東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」をご存じですか?
「江戸東京たてもの園」は、小金井公園という非常に大きな公園の中にあります。
(ちなみに小金井公園は花見スポットとしても有名ですし、子どもの遊び場としてもおすすめです。ふわふわドームという遊具が人気です)
「江戸東京たてもの園」は、両国にある「江戸東京博物館」の分館として1993年に開館した施設です。
東京都の江戸時代から昭和までの「文化的価値の高い建造物」を移築・復元して保存しています。
具体的には高橋是清邸、昭和の銭湯、商店、建築家の家などがあります。都電7500形も展示されているので電車好きのお子さんにもおすすめです。
江戸東京たてもの園の入場料
入場料(観覧料)は安いです!
入場料は子どもはいつでも無料です。
中学生は都内在学または在住なら無料。都外なら200円。
高校生は200円
大学生は320円
一般の大人は400円、65歳以上なら200円
時期によっては公式ウェブサイトに入園料割引クーポンが載ることがあります。
江戸東京たてもの園へのアクセス
アクセスはJR中央線の「武蔵小金井駅」、もしくは西武新宿線の「花小金井駅」からバスで5分程度です。
最寄りのバス停は路線によって「江戸東京たてもの園前」か「小金井公園西口」のどちらかになります。
江戸東京たてもの園のお正月イベント
「江戸東京たてもの園」では1月の指定日に「伝統的な遊び」や「日本文化」が体験できるイベントをやっています。
このイベントはお子さんに日本の伝統文化を教えるのにとてもおすすめです。うちも先日行ってきました!
もう終わってしまったイベントですが、来年の参考のために2020年のお正月はどんなイベントをやっていたのかまとめておきます。
「江戸東京たてもの園」2020年1月2日(木)~1月3日(金)のイベント
1月2日(木)
◆獅子舞
◆和楽器演奏
出演:箏(そう・こと)/江原優美香、尺八/中島翔
1月3日(金)
◆餅つきと餅つき歌
小金井市指定無形民俗文化財「関野町餅つき」
◆太神楽曲芸・曲独楽(きょくごま)
出演:仙丸・朱仙
<その他>
・縁起物の「宝船絵」(絵柄は日替わり)を配布
・ミュージアムショップでは福袋を販売
「江戸東京たてもの園」2020年1月11日(土)~12(日)のイベント
◆小金井囃子(はやし)
出演:小金井囃子保存会
◆雅楽の演奏
出演:日本雅樂會(にほんががくかい)
◆昔あそび
<外あそび>
・こま
・羽根つき
<室内あそび>
・双六(すごろく)
・かるた
・百人一首
・福笑い
◆書き初め
◆着物の着つけ
(先着順10名)
◆新春茶会
◆ベーゴマ大会
・ベーゴマ道場
・名人に挑戦
・トーナメント大会
◆ミニ凧づくり
◆手袋で干支のネズミをつくろう!
<感想>
幼稚園と小学生の子どもたちを連れて行ったのですが、楽しい体験ばかりでした。
書き初めをしたりはねつきをしたりカルタ取りをしたりと色々なお正月遊びを目いっぱい楽しませてもらいました。
和楽器の演奏や獅子舞などは単調に感じて飽きてしまうかなと思っていたのですが、途中からひょっとこなどが出てきたこともあり、最後まで面白く観られたようです。
それぞれの体験を歴史のある建物内でやらせてもらえたのも風情があって良かったです。
例えば書き初めは高橋是清邸でやりました。
カルタ取りをした天明家では、いろりの火も焚かれていたので子どもたちも少しだけそこで温まらせてもらいました。
どのイベントもスタッフさん・ボランティアさんがたくさんいて相手をしてくれたのも良かったです。
百人一首はボランティアさんが読み手をしてくれるので取ることに集中できました。
ただ、外遊びの「こま」はスタッフさんが羽子板と羽根の貸し出しに忙しく、こまの巻き方を教えてくれる方がいなかったので苦戦しました。今年は上手く回せなかったので、来年はこまの巻き方をちゃんと勉強してから行きます。
上記のイベントの他、外には駄菓子屋さんも出ていて、そこで駄菓子やおもちゃを買ったりもできました。
全体的にかなり混んでいて、書き初めなどの体験では待ち時間がけっこうありました。
せっかくなのでお昼ご飯も現地で食べようと思って園内の「蔵」という食べ物処でうどんを食べたのですが、かなり混んでいて売り切れのメニューも続出していました。
来年は最寄り駅かどこか別のところで食べてから行こうと思います。
「江戸東京たてもの園」お正月以外の子ども向けイベント
江戸東京たてもの園ではお正月以外にも子ども向けイベントを開催しています。
特に夏祭りが人気のようです。簡単にまとめておきます。
※これは2019年4月~2020年3月の情報を基に書いています。
2020年度は日程や内容が異なるかもしれませんのでご注意ください。
5月4~5日頃、こどもの日イベント
おつかいゲームやペーパークラフトなど、こどもが楽しく参加できるイベントを開催しているそうです。
8月最初の土日頃、夏祭りイベント
8月最初の土日頃に夜間特別開園して「たてもの園 下町夕涼み」というイベントが開催されます。
射的や輪投げなどの縁日や、こども神輿・盆踊りといった、ちょっと懐かしい夏祭りが楽しめる2日間らしいです。
8月こども茶会
8月には子ども茶会というイベントがあり、茶席に小学生と保護者が無料で参加できるそうです。
11月後半の金曜~日曜頃、紅葉狩りイベント
11月後半の金曜~日曜頃に夜間特別開園して「紅葉とたてもののライトアップ」というイベントが開催されます。
色づき始めた木々の葉×夜の建物の明かりなど、幻想的な夜のたてもの園をゆっくりと楽しめるそうです。
<その他>
・普段から「伝統工芸の実演」や「ミュージアムトーク」などのイベントも定期的に行われてます。
江戸東京たてもの園に行く際の注意事項
・写真撮影は基本的には可能ですが、資料によっては撮影できないものがあります。
・復元建造物では飲食できません。
・復元建造物に入る場合は靴を脱ぎます。脱ぎやすい履物をはいていくのがおすすめです。
・車いすはタイヤを拭いて入ることができます。
・復元建造物に濡れた傘は持ち込めません。傘立てを利用してください。
・明治時代のガラスなど貴重な建築資材を使っているので、決して傷付けたりしないようにご注意ください。
・中に入れる建物の中にも、戸を開けたり入ったりしはいけない部屋があります。ご注意ください。
おまけ情報:江戸東京たてもの園のキャラ
「江戸東京たてもの園」の公式マスコットキャラクターは「えどまる」という虫なのですが、これは宮崎駿さんデザインらしいです。豪華ですね!
書き初めの名前に「えどまる」って書いてあって誰のことかと思ってたのですが、この子のことでした(笑)
宮崎駿さんと「江戸東京たてもの園」の関係性は深く、「江戸東京たてもの園」には「千と千尋の神隠し」のモデルになった物がいろいろとあるそうです。
確かにこのような場所は、絵を描く人や写真を撮る人にとって非常に良い場所ですよね。
想像力を刺激されるというか。
この記事は子ども連れ向けに書いていますが、大人の方にもおすすめしたいスポットです。
お土産物屋さんには大人好みのセンスの良い雑貨もたくさんそろっていましたよ。