリニックの探し方をご紹介します。

ネットで検索する際に「インフルエンザ 予防 地名」のキーワードでは普通の予防接種が引っかかってしまいます。

私は「インフルエンザ 予防投与 自費 地名」などのキーワードで検索して探しました。

予防投与のクリニックが近所で見つかったら

クリニックが見つかったら、一応問い合わせの電話をかけてみてください。

予約不要の病院でも薬の在庫の関係があるので、問い合わせてから来院した方がいいことがあるようです。

受診時は基本保険証は不要ですが、診察券を作る関係で持参する医院もあります。

予防投与のクリニックが近所では見つからなかったら

行ける範囲に予防投与をやっている病院がなければ、オンライン診療で薬を出してもらう手もあります。

イナビルを吸入した小学生の感想

・思ったより注意事項が色々あって難しい

・味が苦いのでできればもうやりたくない
(インフルエンザにかかりたくないと思えばなんとか耐えてやれる)

・上手く吸えた時は苦さがマシに感じた