私の周囲には教育熱心な家庭が多く、お子さんに様々な習い事をさせています。
もちろん、全く習い事をしていないお子さんもいますが、「一週間毎日習い事で埋まっている」「1日に2つ~3つの習い事をはしごする」というお子さんもいます。
私の周囲で人気の習い事を1位から5位までランキングにすると以下のような感じです。
1位:スイミング
スイミングは
「泳げたら将来絶対役に立つ!命が助かるかもしれない」
「幼稚園や小学校のプールの授業で困らないようにしたい」
「他の習い事と比べて安めで、発表会もないので気軽」
などの理由から多くのお子さんが習っています。
また、
「心肺機能が鍛えられるので、喘息の改善のために通わせる」
「体力がつくので、後々のハードな塾通いに備えて通わせる」
というケースもあるようです。
ベビースイミングなら赤ちゃんから始めることができますが、最初は親も一緒に入らないといけないので着替えやメイク落としなどが面倒です。一人で入れるようになる年齢はスクールによって違いますが、大体3歳くらいなのでその頃から始める子が多いです。最初は水遊び程度でなかなか技術は習得できませんが、良い運動になるし、水をこわがらないようになる効果もあります。
うちの子たちもスイミングを習っています。スイミングは振替制度が整っていることが多いので、体調が悪い時、何か予定を入れたい時に気軽に休めるのが気に入っています。
スイミングスクールにも色々ありますが、うちは大手スクールに通っています。大手に通うと、スクール内で開催される全国大会などに参加できるのがメリットです。本格的にやらせたい人は、大手の中でもさらに選手コースのあるスクールがおすすめです。
それほど本格的でなくてもいいというママ友には自治体のプールで開催されている教室が人気です。
場所によって違いますが、1か月2000千円くらいと安いです。
ただし、そういったところは人気が高く、キャンセル待ちになることが多いです。
2位:ピアノ
ピアノは
「音楽は楽しいと知って欲しい」
「何か1つは楽器ができると良いと思うので、とりあえず一番身近なピアノを習わせる」
「楽譜を読めるようにさせたい」
「音楽の素養を身に着けると人生が豊かになる」
「ピアノは脳に良い影響がある、特に右脳開発になると聞いた」
などの理由で習わせている親御さんが多いです。
特に女の子に習わせたいと考える家庭が多いようです。
ピアノを習うには、ヤマハ音楽教室など大手のコースに通う方法と個人の先生に習う方法があります。
ちなみにヤマハ音楽教室では最初はピアノではなくエレクトーンを使って練習します。これは、エレクトーンの方が軽いタッチで音が出るので指の力の弱い幼児に適しているためだそうです。
その後小学生になってからはエレクトーン専門コースかピアノコースかを選べます。
本当はピアノを習わせたいけれど「ピアノを家に置くスペースがない」「音が気になる」などの理由で諦めているという話をたまに聞きます。しかし、最近ではスリムな電子ピアノも出ていますし、最初は高さのないコンパクトなキーボードで練習することもできます。ヘッドフォンをつけて演奏すれば音も気になりません。
うちの子たちもヤマハ音楽教室に通っています。グループレッスンで音楽の知識だけではなく社会性なども身についてきている気がします。
3位:英語
英語は
「早いうちから習わせて、英語を聴き取れる耳を育てたい」
「英語の授業で困らないようにしたい」
「国際社会だから話せないと困る」
「中学受験の科目に採用する学校も増えているので対策が必要」
などの理由から習わせている家庭が多いです。
英語は元々人気の習い事でしたが、2020年から小学校で英語が必修化されることが決定して以来、さらに人気になっているようです。
レッスンでは歌ったり踊ったり、ハロウィンやクリスマスなどのイベントを楽しんだりするので、子ども本人が楽しめる習い事の一つです。
たくさんの英会話スクールがありますが、大きな違いの1つは、先生が日本人か外国人(ネイティブ)かということです。日本人だと価格が安いことが多く、子どもの抵抗感が少ないですが、発音のあまり良くない先生もいます。
日本人の先生と外国人の先生がペアで教えてくれたり、一週ごとに交替で教えてくれるところもあります。
週に1回英語教室に通えば英語が話せるようになるのかどうかは気になるところだと思いますが、正直、それだけだと流暢にしゃべれるようになるのは難しいと思います。多少挨拶や単語を覚えて、耳が良くなり、外国人と話すことに抵抗がなくなる程度です。
かなりしゃべれるようになったお子さんは英会話教室だけではなく、「おうち英語」(自宅で英語の動画を見せたり、英語で話しかけるなど)や短期留学なども併用しているケースが多いようです。
