最近の子どもは色々な習い事をしている子が多いですが、
「共働きで祖父母も遠方なので、送迎ができない」
「下の子がまだ小さいので、下の子を連れての送迎が辛い」
「遠くの小学校に通っているので、帰宅が遅い」
などの理由で、習い事を始めたいのにできないのが悩み、という話も良く聞きます。
今回はそれを解決する方法をいくつか考えてみました。
送迎のある習い事をする
放課後に幼稚園・保育園や小学校までバスでお迎えに来てくれる民間学童(アフタースクール)を利用すると、送迎の手間なく習い事ができます。
私の周囲では英語学童のキッズデュオやkids upで英語を習ったり、nas kidsで英語や体操、スイミングを習っている子がいます。
送迎付きの習い事は「帰りの送迎」について要確認です。帰りはスクールまで迎えに行くところと、自宅までバスでスタッフが送迎してくれるところがあります。
土曜日に習う
知り合いのワーママのお子さんは土曜日に習い事をしていることが多いです。
土曜日に2つ~3つかけもちしているという話も聞きます。
ただ、小学校に入ってからは月1くらいで土曜日に授業があるので、土曜日に習い事をすると定期的にに習い事を休まないといけなくなる点はご注意ください。休んでもついて行ける習い事ならいいのですが、ピアノのグループレッスンなどは厳しいかもしれません。
また、小学校受験をする場合には、年中から土曜日は説明会や公開授業、模試や試験などが入るので習い事をするとどちらを選ぶか毎回悩むことになります。
保育時間中に色々習える幼稚園を選ぶ
幼稚園を「バディスポーツ幼稚園」や「タックチャイルドクラブ(=スポーツクラブのTACが母体)」「ヨコミネ式」などの運動に力を入れている園にすると、運動系の習い事をしなくても保育時間内にそのスキルが身につきます。
ヨコミネ式はメロディオン(鍵盤ハーモニカ)の演奏にも取り組むので、ピアノなど音楽系の習い事をしなくても音感が身につきます。
他にも、英語に力を入れていてネイティブの先生が常勤している幼稚園なら英会話スクールに行かなくても英語が身につくし、スイミングスクールと提携してスイミングの授業をやっている幼稚園ならスイミングスクールに行かなくても泳げるようになります。
保育中のスイミングは、送迎だけでなく着替えさせたり髪を乾かしたりする手間も省けるので特にありがたいですよね。
幼稚園が終わった後、園に残って習う
幼稚園が終わった後に教室を使ってする習い事(=課外活動)は送迎の手間が省けますし、延長保育代わりに使うこともできるので人気です。
幼稚園の課外活動だと良く知ったメンバーで習えるので、人見知りなお子さんにもおすすめです。
どんな習い事ができるかは園によって違いますが、体操やサッカーや英語などをやっている園が多いです。
どんな課外活動ができるかを、幼稚園を選ぶポイントにしてもいいかもしれません。
幼稚園で課外活動として習い事をする場合、卒園した時に続けられるかどうかは要チェックです。
2つのことが同時に習えるものにする
英語で体操が習える「マイジム(My Gym)」など、英語で何かを教えてくれるスクールに通うと英語とその技術、2つのことが同時に習えます。
体操だけでなくて、英語でダンス、英語でサッカー、英語で料理など色々あります。
趣味を通して英語を学ぶのは「ホビングリッシュ」といって大人にも注目されているようです。
回数の少ない習い事にする
多くの習い事は週1くらいのペースで通いますが、中には月1や月2程度のペースで通うものもあります。
それだと両親が働いている家庭でも有給休暇を使って送迎ができたり、他の習い事もしやすいです。
頻度の少ない習い事はカルチャースクールなどの講座に多いので、興味のある方はデパートや大型スーパーなどにあるカルチャースクールをチェックしてください。
オンラインレッスンにする
英会話スクールをオンライン英会話にすると時間が自由になるし、送迎の手間もかからないし、料金も安くなります。
(ただし実際の英会話教室も欧米人に慣れたり、ハロウィンやクリスマス会などイベントを楽しめたりすると言うメリットがあるので、好みの方を選んでください)
大人向けオンライン英会話スクールでも子ども対応しているところがけっこうありますが、子ども専用のオンライン英会話スクールだとより子どもの扱いが上手い先生が多いです。子ども専用オンライン英会話としてはリップルキッズパーク
などが老舗で有名だと思います。
ちなみに、ご自身もオンライン英会話を始めたいのなら家族会員制度のあるオンライン英会話を選ぶといいかもしれません。私はネイティブキャンプ
というレッスン受け放題のオンラインレッスンをやっていますが、いずれ子どもたちも引き込むつもりです(笑)
オンラインレッスンでは「レッスンの間じっと座っていられる」ことが必要になります。幼児でもやっている子はいますが、多くの子は小学生くらいからが始め時かなと思います。お子さんがオンラインレッスンをちゃんと受けられるかどうか、入会前に体験レッスンはした方がいいと思います。
また、先生はフィリピン人が多いです。ネイティブに習いたい方はネイティブの先生の多いオンライン英会話を選ぶといいと思います。
