色変わり実験もおすすめ!
先日『夏は知育になる混色遊びがおすすめ!』の記事で色水を混ぜる遊びをご紹介しましたが、今回は、混色とはちょっと違いますが、化学的な色水遊びをご紹介します。
紫キャベツの汁を使って、酸性・中性・アルカリ性(=PH値)で色が変化するのを楽しむプチ実験です。
紫キャベツの汁で色が変わるのは、紫キャベツに含まれるアントシアニンという色素のためです。ブルーベリーなどにも入っていて、目に良いと言われていますよね。そのアントシアニン系色素は、PH値によって色が変化します。リトマス試験紙も同じ原理です。
紫キャベツで色変わり実験のやり方
紫キャベツを細かく切って、水を入れた袋に入れてもむか、レンジでチンするか、煮出すか、お湯をそそぐかすると液ができる。
※つまり、色が出れば何でもよいです。でも液は濃い方が色の変化を楽しめます。
できた紫の液は中性です。
これに酢など酸性のものを入れると、赤っぽい色になります。
これに重曹などアルカリ性のものを入れると、青や緑や黄色になります。
写真は左からレモン入り、重曹入り、そのまま紫キャベツの色です。
紫キャベツで色変わり焼きそば
紫キャベツを使って焼きそばを作ると、色の変化を楽しめるカラフルな焼きそばができます。
やり方は、まず紫キャベツを煮出し、麺を加えると緑色のやきそばになります。
※麺に含まれる添加物(かんすい)がアルカリ性のためです。
そこに酸性のレモンを入れると、ピンク色のやきそばになります。
写真は左が紫キャベツ+麺のアルカリ性の添加物の反応です。
右がそれにレモン汁を加えたものです。
食育にも絡められていいですよね。ただし、レモン入りの方は味はいまいちです。
元のやきそばの色(茶色)に戻すには、ソースを入れるとよいです。
もっと手軽に色変わり実験
紫キャベツを煮出したりするのが面倒という方には、もっと手軽に色変わり実験をする方法があります。
知育菓子「ねるねるねるね ブドウ味 10個入 BOX (食玩・知育)」を使う方法です。
これもアントシアニン系の色素を使っていて、上記で紹介したのと同じ原理で色が変わります。
1番の粉+水が青色で、それに2番の酸性の粉を加えるとピンク色に変化します。それにキャンディチップをつけて食べます。
正直味は個人的にはそんなに好みではないのですが(うちの子もいつも完食できません)、興味のある方は一度お子さんに買ってみてあげてもいいのではないでしょうか。
現在ソーダ味とブドウ味が発売されていますが、PH値による色変わりを楽しむならブドウ味の方を買ってください。
追記:普通のねるねるねるねよりも化学変化が観察しやすい「じっけんねるねる」という商品が発売されました。
詳しくは『新発売の「じっけんねるねる」で遊んでみました』の記事でご紹介しています。