幼稚園の特色ってそんなに違うの?幼稚園選びのポイント

幼稚園選びは慎重に!転園もありえます

先日、うちの幼稚園に転入してきた子がいます。そのママさんによると「旦那の仕事が忙しくなり、親の出番の多い前の園が続けられなくなった」とのこと。

その方は事情が変わったから仕方がないですが、園選びって「本当にそこでやっていけるか」慎重に見極めないといけないなって思いました。

そこで、これから幼稚園選びをするママさんに向けての記事を書きました。
※地域によって事情が違うので、参考程度にどうぞ。

ちなみに、兄弟姉妹がいる場合、普通は同じ園に通わせると思いますが、上の子の園と方針が合わなかった場合、下の子は別の園に入れるという方もけっこういます。

幼稚園選びはいつから?

「うちの子はまだ赤ちゃんだけど、幼稚園選びはいつから?」って疑問に思っている方も多いと思います。

地域によっても違いますが、できれば、「年少の2つ下の学年の秋頃」までには幼稚園の検討を始めるといいと思います
※生まれ月によっても違いますが、だいたい1歳後半~2歳前半の頃ということです

入園希望者を対象としたプレ保育(後で詳しく解説)の申し込みが、早いところでは「年少の2つ下の学年の冬頃」からスタートします。

人気の園では、プレ保育の受付開始の日に、明け方から大行列ができるところもあるようです。

※この記事を見た時点でお子さんの月齢がもっと上でも、そんなに焦らなくて大丈夫です。プレのない園もありますし、プレに入らなくても入園できる園も多いです。定員に空きがあれば、プレに学期の途中から参加することも可能です。

幼稚園選びのポイント

「プレ保育に通う」のが必要か

人気の園では「プレ保育」に通わないと、年少時に入園できないところもあります。希望の幼稚園にプレ保育があるかは一番に確認してください

プレ保育の解説

プレ保育とは、入園する前の年に「お試し・慣らし目的」で週1~月1程度幼稚園に通うものです

時間は毎回2時間~3時間半程度です。午前中だけ、午後だけのところもあれば、お弁当や給食を挟む園もあります。

普通は親も一緒に参加しますが、母子分離(=子どもだけで預かってくれる)の場合もあります。
※途中から母子分離になるところもあります。

保護者にとってプレ保育は、入園前に幼稚園の雰囲気を知る良い機会です。比較のために2つの園のプレ保育に通わせている方もいます。

しかし、幼稚園にとってプレ保育は、早めに園児候補を囲い込む目的があります。

なので、プレ保育に申し込む際に「第一希望で入園を検討していること」を条件にしている園もあります。

プレ保育に通っている時に指定の体操着やバッグなどを買わせ、「もったいないから逃げられない」ようにすることもあります。

いずれにせよ、プレ保育に通っている年の秋頃にはその園の願書配布も始まるので、その頃までには本当にその園に入園させるか決める必要があります。

給食や宅配弁当があるか

幼稚園はママ手作りのお弁当を持たせるイメージがありますが、最近では宅配弁当などを利用できる園も増えています。

宅配弁当は希望すれば毎日利用できる園もあれば、利用できる曜日が決められている園もあります。
また、毎日給食が出る幼稚園もあります

給食は業者から購入している園もありますが、自前で給食設備を持っており、常勤の栄養士さんが献立を作っている園もあります。

バスによる送迎があるか

バスによる送迎も要確認事項です。バスがあれば、多少遠くの園でも通わせやすくなります。

園がバス送迎をやっていても、自宅付近がそのルートに入っているかどうか分かりませんのでご注意ください

知人の家はルートから少し外れていたので、園バスの乗降場所まで自転車で送っているそうです。(急いでいる日はそこまでタクシーのこともあるらしいです)

自宅がバスのルートになっている場合、可能なら乗降時間もチェックするといいと思います。

うちの園では同じバスが2往復するので、1便の子と2便の子で登園時間に大きな差が出ます。

1便の子は朝早いのが悩み、2便の子は帰りが遅いので習い事などに遅れるのが悩みのようです。

バスの乗車時刻は、年間を通して同じ時間の園もあれば、公平にするためしょっちゅう変える園もあります。

バス代は、うちの園は月4200円です。兄弟割引はありません。バスの利用は行き帰りがセットです。
知人の子の園では、行きか帰りの片方だけ利用することができ、その場合バス代が半額になるそうです。

自宅から園までさほど遠くなければ、バスより自転車で送迎することを選ぶママさんも多いです。
(バス代も安くないし、バスは待ち時間や遠回りがあって、それほど効率的ではないので)

お子さんをバス通園にさせていたけど、下の子も入園したら自転車登園に変えた方も知っています。
(2人分のバス代は家計に響くため)

