先日、子どもたち(小1、幼稚園年中)とお台場にある日本科学未来館に行ってきました。
※正式名称は長いですが「未来館」って言えばたいていの人には通じます。
日本科学未来館は2001年に開館した科学館です。大きな地球のディスプレイ展示やASIMOのパフォーマンスなどが有名です。館長は毛利衛さんなので宇宙関係の展示もあります。
今回は日本科学未来館の基礎情報と、子どもも楽しめる展示についてご紹介します。
日本科学未来館へのアクセス
最寄り駅は、ゆりかもめ「テレコムセンター駅」でそこから徒歩約4分です。
うちはりんかい線の「東京テレポート駅」からバスで行ってます。
東京テレポートからだとタクシーでもそんなに高くないです。2キロで650円程度です。
お子さんが大きいなら歩いても行けると思いますが、うちは幼児連れなのでバスで行っています。
車で行く場合は、地下にタイムズ24が運営する駐車場があります。
駐車場の入口はバス停留所の横です。
※夏休みや土日・祝日は早い時間帯に駐車場が満車になるそうなので、公共交通機関を使った方が無難です。
日本科学未来館の開館時間
開館時間は10時から17時です。
※ただし、入館券の販売は閉館30分前までになります。
休みは火曜日と年末年始です。
※ただし、火曜日が祝日の場合はやっています。また、学校の休み期間中は火曜日もやっていることがあります。詳しくは公式サイトの休館日カレンダーでご確認ください。
日本科学未来館の入場料
日本科学未来館の料金は、常設展については安いです!
常設展が大人620円、小学生~18歳は210円です。
ドームシアター(映像やプラネタリウム投影)は大人300円、小学生~18歳は100円です。
※土曜日は18歳以下無料になります。
※記念日には無料開放デーもあります。
※年間パスは約2回分の値段なので、年に2回以上行く方は年間パスを買った方がお得です。
日本科学未来館の見どころ
日本科学未来館の大人も子どもも楽しめる展示をご紹介します。
館内は1階が別料金の「企画展示ゾーン」になっています。
マンモスの展示、コナンや図鑑MOVEとコラボした展示、ディズニーアート展など面白い企画をやっています。
しかしけっこう高いので、時間が足りなかったり企画に興味がなれけば常設展だけのチケットを買えばいいと思います。
常設展は3階と5階にあります。ドームシアターは6階です。
※2階と4階は階自体がありません。
ジオ・コスモス
キラキラした地球型の巨大なディスプレイです。
時間帯によって、色々な映像コンテンツ(2分~10分程度)が映し出されます。
渡り鳥の保護、エイズの現状など勉強になることを、分かりやすく解説してくれるものです。
映像コンテンツは毎時15分に開始します。
ASIMO実演(3F)
アシモの単独ライブという感じです。
ボールを蹴る、ダンスしながら歌うなど様々な動きを披露してくれます。
地球型の巨大なディスプレイの前でやるので、それとアシモを両方カメラに納められるといいですね。
ロボット(3F)
3Fには大人の女性そっくりに見えるアンドロイド(オトナロイド)や、アザラシ型のセラピー用ロボット「パロ」などがあります。パロは触れるようになっているので、ぜひ触って癒されてください。パロが口にくわえているおしゃぶりのようなものは充電器なので引っ張らないでください。
おやっこひろば(3F)
小さな子でも遊べる屋内遊技施設のようなところです。
以下のようなコーナーがあります。
●コロンコロンのかべ
管を壁にステックで固定して、自由にボールの通り道を作ります。
ピタゴラスイッチが好きなお子さんにおすすめです。
●ごろごろのしば
坂道になっているので、ボールや卵型のものを転がしてあそべます。
●ヴンダーカンマー
塗り絵した「建物や乗り物」を画面上の町に出現させることができます。
やり方は、塗り絵シート(ラミネート加工)を自由に塗ってください。
それをスキャナーでスキャンすると画面上に出現します。
画面上の建物や乗り物をタッチすると音が鳴ることもあります。
使い終わったら塗り絵シートは濡れ雑巾で拭いてください。
●工作コーナー
工作道具が色々と揃っていて、自由に使えます。
ミニブロック、セロテープ、ハサミ、クレヨン、色鉛筆、色紙、スズランテープ、薄い色紙、折り紙、封筒、黒いビニール袋、傘袋、新聞紙、プチプチ、段ボールの切れ端、果物の梱包材、卵パックを切ったもの、など
これらの工作材料は、自宅で工作遊びをさせる際の参考にもなりますね。
●その他
赤ちゃんスペース、大きいブロックコーナーや絵本コーナーなどもあります。
ぼくとみんなとそしてきみ(5F)
人間の脳のしくみや社会との関わり合いを学ぶことができる展示です。
難しいことは理解できなくても、レバーやボタン、スロットマシンなどの仕掛けがいろいろあるので小さい子でも楽しめます。
大きめのお子さんにおすすめの展示
ドームシアター(6F)
3Dメガネをかけてドーム型のスクリーンに映し出される立体的な映像を楽しめます。
