パナソニックの科学館、アケルエの口コミ・体験談

科学館・水族館・その他遊び場

夏休み、お台場にできた新しい施設に行ってきました。パナソニックセンター東京に入っている「AkeruE(アケルエ)」というところです。

アケルエって何?

以前は「リスーピア」という理科と数学をテーマにした科学館でしたが、いったん閉館して「アケルエ」として生まれ変わりました。

(リスーピアがどんなところだったのか知りたい方はこちらの記事をどうぞ『楽しく理科と算数の勉強ができる!リスーピアってどんなところ?』)

アケルエではSDGsやSTEAM教育がテーマになっているそうです。簡単に言うと、ITや芸術(創造性)がテーマって感じだと思います。

アケルエの所在地とアクセス

りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分

新交通ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分

東京都江東区有明3丁目5番1号

パナソニックセンター東京 2F/3F

外の階段を使って2階まで上がるとアケルエの入り口があります。

アケルエの開館時間

火曜~日曜日 10時00分~18時00分(月曜休館)

アケルエの入館料

小学生以上700円

未就学児は無料で予約不要

年間パスポート:2000円(我が家は買っていませんが、レーザーカッターを使ったとてもかっこいいもので、ワークショップ形式で作ってくれるそうです)

大人も子どもも同じ料金というのは珍しいですね。それだけ子どもがメインで楽しめる施設ということですね。

アケルエの事前予約について

コロナの関係で事前予約が必須になっています。当日空きがあればその場で予約することもできるそうですが、早めに予約した方が安心だと思います。

予約は公式サイトからします。

入場時間帯は1時間ごとに区切られています。

予約の時間から1時間を過ぎるとチケットは無効になります。

例えば、13時に予約したら13時から14時の間に入場すればいいということです。

アケルエの入場方法

事前予約で発行されたQRコードを受付で提示して入場します。

入場時に受付でシールと冊子(ひらめき手帖)をもらいます。

シールは入場時間が書いてあるもので、服のどこかに貼ります。混んでいる時はこれを参考に退館を促されるそうです。

冊子はアイデアを書き留めるためのノートのようなものです。

入場時、好きな紐とクリップを選んでオリジナルの冊子ホルダーを作り、冊子を首からぶら下げます。これらは持ち帰りできます。

アケルエ2階の展示物

休憩スペース

2階の交流スペースです。

跳び箱が椅子になってたり全体的におしゃれで遊び心があって良かったです。

アート作品

下の写真は2階にあるアート作品で、ところどころに水槽があり魚がいるのがユニークです。反対側にまわりこむと真ん中が椅子になっています。

工房

2階にはTECHNITO(テクニート)と呼ばれる工房エリアもあります。3Dプリンターやレーザーカッターが利用できるそうです。
利用は小4以上、要予約です。

アケルエ3階の展示物

メインの展示は3階にあります。エレベーターで3階まで上がって入り口で3階の体験の仕方についての解説動画を見てから入場します。

(2回も入り口があるのは変な感じですが、以前の施設ではここから有料ゾーンだったのでこんな作りになっています。今はどちらも有料ゾーンなので3階ではチケットのQRコードの提示は不要です)

3階には「アストロ」「コスモス」「フォトン」の3つのブースがあります。

「アストロ」ブースの説明

アストロには、テクノロジーを使ったアート作品や実験装置が展示されています。

下の写真はりんごを浮かせることができるフローティオです。ボールじゃなくてリンゴを使っているのがセンスありますよね。

この一つ一つの装置は下から風を出してりんごを浮かせるだけではなくて、送風口を少し傾けてりんごを隣に送り出す動きもします。それがとっても不思議なのでよく観察してみてください。

下の写真はプログラミングロボットで、好きな色で好きに線を書くとそれに反応して音が出ます。

この他、前の施設で使われていた展示物も一部、アケルエ的視点で再展示されています。

↑光の三原色を混ぜると明るくなり白に近づくことが分かる展示

↑アニメのように見える回転のぞき絵の装置

「コスモス」ブースの説明

コスモスではクリエイティブな物作りが楽しめます。

好きな材料を好きなだけ使って作品を作り、作った作品を飾ることができます。

材料は様々な種類の紙やビーズ、使い捨ての紙皿やフォーク(銀色で綺麗)、風船と空気入れ、偏光版や算数セットの材料などユニークな物が揃っています。

一人が1つ作業台を借りられるのですが、そこにもシールやクーピーなど色々な材料や道具が揃っています。

作った作品は持ち帰れます。持ち帰り用の袋ももらえます。持ち帰れない人は置いていっても大丈夫です。

作品は中央の回転する展示テーブルの端に置くこともできますし、自分の作品の写真を撮影して館内に一時表示することもできます。

「フォトン」ブースの説明

フォトンでは動画の編集ができます。

撮影材料も色々揃ってます。

ここで動画編集を体験するには、時間枠を予約してください。

撮影する動画は「ズームアウト」「スローモーション」「ストップモーション」「アフレコ」の4種類から選びます。

ズームアウト…ズームを使用して物をドアップから徐々に離れて撮影し「それがどんな物なのか?」のクイズを作る

スローモーション…物の動きをスローモーション撮影する

ストップモーション…物を動かしつつ撮影した複数の静止画をつなぎ合わせる(コマ撮りと呼ばれるもの)物が動き命が吹き込まれたようになる

アフレコ…物に台詞をつけてしゃべらせる

動画編集は一見ハードルが高そうですが、アプリを使って思っていたより気軽にできました。

上記の効果以外にも、フェードインやフェードアウトなどの効果を色々とつけることができます。

作業ブースにはマニュアルの紙が置いてあり、マニュアル動画が見られるタブレットがあり、適宜スタッフの方の手助けもあるので素人でもなんとかなりました。

自分の名前や日付けを書いた透明スタンドも撮影できるので、製作者の名前の入ったちゃんとした作品っぽく仕上がります。

撮影した映像はその場で出力をすると大画面に映し出してくれます。

アケルエの感想

アケルエは前身のリスーピアより展示物は減ったようですが、その分ゆったりじっくり体験できるようになったと思います。

我が家は今回初訪問で2時間半くらい滞在しました。

空いている日だったこともあり、ほとんどの体験ができました。

これからは夏休みで混むかもしれませんが、お近くの方は、よかったら足を運んでみてください。

特に工作好きなお子さん、動画編集に興味のあるお子さんにおすすめです。

※こちらの記事は2021年夏に訪問した時の情報です。最新情報はアケルエ公式ウェブサイトでチェックしてください。