園にバス送迎がない場合は必ず親の送迎が必要になりますが、それはそれで先生と直接話せたり、親同士が顔見知りになれて、情報交換できたりというメリットもあります。
うちの子はバス通園ですが、バスだと担任の先生やママ友と顔を合わせる機会が少ないです。

駐車場があるか

お子さんを園まで車で送迎するなら、「園の駐車場の台数」も重要なポイントですね。

園に駐車場の台数や利用のルールなどを確認しておくといいと思います。

うちの園では、晴れた日は自転車送迎だけど、雨の日は車で送迎をしている人も多いです。
雨の日の混み具合も気になりますね。知人に先輩ママがいたら聞いておくと安心です。

延長保育があるか

幼稚園ママさんにも働いている方がけっこういます。年中などから働き始める方も多いですね。

なので、幼稚園の通常保育が終わった後や、夏休みに子どもを預かってもらえる「延長保育(=預かり保育)」も園選びの大きなポイントですね。

延長保育は基本は「月単位」か「年単位」での利用ですが、「希望の日を1日単位で」利用することもできます。

専業主婦のママも何か用事がある時に利用すると便利です。

「延長保育をやっています」と言っても、園によって多少事情が違います

・朝の預かりがあるか。あるなら何時からか。
※知人の園では、朝の預かりは無料だそうです。なので早めに登園する子が多く、パパが出勤前に連れていく家庭も多いようです。

・帰りは何時まで預かってくれるか
19時まで預かってくれる幼稚園もあります。保育園と変わらないですね。

・預かり保育の料金など
預かり保育の利用料金は、園によっても違いますし、一日だけの利用か、月単位での利用かによっても変わります。
うちの園は毎日18時半まで預けると、月額14000円です。

バスで通わせる場合、「延長保育後のバスによる送迎」があるかどうかもポイントになりますね。うちの園では延長保育後のバス送迎もあるのですが、時間が選べないので、時間が合わずに帰りだけお迎えに行くという人もいます。

珍しいですが、卒園児なら小学生になっても預かってくれる「学童保育」を提供している園もあります。知人の子の園では、スタッフが小学校にお迎えに行って、幼稚園までバスで連れてきてくれるそうです。
上の子が卒園しても同じ場所に迎えに行けるのは便利ですよね。

「お勉強系」か「のびのび系」か

幼稚園の教育方針は、大きく「お勉強系」か「のびのび系」に分けられると思います

<お勉強系はこんな感じ>

お勉強系の幼稚園だと、勉強や体操などのカリキュラムがきっちり組まれていて子どもが大きく成長します。パソコンなどに取り組む園もあるそうです。

参考までに、一応英才教育園と呼ばれる、うちの園のスケジュールはこんな感じです。→『【英才教育幼稚園】年少のカリキュラムを大公開!

その反面、外遊びの時間が少なく、子どもが疲れてしまったり、合わない子は園が嫌いになるなどの問題もあります

英才教育園では外遊びが1日30分しかない園もあります。また、「ひらがなの読み」や「さかあがり」などができた子の名前を貼り出すなど、早いうちから競争社会にさらされます。

英才教育園の中でも英語教育に力を入れている園では、常勤のネイティブスタッフがいて、英会話のレッスンをしたり、子どもたちと遊んだり、一緒にお弁当を食べたりしてくれるところもあるそうです

英才教育園で採用されている教育理論には、勉強と体操に力を入れる「ヨコミネ式」、漢字絵本を読ませる「石井式」、教具に特色のある「モンテッソーリ教育」などいろいろあります。
(「モンテッソーリ」をいわゆる英才教育に分類するかは難しいところですが)

<のびのび系はこんな感じ>

「のびのび系」は一日中遊んでいるような幼稚園です。

森のようなところで自由に長時間過ごす園や、園でうさぎや金魚やカメなどを飼っていて、動物とのふれあいなどに力を入れている園もあります。

のびのび系では、縦割り保育(学年で分けずに、年少~年長を一緒に活動させる)をやっているところも多いです。

異年齢の子との交流で上の子からいろいろ習ったり、下の子のお世話をするのは今の日本社会では少なくなってきているので、魅力的ですよね。

のびのび教育では子どもの自主性、たくましさ、自然への興味などが育まれますが、小学校に入学してから「ひらがな」で苦労したり、席についてじっと授業を聞くのに慣れなかったりといった問題が起きることもあるようです

のびのび系の幼稚園の中でも、ただ外遊びが多い園もあれば、「シュタイナー教育」などの教育理論に基づいているところもあります。
何でもアートを通して学ぶ、表現する「レッジョ・エミリア教育」というのも最近注目されています

