先日、気象庁の施設「気象科学館」に行って来たのでレポします。
気象科学館は2020年7月1日に港区虎ノ門に移転してリニューアルオープンしました。
気象、地震・津波、火山などについて学ぶことができる施設です。
気象科学館の所在地・アクセス
東京都港区虎ノ門3-6-9 気象庁2階
東京メトロ(日比谷線)
「虎ノ門ヒルズ駅」A1・A2出口より徒歩4分
※駐車場なし。「お越しの際は、公共交通機関をご利用ください」とのことです。
気象科学館の開館時間・休館日
<開館時間>
午前9時~午後8時まで
<休館日>
毎月第2月曜、年末年始(12月29日~1月3日)
その他、臨時休館日あり
このような施設には夕方で閉まるところも多いですが、ここは遅くまで開いているので行きやすいですね。
気象科学館の入場料金・予約について
・入場無料
・事前予約不要
気象科学館の展示について
館内はワンフロアでそれほど広くないですが、勉強になる色々な装置が置かれているので見応えはあります。
どのような展示があるのか簡単にご紹介します。
災害ポイントウォッチャー
災害時に危険な行動をしてる人を画面から探してタッチします。ゲーム形式なので楽しく防災について学べます。大人でも迷うようなところもあります。
活火山のすべて
火山について学びたい項目を4つから選んで解説動画を見ます。
津波シミュレーター
普通の波と津波を模擬的に起こして動きを観察できます。実際の水の動きを見て学べるのでとても分かりやすいです。
子どもたちはとても興味深そうに見入っていました。
緊急地震速報トライアル
地震速報を聞いたときにどんな行動をとったら良いのか、クイズに答えながら学びます。
座る席によって地震の起きた時の状況(学校で授業を受けている、家でテレビを見ている、街を歩いている、車を運転してる)が違うので機会があれば別の席にも座ってみてください。
地震が起きたら席が震えるのがリアリティがあって良いです。
ウェザーミッション
気象庁の新人予報官になり、気象予報の仕事、大雨や洪水、積乱雲や雪などについて学び、クイズに挑戦するゲームです。大画面を使うので楽しいです。
出されたクイズが難しい場合もヒントボタンがあるので大丈夫です。画面の俳優さんのしゃべる内容がボケもあって面白いです。
ミニアメダス
気象庁で実際に使用している「風向風速計」「ラジオゾンデ(上空の観測装置)」「積雪計」「百葉箱」などの観測機器の展示コーナーです。
積雪計は身長を大体当ててくれるので面白いです。
百葉箱は学校で習うけどなかなか本物を見ることがないのでこういうところで見られるとありがたいですね。
うずのすけ
台風や竜巻の発生装置。煙が出てきてうずまきができるので見応えがあります。
大雨ヒヤリハット
大雨の時の行動が映像で学べます。足元にも雨の映像が流れるのでリアルに感じます。
うずまきシアター
大画面3つに囲まれた渦巻状の360℃シアターコーナーです。
時間帯によって別の映像(気象庁の仕事についての映像や、自然の映像など)が見られます。
下の写真の映像は画面に出ている文字をタッチするとそれが画面に出てくる仕掛けでした。
映し出される映像がとてもきれいでチームラボのデジタルアートみたいな感じでした。
気象庁コレクションコーナー
それほど多くはありませんが、気象庁の歴史的な展示物があります。
休憩コーナー
コレクションコーナーの奥に飲み物やお菓子の自動販売機と椅子の置かれているコーナーがあります。ここで軽く飲食できます。
地下一階のショップでは気象庁のキャラクター「はれるん」グッズも売っています。
気象科学館の感想
館内は広くはないですが、一つ一つの展示をじっくり見るととてもためになる施設でした。
展示内容は天気予報の仕組みを解説するというよりは、防災に重きを置いている感じでした。
日本は災害が多い国なので、気象庁が防災に重要な役割を果たしているのだと実感できました。
気象科学館、よかったら皆さんも行ってみてください。
気象科学館の1階には「みなと科学館」もあるので一緒に行くことをおすすめします(気象科学館と同じ階にみなと科学館のプラネタリウムあり)。
今度みなと科学館の記事も書きたいと思います。