うちの子にひらがなを教え始めたのは1歳3か月です。まずは日常の中で「あ」と「ん」を教えました。この文字を選んだのは、この頃発音できる数少ない音だったからです。
何回か教えているうちに、「あ」と「ん」はすんなり覚えました。この頃いろんなキャラクターに興味を示し、アンパンマンも「アンマン」と言うようになっていたので、何かのキャラだと思ったのかもしれません(笑)
「あ」と「ん」が読めるようになったら、おばあちゃん等に披露して褒めてもらいました。
「あ」「ん」を覚えて以降は、「ひらがな×キャラクター」もしくは「ひらがな×遊び」の要素のある教材を積極的に与えました。
特にヒットだったのは「アンパンマン ひらがなマグネット」と「アンパンマンのDVD」でした。
※うちの子はアンパンマンが好きだったので、「ひらがな×アンパンマン」のグッズを優先的に買いました。
作者であるやなせたかしさんがそこまで狙っていたかは分かりませんが、アンパンマンはちょうど「あ」から始まりますし、キャラクターも多いので、ひらがな・カタカナを教えるのに最適なキャラクターだと思います。
車が好きなお子さんがいるなら、「ひらがな×トミカ」の教材もいろいろ出ていますので、チェックしてみてください。
うちの子はこれで多くのひらがなを覚えました!アンパンマンのマグネット
ひらがなに関しては絵本やカードタイプの教材もたくさん出ていてそれらも試しましたが、うちの子はマグネットの方が面白かったようです。
冷蔵庫などに貼ってよく遊びました。
※このマグネット、とても良い教材なのですが、可愛いフォントが選ばれているため、「き」や「さ」や「り」などがくっついており、子どもが習うひらがなとちょっと違います。その点ご注意ください。
ひらがなが学べるDVDについて
●ひらがなを扱ったDVDはアンパンマンだけでもいろいろな種類が出ています。
うちは最初は『アンパンマンとはじめよう!ひらがな編 ステップ1 元気100倍!あいうえお(あ)~(の) [DVD]』を与えたのですが、内容が高度すぎてあまり理解できていないようでした。
このDVDはステップ1とステップ2に分かれています。分かれているぶん解説が丁寧で、ステップ1は難易度が低いかなと思ったのですが、1本だけで完結している「それいけ!アンパンマンのひらがなあそび はじめてのあいうえお [DVD]」の方が易しいようです。年齢の低いお子様には「はじめてのあいうえお」をおすすめします。
●キティちゃんが好きなお子さんには、サンリオぽこあぽこシリーズ ハローキティのマジカルあいうえお [DVD]をおすすめします。
映像は古いですがテンポが良いので飽きずに楽しくひらがなが学べます。この中に出てくる歌もキャッチーで、「あ~いあい、あいらぶあいうえお~♪」など、たまに意識せず口ずさんでしまいます。
●めばえ増刊の「はじめての ひらがな・かず・ABC」シリーズの付録DVDはひらがなの導入におすすめです。
春夏秋冬にめばえの増刊として出ます。本がいらないならヤフオクでDVDだけ買えます。
このDVDには子どもの好きなキャラクターが多数出て来るので、楽しく学ぶことができます。スポンサーのおもちゃの宣伝目的のDVDですが、季節の勉強やしつけなど役立つ内容のものが多いです。
このDVDだけで全てのひらがなを習得させることはできないので、あくまで補助的に使うといいと思います。
その他ひらがなの教え方
ひらがなを擬人化する
なかなか覚えなかったひらがなは、擬人化して遊ぶことで覚えさせました。
例えば、「今日は『え』さんと遊ぼうね」などと言ってそのひらがなのマグネットをパペットのように扱って追いかけっこしました。また、『え』のマグネットといないいないばぁをして遊ぶこともありました。
「ちょうだい・どうぞ」が好きな時期だったので、「『え』をあげるね」「『え』をちょうだい」の遊びも定着度を高めるのに役立ちました。
アプリを使う
iPhoneアプリも役に立ちました。「にほんご-ひらがな」という、ひらがなのカルタ取りができるアプリなどを使っていました。無料のアプリです。
紙のカルタ
上記はデジタルのカルタですが、紙のひらがなカルタを使って、お子さんにひらがなを教える方法もあります。読み札を見せて、「これと同じ形のひらがなを探してみて」とやれば、楽しくひらがなの形に親しむことができます。
うちはもう全てのひらがなを覚えきってから購入したのですが、アンパンマンにこにこかるた ([かるた])を持っています。絵はちょっとレトロで、発売が1998年なのでコキンちゃんなどは出てこないのですが、文章が短くてリズムが良くてとてもいいと思います。
カルタでひらがなを教える時のコツ
・札の数を絞る
・取り札が読みやすいように、全部子どもの方に向ける
・なかなか見つけられない場合は、その周囲の札を(整理するふりをして)何枚かわざとらしく触って教える
あいうえお表
お風呂に「あいうえお表」を貼るなら、パイロットのおふろシール ひらがなおぼえちゃおう!がおすすめです。うちは50音を覚えた後に濁音・拗音等の勉強のためにこれを買いました。濁音・半濁音・拗音等が別シートになっていて、それだけに集中して覚えさせたい時に役立ちます。