それらの園では直接的な勉強はしませんが、もっと根本的な「子どもの学ぶ力」が育ちます。

宗教色はあるか

幼稚園はキリスト系や仏教系などの宗教法人が経営していることも多いですね。

宗教法人の運営でも、園児には何も宗教的なことをやらせない園もありますが、かなり宗教色の強い園もあります。

それが気になる方は事前によく調べた方がいいかもしれません。

知人のお子さんの通っている園は仏教系です。
毎朝お経を唱えたり、お弁当を食べる際は「ののさま、いただきます」などと言うそうです。

あと、入園祝いに「ミニ仏像」をもらったそうです。

プール設備があるかどうか

普通、「園でプールをやる」というと夏の間「園庭にプールらしきものを作って水遊び」のことだと思います。

しかし、温水プールを持っていて、年間通して週1でスイミングを教えてくれる園もあります

女の子は濡れた髪をどうするんだろう?と疑問に思いますが、知人の通っている園では先生が乾かして結びなおしてくれるそうです。
日によっては親がやったのよりも凝った髪型になって帰ってくるそうですよ(笑)至れり尽くせりですね。

幼稚園でできる習い事に何があるか、送迎はあるか

たいていの幼稚園には、通常保育が終わった後にそのまま残ってできる習い事(課外活動などと呼ばれる)があります

送迎が楽なので人気です。月謝もお手頃価格なことが多いです。

習い事の種類は園によって違います。

体操や英語教室などがメジャーだと思いますが、園によってはピアノ、サッカー、ダンス、新体操、バレエ、絵画、知育教室などの選択肢もあります。

スイミングスクールと提携していて、園からスイミングスクールまでバスで送ってくれる園もあるそうです。

幼稚園に残って習い事をやらせた場合のお迎えですが、「普段がバス通園でも、習い事でそれに乗れない場合は迎えに行かないといけない」という園もあれば、習い事が終わった後バスで自宅まで送ってくれる園もあります。

役員など親の手伝いがどの程度あるか

役員があるかどうか、どんな手伝いをするかは園によって全然違います。

役員がない園もあれば、給食当番、バザーや夏祭りの準備など親が大忙しの園もあります。

知人の園では、専業主婦のママさんは「平日園に行ってお手伝い」をし、働いているママさんは「自宅で内職的なお手伝い」をするようです。
どちらも大変そうですね(汗)

園での集まりに下の子を連れて行けるかも重要なポイントです

「幼稚園での集まりの際、下の子はできるだけ預けてきてください」という方針の園だと、下のお子さんを預ける当てがない方は、専業主婦でも集まりに出にくいです。

知人の園はそういった方針なので、東京在住ですが、ほぼ毎週名古屋から実母を呼び出していた時期があるそうです。

親同士の付き合い方

親同士の付き合いの濃さも、園によって様々です。

「クラスのママ会=茶話会(さわかい)」が公式に委員を決めて開催されるところもあれば、クラスの母親全員に声をかける集まりが禁止されているところもあります
(仕事を持っていて毎回参加できない方が困るため)

知人の園では、土曜日に茶話会が開かれるので、子どもは旦那に預けて参加しないといけないそうです。

ちなみにその知人の園では「去年のクラスの茶話会」も公式に開かれるそうです。忙しいですね。

手芸部など、「ママの部活」がある幼稚園も存在します

どっぷり浸かれば楽しそうですが、ママ同士でトラブルが起きた場合は大変そうですね。

その他

保育料はどれぐらいか

保育料は同じ地域でも園によって多少違います。(うちは保育料が3万ちょっとです。バス代などは別途かかります)

特に園によって違いが大きいのが、兄弟割引です。2人目は半額のところもあれば、3000円引きというところ、割引がないところもあります。

お子さんたちが年子、あるいは2学年差の場合は大きな問題ですね。

受験が必要か

有名で人気な幼稚園は「お受験」をして入るところもあります。

うちとは無縁のハイソな世界なので詳しくありませんが、1~2歳の頃から専門の塾(幼児教室)に通わせるなど対策をするみたいです。

園によっては、系列の病院で出産した方がいいなどの噂もあるみたいです。妊娠中から受験対策を始めているってことですね(汗)

