意外とトラブルの多い赤ちゃんの肌
赤ちゃんの肌はきれいなイメージがありますが、乳児の頃はけっこう肌トラブルに見舞われますよね。うちも、第一子も第二子も乳児湿疹がでました。このブログでは、普段は第一子の知育記事を書いていますが、今回は第二子の時の肌ケアの話を書いてみたいと思います。
乳児湿疹ケアの基本 石鹸で洗う?洗わない?
乳児湿疹の治し方としては、本当にいろんな意見がありますよね。中には相反するものもあります。
例えば、「石鹸でよく洗う」と言う人もいれば、「石鹸を使ってはいけない。濡らしたガーゼで拭くだけでいい」という人もいる。
そうかと思えば「ガーゼは刺激になるので、手を使って泡で洗う」と言う人もいる。
また、母乳で育てている場合、ママの食べ物が影響するという人もいれば、しないと言う人もいる。
個人的には、そのどれもが正解なんだと思います。乳児湿疹とひとまとめに言われてても原因は様々で、乾燥によるものもあれば、脂の出過ぎが原因のこともあると思います。いろいろ試して、その子に合ったケアを見つけてあげるのが大事な気がします。
一応、現在の乳児湿疹の治し方の王道は、「石鹸でよく洗う。よく洗い流す。こまめに保湿する」のようです。
昔は顔には石鹸を使わず、ガーゼで拭くのが一般的でしたが、今はよく洗う方が主流みたいです。
我が家の乳児湿疹との戦い
使ってみた薬
うちの第二子は生後1か月半頃から乳児湿疹が出てきました。まず相談したのは皮膚科で、ステロイドのキンダベートと、ワセリンのプロペトを処方され、一週間ほどそれらを塗りました。キンダベートの効果は絶大で、次の日にはつるりとなりました。一週間できれいになりましたが、数日で再発してしまいました。
︎ステロイドはよく効くけれど、長期に使うことになるのは嫌だと思い、自然な薬を探してみました。Amazonで評判の良かったヴェレダ カレンドラケアクリーム 25gを購入し塗ってみるも、うちの子には合ってないようだったので中止しました。
︎次におむつかぶれに処方されていたアズノールという軟膏を顔に塗ってみることにしました。(ネットで調べたところ、乳児湿疹にも処方されるとあったので)ステロイドほどではないが、赤みを取る効果があって良かったです。
︎アズノールが切れたので小児科で相談したところ、ヒルドイドでの保湿のみのケアをすすめられました。「アズノールは赤みを取る効果はあるけれど、それより保湿剤で保湿しつつ、肌が安定していくのを待つのがいい」という話でした。
※皮膚科で処方されたプロペトも保湿剤ですが、ヒルドイドの方が皮膚の血行をよくするので積極的な治療になるそうです。
ヒルドイドのみのケアでは即効性はなかったのですが、だんだんと良くなってきました。そして、後述する薬以外の療法も試しているうちに、肌はきれいになりました。
薬以外で試したこと
●添加物に反応する赤ちゃんもいるという話を聞いたので、︎顔を洗う石鹸を無添加泡で出てくるベビーせっけん ポンプ250mlに変えてみました。
泡で出てくるので、優しく洗ってあげやすいです。
︎●皮脂や汚れを取るために、水だけの濡れコットン赤ちゃんのための水だけコットン 60包で1日3回顔を拭いてみることにしました。その後は処方された軟膏ヒルドイドで保湿しました。
︎●塩素に反応して肌が荒れる赤ちゃんもいるという話を聞いたので、顔は浄水器の水を使って洗うようにしました。(浄水器の水+沸騰させたお湯で適温にして)
︎●ママが乳製品を取ると肌が荒れる赤ちゃんもいるらしいので、和食を心がけ、乳製品は過剰に取らないようにしました。
以上、いろいろ試しましたが、肌が良くなってきてからはかなり適当になりました。それでも肌はきれいなままでした。
乳児湿疹に即効性があるのはやっぱりステロイド。でもステロイドって恐い薬?
いろいろ試してみて、乳児湿疹に即効性があると思ったのはやはりステロイドでした。以前は「ステロイドは副作用や依存性のある恐い薬。できるだけ使いたくない」と思っていましたが、今は、子どものためを思うなら、ステロイドが必要な時には使ってあげるのが良いと思っています。
特に、皮膚の炎症がひどい場合は迷わず使います。
ステロイドの副作用って?
ステロイドの副作用として、皮膚が薄くなったり免疫力が低下するそうですが、適切な量を短期に効果的に使ってあげるなら副作用もほぼ心配なく、これほどいい薬はないそうです。
連続で使う期間の目安としては、一カ月以内位だと安心のようです。炎症のひどい患部に局所的に使うようにし、それ以外に塗り広げないのも大事です。
ステロイドの副作用が心配なら、ステロイドの塗り薬は強さの段階が5段階に分かれているので、処方されたステロイドの強さを調べてみるといいかもしれません。うちは下から2番目に弱いキンダベートとロコイドを処方されたことがあります。
基本的には、小児科の方が弱いステロイド、皮膚科の方が強いステロイドを出す傾向があります。弱いステロイドの方が安心感はありますが、短期に効果的に治すことを考えるなら、適切な強さのステロイドを皮膚科でもらった方がいいかもしれません。
ステロイドの正しい塗り方
症状が良くなってきたからといって自分の判断で塗るのを中止すると、ぶりかえしてトータルで塗る量が増えてしまうことがあります。ちゃんと医師の判断を仰ぐことが大事みたいです。
風邪の抗生物質でもそうですが、完全に沈静化するまで投薬するのって大事なようです。
ステロイドをピタッとやめるのではなく、だんだん塗る回数を減らしたり、弱いステロイドに変えていくように指示されることもあるようです。