佐藤ママの本読んでみました
私も教育ママの端くれとしてたまに教育関連本を手に取るのですが、このジャンルの本は、話が抽象的だったり、特に目新しい情報はなかったりということがけっこうあります。
そんな中、先日久々に、「これは面白い!人にも薦めたい!」と思える本に出会ったのでご紹介します。
それがこの本です。
3人の息子さんを東大理Ⅲに入れた佐藤ママの本です。(TVにもよく出演されているので知っている方も多いかと思いますが)
この本の内容を一言で紹介すると、「まだ子どもが未熟な段階で受ける中学受験には、母親のアシストが必須!その方法を超具体的に教えますよ!!」という感じです。
私が佐藤ママの本を読むのはこれが初めてです。以前から気になってはいたのですが、TVで見る佐藤ママはすごいエネルギーにあふれているので、メンタル弱めな私には全然参考にならないと思って敬遠していました。
しかし、そんな私にもためになる話がてんこ盛りでした。
この本の何がそんなにいいかというと、話が具体的で詳細なんです。
「就寝時間は4年生は10時半、5年生は11時、6年生は11時半を基本とする」とか
「受験日と合格発表日だけでなく、入学金の払込日もカレンダーに記入するべき」とか、当時の生活スケジュールなども詳しく公開されています。
中学受験を経験していない私でも、中学受験について良く分かりました(うちのパパは中学受験の経験者ですが)
以下で、この本に書かれていた内容で参考になったことをご紹介します。
※文章は原文そのままではなく、私の解釈でまとめています。
この本で参考になった子どもの勉強法・ママのアシスト方法の例
暗記事項を紙に書いて壁に貼る際は、斜めに
紙全体が斜めになるように貼ります。そのように貼ってあると違和感があって目に入りやすいとのこと。
国語の四字熟語や歴史などの暗記は親が相手をする
子ども1人でやっていると飽きてしまうので、クイズ形式にするなどして親が相手をしてあげると楽しく勉強でき、記憶の定着もいいそうです。
子どもが集中できない時はキッチンタイマーを使う
15分ごとに教科を変えて勉強させるそうです。
地理の導入として旅行情報誌「るるぶ」を使う
理科の月の満ち欠けや星座の問題は、実物で確認
夜に星座盤を持って外に出ていたそうです。
植物の名前は、植物図鑑を見て覚える
植物 (小学館の図鑑NEO)を使っていたそうです。
化学実験などの問題は、写真を見せるのが一番
理科事典を利用して、実験画像を見せていたそうです。
歴史は漫画で覚える
漫画で覚えると、当時の服装や生活を頭の中でイメージしやすくなるそうです。
日本史は小学館、世界史は集英社の物を使っていたそうです。
学習漫画 世界の歴史[全面新版] 全20巻+別巻2 全巻セット (集英社版・学習漫画)
ノートのスペースは多く取る
問題の解き方をあれこれ考えるために、ノートのスペースは広い方がいいそうです。
家庭にコピー機があるといい
できればA3がコピーできる機種。レンタルという方法もあります。
【Web限定】brother プリンター A3 インクジェットFAX複合機 PRIVIO MFC-J6770CDW FAX/ADF/有線・無線LAN
返却されたテストの見直しをする際は、「惜しい問題」を中心に
全く歯が立たないものは切り捨てて、あとちょっとで正解できそうだった問題をできるようにするといいそうです。
マルつけは親がする
親がやった方が子どもの時間の節約、できないところの把握、ズルの防止になるそうです。
字が小さくて見辛い問題集の解答ぺージは、ママが単元ごとに線を引いてあげる
こういったひと手間で、子どもが楽になるそうです。
リビングに学習机を置く
食卓から机まで距離が近いので、食後に勉強を始めるためのハードルが下がるそうです。
子どもの机の前に2カ月分のカレンダーを貼り、翌月の予定も意識させる
子どもの勉強計画は親が立てる
お子さんの勉強計画は長期的なスケジュールもその日に取り組む内容もママが決めていたそうです。
塾の宿題が多い時は、3分の1ずつに分けて3日でやらせていたそうです。
(宿題の紙に行うべき日付を記入しておくと、お子さんは今日はここまでやればいいと分かって気が楽になるそうです)
感想まとめ
佐藤ママには3人の息子さんの下に、まだ高校生の娘さんもいらっしゃいます。4人の子持ちで、一人ひとりのお子さんにこれだけのことをされているのは本当にすごいと思います。
佐藤ママご自身のバイタリティーもすごいし、ご家庭の財力もすごいですね(旦那さんは弁護士)。
うちには全然真似できなさそうなエピソードもいろいろありました。
「3歳までに1万冊の本の読み聞かせることを目標とし、1日10冊の絵本を読んであげた」
「公文の推薦図書リストの絵本400冊を一度に注文した」
「化学の問題集が欲しいなという息子に、これはと思う化学の問題集を全部買って来た」
など…。
うちでは真似できるところだけ取り入れていこうと思います。