公立か私立か

幼稚園には公立と私立があります。公立の方が保育料は安いですが、2年保育など保育期間が短いところが多いようです。

ちなみにうちの地域では公立の幼稚園はなくて、私立しか選択肢がありません。

マンモス校か小規模校か

一学年に4・5クラス以上ある規模の大きい園もあれば、一学年に1・2クラスの小規模幼稚園もあります。

大規模園のメリットは園庭が広いこと、たくさんお友達ができること、ママ一人ひとりの負担が少ないことなどがあります。

デメリットは先生の目が行き届いていないと感じたり、運動会で我が子を見つけられなかったりすることです。

小規模園のメリットは先生の目が行き届きやすいこと、ママや子ども同士が仲良くなれることなどがあります。

デメリットはバスの送迎がなかったり、園庭が狭かったり、人間関係のトラブルがあった際逃げ場がないことです。

卒園生の入る小学校はどこか

お子さんの小学校入学が不安という方は、小学校の学区を調べて、そこに卒園生をたくさん送り込む幼稚園に行かせるといいかもしれません。

自宅近くの規模の大きな幼稚園なら間違いないと思います。

他にも幼稚園によって「細かな違い」はいっぱい!

・「制服の活用度」は園によって違います。園に着いたらすぐ体操服に着替えさせるところもあれば、制服のままで外遊びさせるところもあります

近所の園では、年少時は制服を購入しないで、年中から制服を着るところもあります。不思議なシステムですよね。

園によっては毎週「半日保育の日」が設けられているところがあります

うちの園は始業式・終業式などだけ半日保育ですが、知人の園では年少~年長まで、月曜日は半日保育です。

「登園時間帯の幅」も園によって違います
厳しいところでは〇組は「〇時〇分~〇時〇分の間に登園」と決められていて、その幅が5分しかないところもあります。早く着きすぎると、どこかで時間をつぶさないといけません。

ゆるいところでは園が7時半に開いてから9時頃まで、いつ来てもいいというところがあります。(朝の預かりが無料ということらしいです)

・保護者への連絡手段も園によって違います。うちの園は保護者への連絡手段が基本「プリント」ですが、バスのない近所の園では口頭で伝えるそうです。
一斉送信メールを活用している園もあります。

・参観日のやり方も園によって違います。うちは決められた時間に30分程度の参観に行きますが、知人の子の園では「まる1日」参観日に設定されていて、好きな時間に見に行っていいそうです。

そのやり方だと子どもたちの自然な姿が見られて面白いなと思いますが、見どころを見逃したり、他のママ友さんと会えないというデメリットもあるようです。

・運動会の席の取り方も園によって違います。早くから場所取りしないといけない園もあれば、事前に子どもにクジを引かせる園、運動会は「立ち見」が基本で、自分の子の出番が終わったら移動しないといけない園もあります。

・幼稚園で取り組む楽器も園によって違います。鍵盤ハーモニカ(商品名で言うとメロディオンやピアニカ)をやるところが多いと思いますが、ハーモニカなど他の楽器をやるところもあるみたいです。

・園によっては「満三歳児クラス」を設けているところもあります

これは「プレ保育」の学年の子が、3歳になった翌月から正式に園児として毎日通うものです。

4・5・6月生まれなどの子は、「満三歳児クラス」を検討してみてもいいと思います。
4月生まれの子なら、5月1日から正式に入園でき、毎日通えます。

園によっては保育所と幼稚園の両方の機能を持つ、「認定こども園」になっているところもあります

保育園並みの預かり時間で、幼稚園レベルの教育が受けられる…といいとこ取りのようですが、まだこの制度ができたばかりでたくさん問題もあります。

保護者にとっては、世帯収入がそこそこあってママが専業主婦だと保育料が増えたり、働くママと専業主婦ママで対立したりすることもあるようです。

園にとっては手続きが大変で、補助金が減る場合もあるようです。
なので、うちの近所では認定こども園をやめる園も出てきています。

迷ったら見学!のすすめ

幼稚園に関する情報収集の方法としては、幼稚園の公式ウェブサイトを見たり、ウィメンズパークの幼稚園探しなど、ネットの掲示板を見る方法もありますが、やはり実際に見学に行くのが一番です。

園に電話で申し込みをして、平日に子どもと一緒に「幼稚園見学」に行くのをおすすめします。
同じ園に興味を持つお友達がいるなら、グループで行くといいと思います。

見学の子どもを園庭で遊ばせてくれたり、絵本を配ってくれるなどサービスの良い園もあります

幼稚園見学の他にも、幼稚園の夏祭りや運動会を一般にも公開しているところなら、それらを見に行ってもいいと思います。

幼稚園を見学する際、もし会えたら園長先生の人柄も観察しておいてください。

知人の子の通っていた園で、「園長が経営方針を大幅に変え→先生が大量に辞め→園児もやめる」と大騒動になった園があります。
まあ、そんなこと予想するのはなかなか難しいですが(汗)

近所の児童館などに遊びに行った際に、幼稚園児を連れているママさんがいたら、いろいろと噂話を聞いてみるのもいいと思います。