※お風呂ポスターでひらがな等の勉強させる時のコツは、他におもちゃを置かないことです。うちは最初アヒルの水鉄砲などがあったのですが、面白いおもちゃがあるとそっちに行ってしまうので撤去しました。おもちゃさえなければ、お風呂の時間はけっこう暇なので勉強のポスターに目を向けてくれます。
●インテリアにこだわりたい方は、無印良品のひらがなポスター(おふろポスター)がおしゃれなのでおすすめです。
無印の勉強系ポスターは他にも、ABCや日本地図や九九などもあります。どれもシンプルなデザインで素敵です。
●ひらがなを表で覚えさせるときに注意したいのは、横に書いてある絵との関連でしか覚えられないことです。例えば、あひるのイラストがないと『あ』のひらがなだと分からないなど。最初はそれでもいいのですが、ちゃんと文字単体でも覚えているかチェックしてあげてください。
あいうえお表に興味を持たせる方法として1万2000人の子どもを見てきた園長が教えます! 失敗しない育児のスゴワザ51に書いてあったのですが、子ども宛ての郵便で送るといいそうです。子どもは自分宛ての郵便物なんてめったに受け取らないので特別感があり、送られてきた中身も大事にするそうです。
ひらがなが読めるようになったら次に教えたいこと
文章を読む方向
単語が読めるようになったら、横書きの日本語は左から右に読むことも教えてあげてください。(縦書きは幼児はあまり目にしないと思うので、まずは横書きから)
うちの子には教えてなかったので、ひらがなが書いてあるお菓子(正栄デリシィ しまじろうひらがなとなかよしビスケット 125g×10袋)の「まくら」を「らくま?」と読んでいました。
は、の別の読み方
文章がある程度読めるようになったら、「~は」を「わ」という発音で読むことがあるのも教えてあげてください。
大人にとっては当たり前すぎて、意外と教え忘れてしまうと思います。
言葉遊び
濁点や促音などの読みは、言葉遊びで教えるのもいいそうです。(こどもちゃれんじ ほっぷの受け売りです)
例えば、
「ふたの『ふ』に、てんてんをつけたらなあに?」「ぶーぶー!ぶたになりました」
「まくらに小さい『つ』をつけたらなあに?」「まっくらだね」
のような遊びです。
その他のひらがな教材
うちでは使いませんでしたが、ひらがなの積み木や、ひらがなのマット(お風呂用マットもあり)、ひらがなパズルなども使えると思います。
例えば、うちの子がひらがなを勉強する頃にはまだ発売されていなかった商品ですが、BlockLabo ブロックラボ アンパンマンひらがなブロックは良いと思います。
うちでもブロックラボの他のシリーズを持っています。
このブロックは1歳児でもはめたりはずしたりしやすいので、1歳代~2歳代前半でよく遊ばせていました。
ブロックラボのブロックを試したい人は、「ベビーブック」「めばえ」という幼児雑誌やGENKIの紙のオムツ等にたまにおまけとしてついています。
他にも、ひらがなドミノなど、ドミノの形が可愛い物もあっていいと思います。
<2019年2月追記>
つい最近発売された商品のようですが、タオルであいうえお ひらがなポスター付 (知育タオル)はフェイスタオルにひらがな表が印刷された商品で、お子さんがひらがなに親しむのに良いと思います。
こどもちゃれんじのひらがな教材
こどもちゃれんじのひらがな学習教材に「ひらがなタッチ」というものがあります。年少向けの教材です。うちはもう読めるようになってから届いたので教えるのには使っていませんが、これで学んだお子さんも多いと思います。
モンテッソーリの砂文字板
うちの子は使っていないのですが、モンテッソーリの砂文字板(砂文字カード)という教材も文字を覚えるのに良い教材だと思います。
文字の表面がざらざらしているので、触覚も刺激されるのが良いようです。
ドラえもんのひらがなラムネ
2019年9月に発売されたドラえもん もじたべるラムネ 8個入りという商品はラムネ菓子にひらがながプリントされていて、楽しくひらがなを覚えるのに良いと思います。
うちの子の時にはなかったのが残念です。文字は1文字ずつプリントされているので、並べて言葉を作る遊びをしても楽しそうですね。
1歳の子にひらがなを教えた友人の話
うちの子と同じく1歳代でひらがなが読めるようになった友人の子は、わらべきみかさんのひらがな絵本で覚えたそうです。
その人は子どもが1歳2か月の頃から、その絵本を見せていたら、いつの間にか読めるようになったそうです。
第二子の話
ここに書いているのは第一子の時の話です。第二子は同じ方法では興味を持ってくれなかったので、もっと別なやり方を試しました。
第二子に関する話は『第二子のひらがな教育苦戦中!新しく導入したひらがなおもちゃ』『1歳でもひらがなが身近になる教え方とは?』などに書いています。
twitterでも教育情報発信中です。
ママ友の子が通う幼児教室では、ひらがな学習の導入には「大きめのひらがなスタンプ」を使うらしい。自分の名前のひらがなを探して押したり、見本と同じひらがなを探して押したりするんだって。
モンテッソーリでも似たような取り組みがあるよね。— 英才 (@eisai_kyouiku) September 29, 2021