かけっこ教室で教えてもらった、速く走るコツと練習方法

子どもと楽しくお勉強

速く走る練習法とコツを習ってきました

GWに「子ども向けのかけっこ教室」に参加しました。普段はやっていない、特別イベントです。

運動が得意でない私の説明では練習の動きなどが分かりにくいかもしれませんが、内容を簡単にご紹介します。

対象年齢など

対象年齢は4歳〜8歳。

参加した子どもは20人程度で、それを4人のスタッフさんが指導してくださいました。

時間は1時間ちょっとでした。

子どもかけっこ教室の詳しい内容

準備運動

手足を大きくまわすストレッチ

右手は前に回し、左手は後ろにまわすストレッチ。(反対バージョンも)

※けっこう難しくて、それが子どもたちには楽しかったようです。

アキレス腱伸ばし

練習メニュー

※それぞれのメニューはだいたい3~4回ずつやりました。

軽くランニング

まずは軽くトラックを3周しました。

左脚を大きくまわしながら進む(終わったら右脚も)

最初の練習は、片足をあげて大きく回しながら進む練習でした。

※脚を高くあげてまわすのが難しいのか、うちの子も含め、幼稚園児はできていない子の方が多かったです。

スキップ

スキップでコースを走りました。

サイドステップ

サイドステップ(片足を横に出して、ジャンプしながら両足をくっつけて横に進む)練習をしました。

※見学している保護者の方を向いてやったので楽しかったようです。

走ってタイム計測

最初のタイムをここで計測しました。コースの長さは20mくらいでした。

手を速く振る練習

子どもが2人一組になり前後に並びます。

後ろの子が両手をパーにして胸の前に出し、前の子はそこに肘を当てるように腕振りをする練習をしました。

<ポイント>

手が速く動くと脚も速く動く

脇をしめて、真っ直ぐ振る(脇をしめていないと横に振ることになり、ジグザグに走ることになる)

・「肩の延長ライン上」で振るようにする

腕をしっかり引く。前に振るのは不必要。後ろに振るとバネで戻って来る

※コーチは子どもたちに「前にばっかりやるとパンチになっちゃうよ」と説明していました

・男の子は脇がしまっていなくて横に振る癖のある子が多いので特に注意

高くモモをあげて走る練習

飛び跳ねながら手とモモを高く上げて進む練習をしました。

<ポイント>

・強く地面を蹴って上に跳ぶ

※コーチは子どもたちに「そんなジャンプじゃマリオのキノコ出てこないよー」と声をかけていました

・速くしなくていい

・地面を蹴る時はつま先で

この練習が難しいなら、片足立ちの状態から、その場で飛び跳ねて脚を交互に出す「入れ替えジャンプ」にしてもいいそうです

歩幅を大きく取る練習

「大股」でコースを歩く練習をしました。

<ポイント>

・軸をぶらさない(インナーマッスルを意識)

・つま先を行きたい向きに向ける

・目線をどこかにやらない

スタートとゴールの練習

スタート(ヨーイドン)とゴールの練習をしました。

スタートのコツ

しっかり止まるのを意識。しっかり止まって、バネの力をためる

・ポーズは自分のやりやすいもので良い

・立った状態よりも、前に体重がかかった状態の方が速く走れる

・気をつけして、前に倒れる練習をやってみてもいい

・早くかまえすぎると筋肉が固くなる。時間がある時は手足をブラブラさせる

<ポイント>

・男の子は速く走りたくて、いきがって動いてしまう子が多いので注意

笛を吹く人を見る子が多いがそれはダメ。音が鳴るまで見てても分からないので、耳に集中する。

ちょっと目線を下に落としてスタートのポーズ、そのまましばらくは下向きのまま走る

・倒れなさそうなら、もっと体を前に倒してもいい

ゴールのコツ

・ゴールは実際よりも遠くオレンジのコーンだと思って、走り抜ける

走っている途中で他の子を見ない

子どもには「一緒に走っているお友達を見ないでね。見たら負けー!」と声掛けしていました。

感想とまとめ

・思わぬ収穫は、「子どもの走る姿がたくさん撮影できたこと」です。本人と動画を見てフォームをチェックしたいと思います。

・暑い日だったので、途中で「濡れタオル」が配られました。それを使うと子どもたちが元気になりました。家族で練習する場合も、暑い時期には用意してあげるといいかもですね。

・うちの子のタイムは練習前と後でほぼ同じだったのですが、「体力を消耗しているのにタイムが落ちていないなら、練習の成果が出ている」と考えて良いと言われました。

・練習後、うちの子は言われたことを意識しすぎてフォームが変になってしまったのですが、これは仕方がないことらしいです。

今までと違う動きをするには「調整」が必要ですが、それが子どもは苦手だそうです。

最後にこれだけは気を付けて!と言われたのは、「スタートはしっかり止まる」「腕だけ速く振る」「ゴールを走り抜ける」でした。とりあえず子どもにはこれだけ意識させようと思います。

追記

この記事を書いた1年後、同じところが主催するかけっこ教室に参加してきました。
前回と違っていたのは、今回は対象が年長からになっていました。

今回は最後にチェックリストをもらいました。

スタート

・静止しているか?

・目線が動いていないか?

・号令反応(=号令をかける人の方を見る)が出ていないか?

体の軸

・左右にぶれていないか?

・回転してしまっていないか?

腕の振り

・小さくないか?

・わきが開いていないか?

・横に動いていないか?

・腕が伸びていないか?

目線

・頭を動かしてしまっていないか?

・よそ見してしまっていないか?

ゴール

・走り抜けているか?

・蛇行してしまってないか?

類似記事のご案内

以前テレビや雑誌などの情報を自分なりに解釈してまとめた『かけっこが速くなる方法まとめ』や、別のかけっこ教室に参加した時に教わったことをまとめた『速く走るコツ満載!スタートラインのかけっこ教室のレポ』という記事も書いています。

良ければあわせてお読みください。