オンラインレッスンといえば英会話が有名ですが、「探究学舎」という人気の塾もオンラインレッスンをやっています。受験とは関係なく、テーマに沿った講義をすることで有名でマスコミにもたくさん取材されている塾です。(最近では3月に情熱大陸に出ていました)
うちも宇宙をテーマにしたお試し授業をオンラインで受けたことがあるのですが、Zoomという動画配信システムを使っており、一部の生徒と講師の先生がやりとりするのが臨場感があって面白かったです。
また、Kahoot!というアプリを使って4択クイズにも参加できました。IT機器を活用してるのが今どきですよね。
探究学舎のお試し授業を受けてみたいという方は、探究学舎公式サイトのメールマガジンを購読することをおすすめします。
通信教育にする
勉強関係の習い事も塾へ通わせるのではなく、通信教育にすると送迎しなくていいし、好きな時間に取り組むことができます。
例えば公文式は通常週に2回通い、毎回1時間程度教室に滞在しますが、実は「通信学習」の会員になれば、教室に通わずに直接自宅にプリントを送ってもらうこともできるんです。
こういった形で学習ができることは公文の教室に通ってる家庭でもあまり知らないと思います。
公文の通信学習について知りたい方は公式サイトの公文式通信学習をご覧ください。
公文の他には、タブレット端末に毎月問題を配信してもらうタイプの通信学習も人気ですね。
ジャストシステムの「スマイルゼミ」ベネッセの「チャレンジタッチ」、算数だけの「RISUリス算数」などがあります。
小4からは授業動画が月額980円で見られる「スタディサプリ」という方法もあります。
休み期間だけのコースに参加する
毎週決まった曜日に習い事に通うのが辛い場合は、春休み・GW・夏休み・冬休みだけ習い事の短期コースに参加するのもおすすめです。
長い休み期間中の「子どもの預け先」としても重宝します。
「スイミングの短期コース」「体操の短期コース」「英語のサマースクール」などが人気です。
うちは普段から英会話教室に行くのは大変なので、休み期間だけ英語学童のキッズデュオのスクールに参加させています。
キッズデュオは休み期間中だけ毎日テーマ活動(アクティビティ)があって、みんなで料理したり、工作したり、水鉄砲で戦ったりと色々な事をやってくれるので、思い出作りにも役立ちます。
キッズデュオよりもっと本格的に英語漬けにしたいなら、アメリカンスクール(インターナショナルスクール)のサマースクールに通わせるのもいいと思います。外部生も夏休みなどだけ受け入れているところがけっこうあります。
短期コースの注意点は、これだけではそれほどスキルの向上は期待できないところです。
また、あまり難しいことも習えません。
うちの娘はスイミングスクールの短期コースでバタフライをやりたかったのですが、近くのスイミングスクールの短期コースは平泳ぎまでしか教えてもらえないとのことでした。
単発で参加する
習い事の代わりに、単発のイベントに参加するという手もあります。
かけっこ教室などは1日だけの単発イベントとして開催されていることが多いので、気軽に参加しやすいものの一つだと思います。
自治体主催のかけっこ教室や、スニーカーのメーカーが協賛しているものなど色々あります。
単発で参加できる体操教室としては、うちもよく利用している「スタートライン」がおすすめです。
多少割高にはなりますが、先生は単発利用でも熱心に指導してくれますよ。
科学実験教室やプログラミング教室も1日だけのイベントとして開催されているのをよく見かけます。
実験教室は以前ツイートしたのですが、栄光ゼミナールの夏の実験教室などが面白そうです。
栄光の理科実験教室の夏休み講座、ドローンとかプログラミングとか面白くて勉強になりそう。https://t.co/51H6c44PWD
・外部生も参加できる(ただし内部生より1000円くらい高い)
・対象は年長さん~小6まで。
園児は親と一緒に参加。小学生は子どもだけで参加。既に満席も出始めてるみたい
— 英才教育ママの端くれ (@eisai_kyouiku) 2019年6月4日
他には、アネビートリムパークという室内遊技場では、体操や英語やアートなど色々な講座が開かれており、入場料金を払えば講座には無料で参加できます。月間パスを持っているとかなりお得に講座に参加できます。
詳しくは『体操やアートも習える遊技場!お台場アネビートリムパーク!』の記事に書いています。
1回1回の時間は20分~30分と短いですが、子どもに色々な体験をさせたい方におすすめです。
曜日を固定しない習い事をする
友達の通っているスイミングスクールは曜日と時間帯が固定ではなく、好きな日時に「月4回行く」という契約だそうです。
同じレベルの子が同じ時間帯に来ないとコーチは指導しにくいのでは?と思いますが、都合の良い時、子どもの機嫌の良い時に行けるので親としては楽ですよね。
そろばんや空手教室なども「道場が開いている時ならいつでも行ける」ようになっているところがあるようです。
追記:習い事の詰め込み過ぎも良くない?