時間は30分位です。
内容は少し難しいのですが、小さなお子さんもけっこう見に来ています。
メガネがかなり大きめなのと、途中退出できない点はご注意ください。
アナグラのうた(3F)
キラキラしたデジタル世界の中で、自分についてくる影みたいなキャラを動かして楽しめます。
人に近づくとキャラ同士が握手します。人に近づきすぎると消えるので再ログインします。
いくつか設置してある画面の指示をこなしてから真ん中に行くと、自分の名前を入れた歌がうたわれます。
空間情報科学というのをテーマにしているらしいです。
入館チケットを3回以上機械に入れて情報入力をするので、列に並んでいる間にチケットを手元に用意しておいてください。
UNI-CUBステーション(1F)
ホンダの作った1人用の乗り物を体験できます。
イスのような形をしていて、体を傾けて体重移動すると、すーっと動きます。
身長145cmないと体験できないのでご注意ください。
コ・スタジオ(5F)
科学コミュニケーターの方が科学のお話を易しく解説してくれます。
私が聞いた時は遺伝子の話でした。
スタッフの方がしゃべっている文章は、音声入力で横の画面に表示されます。うちの子はそれが面白かったみたいです。
こちら、国際宇宙ステーション(5F)
宇宙ステーションの模型です。寝袋やトイレなどが再現されています。
無重力空間での生活は、意外な苦労がたくさんあることが分かります。
ここではぜひスタッフの方とお話してください。「宇宙に水を持って行くには、コップ1杯40万円かかる」みたいな小ネタも教えてくださいます。
未来逆算思考(3F)
私たちの子孫にどんな地球を届けるかというのがテーマになっています。
入り口ではスタンプを1つ選んで押します。
その後機械でゲームをします。
自分の名前を入力し、ルートを描いて画面に送り出すと画面上を自分の名前のついたオブジェクトが移動します。
キラキラしていてきれいです。
ニュートリノの観測(5F)
ニュートリノを観測する装置「スーパーカミオカンデ」の10分の1の模型が展示されています。
本物は岐阜県なので、東京で模型が見られると嬉しいですよね。
子どもはニュートリノと聞いても分からないかもですが、「目にはみえないニュートリノを観測するすごい装置。これがノーベル物理学賞受賞につながった」と教えてあげるといいと思います。
日本科学未来館でのランチ
日本科学未来館でランチするには、カフェかレストランの2択です。
●カフェ(5F)
ホットドッグ、ソフトクリーム、パフェ、コーヒー、オレンジジュース、りんごジュース、ミルク、ウーロン茶、緑茶などを売っています。
企画展と連動した期間限定メニューもあります。
実験ドリンク(混ぜると色が変わるドリンク)もおすすめです。500円です。
近くに授乳室もあります。
●レストラン(7F)
ハンバーグ定食、ナポリタン、牛丼、カレー、フライドポテト、肉まん、パフェなどを売っています。
企画展と連動した期間限定メニューもあります。
子ども向けメニューはお星さまカレーです。
レジで注文し、セルフで運ぶ形式です。
メニューは見た目がとても可愛いです。ただし、食事メニューは味がレトルトっぽいというかそれほど期待できません。
スイーツ系は普通においしいです。
写真に写っているのは
お星さまカレー600円、青の地球肉まん280円、ブルーベリー宇宙カップケーキ430円、地球もなかソフトクリーム380円です。
全体的な感想
お台場はどこもそうですが、外国人が多いなと思いました。
デートで来ているカップルもけっこういました。
館内展示の解説があまり親切じゃないので、どうやって楽しんでいいのか分からないことがあります。
公式アプリ(Miraikanノート)をダウンロードすると解説が聞けるので、先にダウンロードしておくことをおすすめします。
小さい子にはちょっと難しい展示も多いので、お子さんが楽しめていないと思ったら「おやっこ広場」やレストランなどでゆっくり過ごしたり、お台場の他の遊びスポット(船の科学館などが近い)に移動してもいいかもしれません。
うちの下の子は主に「おやっこ広場」とASIMO実演とロボットの展示とレストランを利用して、とても楽しめたようです。
日本科学未来館は混雑してる?
平日でも外国人観光客でにぎわっていますが、休日はさらに混雑しています。
混んでいるなと思ったら
・入館したらすぐ、ドームシアターのチケットを買う
・おやっこひろばを利用したいなら、混み具合をあらかじめチェックに行く
・ASIMOなどのパフォーマンスは上演場所まで早めに行く
・体験型展示は待ち時間が長いので諦め、見るだけの展示を中心に楽しむ
・レストランやカフェで待つのが嫌なら、食べ物は持ち込む
などをおすすめします。
日本科学未来館の最新情報
メディア・アーティストで筑波大学准教授の落合陽一氏が監修する「計算機と自然、計算機の自然」という展示が2019年11月14日より公開されるそうです。楽しみですね!