3歳で楽しく都道府県を覚えられました
うちの子は3歳3か月で全ての都道府県名とその位置を覚えました。教え始めたのが3歳過ぎてからで、それほど熱心に集中的に取り組んだわけではありませんが、3か月弱で覚えたことになります。
※ただし、「みやぎ」と「みやざき」をたまに間違えたり、「かがわ」と「かながわ」をたまに間違えたりはします。
今回はその教え方について書きたいと思います。
都道府県の勉強の導入―まずは身近な都道府県を教える!
都道府県に興味を持たせる第一歩として、まずは「○○が今住んでいるのは『東京』なんだよ」と教えました。
次に「○○おばあちゃんが住んでいるのは○○県だよ」「アンパンマンミュージアムがあるのは神奈川県だよ」などと、親戚の住んでいる都道府県や行ったことのある都道府県を教えました。
そして、うちの子は食い意地が張っているので、食べ物で釣って都道府県に興味を持たせました(笑)
具体的には、いろんな県の名物を、生産地を意識しながら食べさせました。
サーターアンダギーを『沖縄のドーナツ』と呼んだり、「大阪のたこやきを食べに行こうよ!」などと誘ったり、スーパーでは「このりんごは青森から来てるんだって」「山梨県のぶどうを買う?」などのように言いました。
祖父母が来る時は名産のお菓子を持参してもらって、「おばあちゃんが○○県のおせんべいをくれたよ!」ともったいぶって与えました。
北海道産の食品などはパッケージに北海道の形がプリントされていることも多いので、そういった物を優先して買うようにしました。
写真左は豆乳飲料。右は不二家 カントリーマアム(北海道フロマージュ) です。カントリーマアムは個包装のパッケージにも小さい北海道の形がプリントされていて良いです。
また、ヤマザキの北海道チーズ蒸しケーキはどこでも手に入るのでいいと思います。
しばらくすると、電車の中の北海道旅行の宣伝広告等で北海道の形を見ると「あ!北海道だ」と言うようになりました。
北海道はよくパッケージにプリントされていますが、その他の県の形はなかなか見かけないですよね。私も探すのに苦労したのですが、お米のパッケージなどは産地アピールのために県の形がデザインされているものがけっこうありました。お子さんが県の形を覚えたら、近所のスーパーのお米売り場に連れて行ってあげるのもいいかもしれません。
ご当地の一覧表で名産品も覚えられる
「ご当地何とかの一覧表」も都道府県に興味を持たせるのに良い教材です。
うちでは、スーパーでサントリーの飲料を買ってもらった販促グッズの「どらえもんのランチョンマット」を使いました。
各地の名産物が書いてあるので一緒に眺めながら「○○の好きなカステラは長崎県が有名なんだね」「広島県で作ってるもみじまんじゅうって何だろ。今度食べてみる?」などのように会話しました。
いろんな都道府県名を耳にできる番組
都道府県に興味を持たせるための導入に使ったのは食べ物でしたが、その後いろんないろんな都道府県名を耳にできる場として重宝したのはニュース番組です。
地方のニュースが流れると、「あ!これは○○県の話だね」と言い、「○○県で○○があったんだって!」と解説するようにしています。噛み砕いて説明しても意味不明な話も多いと思いますが、本人は大人の会話に混ぜてもらえるのが嬉しいようです。
ただし、ニュース番組は子どもに教えるのがためらわれるような事件も報道されるのが難しいところです。それが気になる方は、ニュースの最後にある天気予報だけ観せるのもいいかもしれません。
「東京は明日晴れかな?雨かな?」「○○おばあちゃんの住んでいる○○県はどう?」などのように聞いて、画面の中から場所を探させました。
身近な人の住んでいる都道府県は漢字も教えておくと、県名だけの一覧表から探せていいと思います。
都道府県名と場所を覚えるのに導入した知育教材
これまで書いてきたことでぼんやり都道府県の概念が育ったので、3歳1か月の時にきちんと都道府県が学べる知育教材を与えることにしました。与えたのは2つです。どちらも気に入ってよく遊びました。
3歳でも都道府県が学べる知育教材 その1 公文のパズル
プラスチックの日本地図パズルです。ピースはブロックごとに色分けしてあるバージョンと白地図バージョン(=発展ピース)の2種類が入っています。
※写真左が基本ピース、右が発展ピースです。ちなみにパズルの台は2つ折りにすると収納ケースになり、ピースをその中にしまうことができます。
お子さんがパズルが好きな子なら、パズルを楽しみつつ県の名前と位置が覚えられる良い知育教材です。ただし、ある程度の年齢の子でないとパーツが小さいので上手く扱えないかもしれません。うちの子も2歳前半でこのおもちゃの見本を触った時は上手くできずにイライラして、全然遊びませんでした。
各パーツの都道府県名は漢字で書いてあり、小さい子はひらがなのシールを貼るようになっています。
写真は途中までシールを貼っているところです。「かながわけん」など小さいパーツのシールははがれやすいので注意が必要です。
印刷してあるのが最初からひらがなならいいなと思います。このひらがなシールには、ちゃんと「○○ふ」「○○けん」と書いてあるので、大阪は「ふ」、東京は「と」だと覚えられます。ちなみに一色の発展ピースの方は、ひらがなシールと県名の目隠しシールがあります。