習い事に通わせる時間や余裕がないご家庭は、習い事をたくさんさせている家庭を羨ましく思うかもしれません。
しかし、習い事をたくさんさせることにも弊害があるようです。
最近読んだ本『(121)習い事狂騒曲: 正解のない時代の「習活」の心得 (ポプラ新書)』には「子どもの頃に毎日放課後が習い事で埋まっていると、大学生くらいになってから自由時間をどう過ごしていいか分からなくなる」と書いてありました。
他にもこの本には習い事について参考になる話がけっこうありました。
twitterでも一部つぶやいています↓
おおたとしまさ氏の習い事狂騒曲を読んだメモ
・習い事は技能だけでなく忍耐力や継続力のような非認知能力も磨かれる
・一度エリートコースから外れた場合に復帰できるスポーツとそうでないスポーツがある
・大成しなかった場合も趣味として緩く続けられるスポーツがいいかも
シンクロなどは難しい— 英才教育ママの端くれ (@eisai_kyouiku) 2019年6月3日
「いつ辞めるかを考えてから習い事を始める」という話もありました。
興味のある方はご自分でも本を読んでみてくださいね。
コメント
お久しぶりです!
探求学舎のメルマガに登録しました!関西でも開催されるやつが
気になります!
習い事は悩みます!
幼稚園の時はすぐ、風邪で休みがちになります。
幼稚園でメロディオンとハーモニカや音楽発表会でいろいろと楽器をやっているので、音楽はそれで満足していて、夏休みに、市がやっている
英会話レッスンに去年行きました!
夏休み入ったばっかりだと幼稚園の
疲れがでて駄目なので半ばのイベントを探し中です。
おおたとしまささんの本は
「なぜ、東大生の3人に一人が公文式なのか」を読みました!
公文にいかせてるだけじゃだめなのと、公文の先生の悩みがわかりました。
習い事は習わしてるだけじゃなく
家でのフォローも大事ですね!
水泳は難しいですが(笑)
私ごとなんですが
日曜日に、もうすぐ4歳の息子が熱性けいれんおこして、びっくりしすぎて、救急車をよんでしまいました!今は熱もさがり、元気なのですが、ダイアップの座薬をお守りにもらいました。家族は、熱性けいれんになった事がなくはじめてだったもので、恥ずかしながら、かなりパニックになりました。
子どもって急に高い熱がでますね
eisaiさんのお子さんたちも、
高い熱がでたら、気をつけてくださいね
>スポンジボム様
お久しぶりです!
探究学舎のメールマガジン、早速登録されたんですね。
いつもフットワークが軽くて素晴らしいなと思います。
習い事、冬は病気でかなり休んじゃいますよね。
スイミングなどは皮膚病でも休まないといけないですし。
ママ友のお子さんがスイミングに入会したらすぐとびひになって、入会して2か月経ったけどまだ1回しか行けてないそうです…。
スポンジボムさんのお子さんの通っているのは音楽に力を入れている幼稚園なのですね。
幼稚園でメロディオンとハーモニカをやってくれるなら、音楽教育はばっちりですね。
市が英会話レッスンをやってくれるんですか!?それは良いですね。
おおたとしまささんの本面白いですよね。
「なぜ、東大生の3人に一人が公文式なのか」、私も読んでみたいと思います。
公文の先生の悩みも書いてあるんですね。
公文の先生、思ったより儲からないんだなというのは最近ネットで読んで知りました(笑)
音楽や公文の習い事は特に、親のフォロー(家で毎日宿題させる、練習させる)が大事みたいですね。
熱性けいれん、大変でしたね。知人の子も熱性けいれんになったことがあるって話をけっこう聞きます。
うちの子達も高い熱が出たら気を付けます。
アドバイスありがとうございます。