補助輪なしの自転車に乗れるようになる平均は、何歳くらいなのでしょうか。
自転車への興味が強くて活発な子は3歳代の後半で自転車に乗り始めたりもしていますが、多くの子が乗り始めるのはだいたい年長さん(5~6歳)位だと思います。
(先輩ママの話からそう判断したので、正確なデータではありません)
My Pallas(マイパラス) 子ども用自転車 MD-08 16インチ ピンク
小学校に入学すると友達と自転車で出かける機会があるので、それに備えて練習させるご家庭が多いからだと思われます。
ちなみに、自転車の乗り方教室も5歳くらいからを対象にしていることが多いようです。
例えば、明治神宮外苑で行われている「日本サイクリング協会の自転車の乗り方教室」は5歳以上、皇居周辺で行われている「パレスサイクリング自転車乗り方教室」は小学生以上が対象となっています。
そんな中、3歳から参加できるという珍しい自転車教室に参加して来ました。
ビタミンiファクトリーという会社が主宰しているものです。
3歳から参加できる自転車教室
3歳から参加できる自転車教室は、「30分で乗れる自転車教室」という名前で開催されています。3歳から参加できるだけでなく、「30分で乗れる」と謳っているのもすごいですよね。
その実態は、主宰の会社が製造している「へんしんバイク」という商品を使った自転車教室です。
へんしんバイクとは、「バランスバイクが普通のペダル付き自転車に変わる」という商品です。
(バランスバイクとは、ペダルなし自転車のことで、足で蹴って進みます。ストライダーという商品が有名です)
低年齢のうちから買っておいて、まずはバランスバイクとして遊んで、それに慣れたら(もしくは飽きたら?)ペダルをつけて普通の自転車として使うことができます。
自転車教室の具体的な内容
自転車教室は30分で、前半15分がバランスバイクの練習、後半15分が補助輪なし自転車の練習となっています。
補助輪なしの自転車に乗れるようになるためには2つの要素が必要で、1つは「バランスを取れること」、もう1つは「自分でペダルをこげること」なんだそうです。
前半のバランスバイクのパートではバランスを取る練習、後半の補助輪なし自転車のパートではペダルを回す練習をするとのことでした。
バランスバイクはぐるぐるまわるコースで、補助輪なし自転車はまっすぐ走るコースでした。
バランスバイクの練習パートの内容
・貸りたヘルメットをつけて、バランスバイクにまたがる
・親がハンドルを持って、子どもは足を離す練習
・親が少し離れて、子どもにおいでおいでをし、子どもはバランスバイクにまたがった状態で足を動かして親のところまで行く
※初めてハイハイしたときのような感じでやってあげるといいそうです
・足でぴょーんと蹴って進む練習
・親が後ろに回って追いかけて、子どもに逃げさせる練習
・コースの反対回りを走る練習
・その場で「ぐっと握って!」とブレーキの練習
・スタッフのお兄さんの前まで進み、はいブレーキ、ぎゅっ!」の声で止まるブレーキの練習
・親が適当なタイミングで声掛けして上記と同様のブレーキ練習
・ぴょんぴょんぴょーんと足で蹴って進み、ブレーキをかける練習
・最後はお兄さんとハイタッチで終了
<この練習のポイントまとめ>
おしりがしっかりサドルについている、座れていることが大事。
おしりが浮かないように「足だけ動かす」ことを意識する。
バランスが取れるようにハンドルをまっすぐ持つことを意識する。
<おしりがどうしてもサドルにつかないときの練習>
その場で足をあげる
両足を「ぴょーん」と蹴る
補助輪なし自転車の練習パートの内容
・親が後ろから子どもを抱え込むように両方のハンドルを持って、
「いち・に・いち・に」のリズムで子どもにゆっくりペダルをぐるぐるまわさせる。
※親がバランスを取ってあげて、子どもは真っすぐ前を向いてペダルをまわす練習に集中させる。
・速いペースでペダルをまわさせる。
「いち・に・いち・に!こぐこぐこぐこぐ!前見てまわしてまわしてまわして!」など声掛けのリズムも速くする。
・親の支えを片手がハンドル、片手がサドルの下に変える。
※親の利き手をサドルの方にする。
・上記が上手く出来てきたらハンドルを支えている手を離す、それでも大丈夫だったらサドルの下の手も外す。
・最後はスタッフのお兄さんの指示で1人ずつ走ってみる
・みんなで記念撮影して終了
<この練習のポイントまとめ>
前を向くこと。
力をぬいてゆっくりやること。
ペダルをこぐ足を止めないこと。
両足をペダルにちゃんと乗せてから出発すること。
よくあるNGは、「親が押してしまうこと」。
※本人にちゃんとペダルを回させることが大事。
<ペダルがどうしても回せない時の練習>
1回ずつぐっと踏み込む練習をする。1回できたら次は2回。
参加してみた感想
・対象は3歳~6歳でしたが、思ったより参加者の年齢層が低く、見た目3歳代位の子が多かったです。
・インストラクターの先生が、保育士さんのように子どもへの声掛けが上手でした。良いマニュアルがあるんでしょうかね。
例えば、親が子どもを追いかけて進ませる練習では、
「ほら!追いかけっこだよー。捕まったら、こちょこちょされちゃうかもよー」
「走って走って逃げて逃げてー」などと盛り上げていました。
・この30分の練習だけで自転車に乗れるとまではいかないですが、練習の方法が分かり、今後の練習の道筋がついた感じです。
・参加している親御さんの中には下の子を抱っこひもなどで連れてきている方もいましたが、親が補助する場面がけっこうあるので、大変そうでした。
下の子はパパに見てもらって上のお子さんと2人だけで参加した方がいいと思います。
同じ理由で、荷物も持たないかリュックにした方がいいです。
その他:ママ友などから聞いた自転車補助輪外しのコツ
・最初は足がべったり地面につくように、サドルを低めにしておくといい。
・緩やかな坂道で練習するといい。
・本人のやる気が大事なので、本人が言い出したタイミングでやるといい。