ディズニーの英語システム(DWE)とワールドワイドキッズ(WKE)の違い
うちはワールドワイドキッズの現役会員で、友達はディズニーの英語システムの会員です。
友達の家で何度もディズニーの教材を見せてもらったことがあるので、両者の違いをできるだけ公平に比較してみたいと思います。
とはいえ自分がワールドワイドキッズの会員なので、少しワールドワイドキッズにひいき目になっているかもしれません。ディズニーの英語システムをお使いの方で批判がありましたら、こちらからご連絡ください。
価格で選ぶならワールドワイドキッズ
価格はワールドワイドキッズの方がだいぶ安いです。ワールドワイドキッズの価格は約20万です。ディズニーの総額はどのセットを買うかによりますが、フルセットを買うなら80万はかかります。
また、ディズニーの英語システムは毎月会費3000円がかかります。(この会員にならないという選択肢もありますが、会員にはイベントや電話レッスン、教材の交換などの特典があり、教材を使いこなすためには会員になる人が多いようです)
ワールドワイドキッズは会費はかかりません。
ディズニーの英語システムは途中解約ができませんが、ワールドワイドキッズはステージごとに解約できます。
大きなリスクを取りたくない人はワールドワイドキッズの方がいいと思います。
ただし、ワールドワイドキッズも一括届けを選択してしまうと解約ができなくなります。ご注意ください。
DVDは映像としていいのはワールドワイドキッズ
どちらもメインの教材はDVDです。
ワールドワイドキッズは近年に作られた映像なので、DVDの映像はきれいで良いです。親も普通に楽しむことができます。
ディズニーの英語システムは映像が古いです。最初に作られた年代が古いし(初版は1978年に発売)、昔のディズニーの映像をひっぱってきているので仕方がないのかもしれません。
この教材オリジナルの動画部分は近年差し替えられたようできれいなのですが、予算の関係か、動きがコマ送りになっているのが微妙です。
追記:この記事を読んだ方よりご意見をいただきました。「ディズニー英語のDVDがコマ送りなのは、長時間見ても負担のないように絵本のように静止画になっていると説明を受けました。フラッシュ映像を使わないようにしているそうです」
そういった意図があるなら、コマ送りでもいいのかもしれません。
勉強になるのはディズニー
ディズニーの英語システムは言語学者が作っているので、文法がしっかり学べます。
また、ディズニーの英語システムにはオリジナルソングが多数収録されており、そのオリジナルソングにも文法の重要事項が多数含まれているので、歌を覚えるだけで勉強になります。
(一方、ワールドワイドキッズの曲は英語圏の有名な歌を単にひっぱってきているのが多い)
最終的な到達レベルを高いところにしたい人は、ワールドワイドキッズよりディズニーの英語システムを選ぶ傾向があるようです。
実際、ディズニーの英語システムは教材が発売されてから長年経っているので、英語をペラペラ話せるスーパーキッズを多数輩出してきた実績があります。
ただし、教材の他にも英語学習の機会があるお子さんは、別にディズニーでなくても高い英語力を身に付けられます。
例えば、お子さんをインターナショナルスクールに通わせている方は、ワールドワイドキッズを選ばれている人も多いです。
飽きずにやりたいならワールドワイドキッズ
ディズニーの英語システムはいっぺんに教材が届きます。
ワールドワイドキッズは分割届け(2カ月に1回届く)を選択することができるので、飽きやすい人にはワールドワイドキッズの方をおすすめします。
ワールドワイドキッズでは1年かけて全ての教材が揃います。以前は2年かけて届くようになっていたのですが、期間が縮まってしまい残念です。
ワールドワイドキッズでも一括届けを選択することはできます。
家が狭いならワールドワイドキッズ
ディズニーの英語システムは高価なだけあって教材量も多いです。家が狭いならワールドワイドキッズの方が無難です。
ディズニーの英語システムは教材の収納棚もついてくるのですが、そんなに広くない部屋ならその棚に壁の大部分が占領される感じで圧倒されます。
ワールドワイドキッズも全部取るとそれなりの教材量にはなりますが、6回に分けて届くのでなんとか収納できます。
親にやる気があるならディズニー、ないならワールドワイドキッズ
ディズニーの英語システムはやる気のある親向けです。教材の中には勉強になるものがけっこうありますが、その分親が手伝ってやらないと子どもだけでは消化できないです。
ワールドワイドキッズの教材は親がそれほど準備したり手伝うことはありません。(もちろん、一緒に英語で遊んでやるとベターですが)