似た物でハローキティの都道府県パズル(ハローキティ チャイルドパズル 60ピース ハローキティと日本地図をおぼえましょう MC-60-910)も買ってみたのですが、これは個人的には失敗だと思いました。
県の形でピースが切れているわけではないし、しかも、パズルの下に描いてある絵柄(名産物の一覧)とパズルの絵柄が違うので子どもが迷ってしまいました。もう県の位置をある程度覚えているお子さん用としてならいいかもしれません。また、ご当地キティが可愛いので、それを愛でる目的ならおすすめします。
3歳でも都道府県が学べる知育教材 その2 県の形を物に見立ててある絵本
1日10分でちずをおぼえる絵本 改訂版 (コドモエのえほん)
県の形を可愛いイラストでいろいろな物に見立ててあり、県の形と場所が楽しく覚えられる絵本です。
下の写真は近畿地方の部分です。個人的には奈良のペンギンや、大阪の三日月が可愛いくて覚えやすいなと思います。
ただし、その物はその県との関連性はありません。(県との関連で全県考えるのは無理だと思いますが)
形がざっくりとしているので、本来の県の形とちょっと違うものもあります。
下の写真は公文のパズルと並べたところです。本の方がかなり線が緩やかなのが分かります。
形が全然そうは見えないものもあります。複数の都道府県で同じようなものに見立てていることもあります。例:車や鳥など
この本には、「えいの形は北海道」のような暗唱用の文句も掲載されています。公文のパズルでうちの子が遊んでいる際に、該当の県の文句を私が読み上げたりもしました。この公文パズル+絵本の合わせ技は、県の形を覚えるのに効果的だったと思っています。
県別のページでは特産品紹介や、県の形で迷路や間違い探しなどのちょっとしたゲームが楽しめます。(ただし、たいした迷路ではなく、ゲームもあまりパターンはありません)
マイナス要素をたくさん挙げましたが、それでも私はこの本が大好きです。都道府県を楽しく勉強させるための創意工夫が詰まった、カラフルで眺めていて楽しい絵本です。大人でも都道府県の位置がうろ覚えの人は多いですよね。そんな大人の方にもおすすめします。
余談ですが、この作者(秋山風三郎さん)の本は『一日5分でじがかけるほん ひらがな (おともだちドリルブック)』や『新装版 1日10分で えがじょうずに かけるほん 3さい~6さい対象』も人気です。この作風にはまった方は良かったらそちらもチェックしてみてください。
2017年6月追記
この本と同じ趣旨の本を本屋で見つけました。最近、料理本「やせるおかず 作りおき」とあまりに似ている本が販売の停止を求められていましたが、これもかなりグレーですね(汗)
まあ、買う側としてはこちらの方が絵柄とか例えが好みであれば、こちらを買ってもいいと思います。
ちなみに元祖の方は、お風呂ポスター&シールブックも発売されていました。下の子に教える時には、こちらも買ってあげたいと思います。
1日10分でちずをおぼえる絵本 おふろポスター&シールブック (コドモエ[kodomoe]特別企画)
今後欲しい都道府県関連本
都道府県関連本その1
・都道府県のバリエーションがあるキャラクターは「ご当地キティ」などが有名ですが、私が今気になるのが、「都道府犬」です。それぞれの都道府県の特徴を生かして犬のキャラクターにしています。画像は耳鼻科に貼ってあったポスターです。
東京は「犬(けん)」ではなく、ちゃんと「兔(と)」になっています。ネーミングが上手ですよね。
うちの子がもう少し大きくなったら、『47都道府犬 図鑑』などを買ってあげたいです。
都道府県関連本その2
・うちの旦那はバカリズムさんのファンなのですが、そのバカリズムさんのネタに「各都道府県を持つとしたらココ」というシュールなギャグがあります。
(数年前のネタなので、最近はされていないかもしれません)
うちの子が小学生くらいになったらそのギャグが通じるかもしれないので、都道府県の持ちかた (ポプラ文庫)の本を見せてやろうかなと思っています。
追記
この記事を最初に書いてから4年以上経ちました。今は下の子が都道府県の名前と位置を勉強中で、上の子は各都道府県に関する知識を深めています(県庁所在地や名産品、漢字表記など)
twitterでもたまに都道府県の勉強についてつぶやいています。
夏休みは、帰省したり、旅行したり、友達のそういう話を聞いたりするので子どもに都道府県について教える良い時期と思う。
なのでうちではダイソーの都道府県かるたで遊んだり、UCCのご当地コーヒーセットを買ってきて地名を読ませたりしてる。
娘は神戸が読めず、「みと」と間違ってた。確かに難読 pic.twitter.com/QafkH8TkgW— 英才教育ママの端くれ (@eisai_kyouiku) August 3, 2019
追記 その2
おもちゃ屋さんで面白い都道府県教材を見つけました。
水ペンで塗ると都道府県名が浮き上がるというものです。
都道府県自体もマグネットになっています。
マグネットもお水も子どもが大好きなので、これは楽しそうですね♪
追記 その3
twitterで相互フォローの方が紹介されていて私もリツイートさせていただいたのですが、都道府県の形に抜けるクッキー型があるそうです。
面白いですね!クッキーを焼くのが面倒という方は、食材の抜き型としても使えるようですよ。