ただし、幼少期にたとえ成果が出なくても、幼少時に英語を習っていれば後から本人が英語に興味を持って勉強した際に有利になります。私も5歳から1~2年間くらい英語を習いました。そのおかげで英語の発音は良いと褒められます。
英検など英語の資格を取らせたい家庭では、公文の英語も人気です。公文の英語ではしゃべれるようにはなりませんが、読み書きはしっかりできるようになります。
英語で生活する学童保育も人気です。
うちの子も英語の学童保育であるキッズデュオのサマースクールに通ったことがあります。
英語学童は英会話スクールに比べて英語環境で過ごす時間が長いので、そこそこ話せるようになります。
英語は自宅でオンラインレッスンをやっているお子さんもいます。パソコンの前にじっと座っているのが大丈夫であれば、オンラインレッスンは安くて楽で融通も利くのでおすすめです。
4位:塾(公文や学習塾、幼児教室などまとめて)
趣旨が違うので多少無理があるのですが、幼児教室や塾をまとめさせていただきました。
これらの塾に通う理由は
「学校の授業についていくため」
「学習習慣を身につけるため」
「お受験のため」
「地頭を鍛えるため」
など各家庭で様々です。
<公文>
公文は同じ教室に通っていると言っても「国語」と「算数」と「英語」があって、どれを学習しているかは子どもによって違います。
幼児だと1~2教科の子が多いですが、小学生になると3教科の子もいます。
公文で書写(習字)をやっている子もいます。漢字の勉強にもなって一石二鳥だそうです。
うちの長女も公文の英語と算数をやっています。公文は学年に関係なく、どんどん先に進ませてもらえるのが気に入っています。
公文の他にも学研教室なども人気ですね。
<学習塾>
楽しく勉強を教えてくれる、花まる学習会などが人気です。
SAPIXなど中学受験対策塾には普通小3の2月から通う子が多いですが、小1から通っているお子さんもいます。
小1はまだ週1回で内容も先取りし過ぎずそれほど厳しくないので、そこから通ったからと言って中学受験で有利になるわけではないようですが、学習習慣や思考力をつけるために通っているお子さんが多いようです。
<幼児教室>
幼児教室というジャンルで通っている子が一番多いのは、お受験(幼稚園受験・小学校受験)対策の幼児教室です。
ジャックや伸芽会など大手から、個人がマンションの一室で開いているところまで色々な教室があります。
お受験ではなく知能開発を目的とした幼児教室としては、七田式やそこから分裂したEQWEL(イクウェル)、やる気スイッチグループのチャイルドアイズなどに通っているお子さんがいます。
また、小学館や講談社やミキハウスなど大手企業がやっている幼児教室も人気です。
5位:体操教室
体操教室は
「小学校の体育で困らないように」
「運動好きな子になるように」
「できれば将来大会で活躍して欲しい」
「運動ができた方がモテそう」
「日常生活の運動不足を補いたい」
などの思いから通わせているご家庭が多いです。
体操教室では、跳び箱や縄跳びなど小学校の体育の授業で即役立つことが習えます。
女の子には新体操も人気です。ボールやリボンを使った演技などを練習します。
お受験するお子さんはその対策をしてくれる体操教室に通ってクマ歩きなど、お受験で必要とされる運動を練習しています。
「かけっこ教室」「アクロバット教室」「トランポリン教室」など特定の種目に特化した体操教室に通っている子もいます。
その他の人気の習い事
サッカー
私の周囲では習い事としては野球よりもサッカーが人気です。多分これは平均年齢が低いためと、サッカーの方がスポーツ少年団(注)以外のスクールが多いからかなと思います。
注=野球もサッカーも、地域の子が集まってやっている「スポーツ少年団」というものがあります。料金は安いのですが、親の手伝い(親コーチをやったり、送迎など)が大変なようです。
そろばん
そろばんは計算力が身につくだけではなく、右脳開発にもつながるということで人気のようです。
昔ながらのそろばんに加えて、フラッシュ暗算(PC画面に表示される問題を暗算で計算する)を取り入れているところも増えています。
空手
空手は男の子ママに人気の習い事です。
指導員が趣味で安く教えてたり、教室が空いてる間通い放題だったりでコスパが良いらしいです。
いろんな流派があって、型だけのところと、実際に相手にパンチするところがあるとのことです。
試合の日の親の手伝いの大変さも流派によって違う為、入会前に要チェックです。
絵画
絵画・造形教室などは表現力や芸術的センス、個性を身につけて欲しいという思いから習わせるご家庭が多いようです。小学校受験でもよく試験科目に入っているので、お受験をする家庭にも人気の習い事です。