ディズニーは親のフォローを必要とすると言っても、親が英語ができる必要はありません。親向けの日本語解説を読んでできます。
ディズニー好きならディズニーの圧勝
友達の家は母と子揃って大のディズニーファンです。まだ3歳ですが、ディズニーランドにも何度も連れて行っています。だから友達親子はディズニーの英語システムを買ってとても満足しています。
ディズニー好きにはディズニーの英語システムをおすすめします。
おしゃれさで選ぶならワールドワイドキッズ
ワールドワイドキッズの教材は2007年に発売と比較的新しく、教材は海外からの輸入品と第一線で活躍している日本人デザイナーのデザインのものがあります。
なので、とてもおしゃれです。(特にネフスピールという積み木など)
私も最初は教材がかさばるなあ、こんなにいらないなあと思っていたのですが、デザインが良いので気にならなくなってきました。
しまっておくよりリビングに出しておきたい感じです。
アフターサービスならディズニー
アフターサービスはディズニーの方が良く、課題を提出すると帽子がもらえるなど子どものやる気を刺激する仕組みがあり、ディズニーランドでの卒業式などもあります。
会員向けのイベントはどちらにもありますが、ディズニーの方が開催頻度が高く、全国で行われています。
ワールドワイドキッズのイベント(ワークショップ)は首都圏・関西では週末にイベントが頻繁に行われていますが、地方ではほとんど開催されていません。
オンラインレッスンはワールドワイドキッズのみにある特長です。ワークショップに参加できない人のために2014年に新しく始まったそうです。ワールドワイドキッズの内容に合わせたレッスンを、キャラクターのパペットや教材等を使って指導してくれます。
ただし、これは別に既存のオンライン英会話スクールを利用してもいいと思います。その方が実戦的な気もします。
フォニックスをやりたいならワールドワイドキッズ
フォニックスという教育法があります。フォニックスとは、簡単に言えば「つづりと発音の規則性のこと」です。これを勉強すると初めて見た単語が読めるようになります。これは元々英語圏で子どもが本を読めるように開発された方法です。
フォニックスの具体例
gの名前はジー、ですが、発音はグ、です。この「グ」を覚えて読めない単語に適用するのがフォニックスです。
例えばgoldという単語を見た時は、
g(グ)+old(オールド)=グォールドかなと予測できるようになります
※フォニックスの規則性では読めない単語も存在しますが、ほとんどが簡単な単語です。難しい単語はたいていフォニックスに当てはまるので便利です。
ワールドワイドキッズではこのフォニックスが学べますが、ディズニーの英語システムにはありません。ディズニーを買うことにしたけどフォニックスもやりたい場合は、別の教材で補えばいいと思います。
国際感覚を身に着けさせたいならワールドワイドキッズ、英語だけを教えたいならディズニー
ワールドワイドキッズはその名の通り、子どもに英語だけでなくて国際感覚を身に着けさせるところまで考慮されています。
なので、英語圏以外の言語や文化も教材に取り入れられています。(いろんな言語の挨拶やいろんな国の楽器など)
ディズニーの英語システムにはそういった配慮はないですが、まずは英語だけを集中して教えたい場合はディズニーの英語システムの方がいいかもしれません。
うちがワールドワイドキッズを選んだ理由
うちがワールドワイドキッズにしたのは以下のような理由です。
・教材にあまり高いお金は出せない
・家が狭いので教材が大量に届くのは困る
・ミッキーが特別好きなキャラではない(ディズニーランドは好きですが)
・こどもちゃれんじなどもやっているので、ベネッセの教材が好き
まとめ
お子さんが高いレベルの英語力を身につけることを期待していて、ディズニーのキャラクターが好き、ある程度お金をかける覚悟があるならディズニーの英語システムがいいと思います。
ディズニーの80万ほどお金は出せないけど、20万くらいならどうにかなり、飽きずにちょっとずつやりたいと言う人はワールドワイドキッズがおすすめです。
小学校で英語の授業が始まる前に耳慣れだけでもさせておきたいという人はディズニーの英語システムやワールドワイドキッズでなくても、こどもちゃれんじEnglishや他の英語教材(※)で十分だと思います。
※NHK「えいごであそぼ」の教材「えいごであそぼプラネット」やアルクの「abc DVDボックス」なども評判が良い幼児向け英語教材です。良かったら検討してみてください。それぞれ数万円台の教材です。