遊びの延長なので、子どもにとっても楽しくて続けやすい習い事です。
ダンス
ダンスはEXILEファミリーの活躍や、小学校の体育でダンスが必修化されたことで人気が高まっています。
「ダンスは世界共通言語だから、国際社会で役に立つかもしれない」と考えている方もいます。
ダンスは地域のお祭りなどで披露する機会が多いので、社交性や度胸も身につきそうです。
バレエ
バレエは姿勢や日常の所作が美しくなるとのことで、女の子が習っている率が高いです。
しかもお金持ちの子と言うイメージが強いですよね。実際バレエはお金がかかります。
月謝はそれほど高くなくても、発表会でかなりお金がかかるらしいです(教室にもよるのですが、1回の発表会で10万~20万かかるようです)。また、発表会での親の手伝いもけっこう大変だそうです(衣装は貸衣装でも、サイズの調整で当日裁縫セットを持って走り回るそうです)
プログラミングスクール
プログラミングは近年人気になった習い事ですね。ヒューマンアカデミーのこどもプログラミング教室などがあります。まずはパソコンに慣れるところから始まって、プログラミング言語としては子どもにもとっつきやすいScratch(スクラッチ)などを学ぶそうです。
最近よく名前を聞くようになった「レゴスクール」も実はレゴを通してプログラミングを学ぶというスクールです。
実験教室
学研や中学受験の塾(四谷大塚など)がやっている実験教室は子どもを理系にさせたい親御さんに人気で、中学受験にも役立つ内容が実体験を通して学べると評判です。
科学館などがやっている単発の実験教室に定期的に行っている子もいます。
バイオリン
バイオリンはピアノと同様に音楽の素養を身に着けさせたい家庭に人気です。ただし、ずっと同じものを使えるピアノと比べて、バイオリンは体の大きさに合わせてバイオリンを買い替えるので大変だそうです。
スズキメソッドという鈴木慎一さんが考案された教授法を取り入れた教室が人気のようです。
自然体験
自然と触れ合って成長して欲しいという家庭では、お子さんを「早稲田こどもフィールドサイエンス教室」や「育てる会」「ボーイスカウト」などの自然体験プログラムに参加させるのも人気です。
特に男の子のママにはお子さんに自然と触れ合って科学的な観察力を身に着けたり、たくましくなって欲しいと願う方が多いようです。
おまけ情報:ワーママに評判の良い習い事
両親が仕事をしている家庭では、延長保育や学童保育の代わりに習い事を利用している人もいます。
幼稚園や小学校に残ってでできる習い事が送迎の手間がなく、延長保育の代わりになるので人気です。
(園や学校が教室を外部団体に貸し出しており、そこでレッスンが受けられるようになっています)
そろばんや空手やスイミングなど、「定額で週に何度も通えるタイプの習い事」を学童保育代わりにしている人もいます。
twitterにも習い事情報など書いています
twitterでも習い事などの話を時々投稿しているので、よかったらフォローしてください。
最近うちの子のお友達の間で人気の習い事、それは意外にも「ミュージカル」
芸能界を目指すのかな?と思ったらそうではなく、ダンスや歌唱力や表現力や度胸や協調性、色々身につくのを期待してのことらしい。子どもとしても楽しいらしい。あるお友達はピアノやめてミュージカルだけ続けたいと言ってる
— 英才教育ママの端くれ (@eisai_kyouiku) 2019年4月29日
またまた良い記事ありがとうございます。
たいていの小学校で、小1からプールやりますよね。
プールを習っている子が多いので、全くやったことがないと、小1の夏からつらそうです・・・。
ちなみに私はプールが得意でなかったので、プールがあるといつも憂鬱でした。
そうならないようにプールは子供にやらせようかと。
佐藤ママさんの本をやっと2冊読み終わりました。
お子さん4人ともプールをやっていますね。中学受験って体力が必要ですよね。
それもあってやらせていたのかなという感じはしました。
あと私が先程書いたような「自分はプール苦手でプールの時間がイヤだったので。」ということも書いてありました。
最近『「賢い子」に育てる究極のコツ』という本を読んだのですが、3歳あたりから1番初めでおすすめの習い事は、音楽でした。
音楽によって刺激させる脳の部分と英語など語学の学習とは関係があるかもしれない・・・というようなことも書いてありました。
いろいろ考えると、くもんみたいな左脳を使う習い事は3歳あたりではなくてもっと後でもいいのかな?と思います。
しかし娘が市販のドリル等があまりに大好きで、「ドリルをやりたい」と毎日泣き叫んでいるので、早すぎる気はしますがくもんに入ろうかなと思います。