私が自分の子どもに早期教育を始めた時、しばらくは他の方のブログを読んでみても知らない単語ばかりで頭の中が「???」だらけでした。
なので今回は、今後早期教育を始める方のために、「早期教育に関する用語・意味」をまとめたいと思います。
素人の私が思いついた用語で、私がまとめた解説なので、抜けや間違いが多々あると思います。分類が変なところも…。
何か気になることがありましたら、コメント欄やメールなどでご指摘いただければと思います。
早期教育に関する用語辞典
英才教育の教材
・家庭保育園(カホと略される)…総合的な知育教材のセット。知育玩具、絵本、CDなど。テーマごとに「第1教室」~「第6教室」まであり、教室単位で購入可能。胎教教材があるのが珍しい。プリント教材はKIRARA(キララ)という名前。
・楽しい育児クラブ…総合的な知育教材のセット。百玉そろばん、算数ドッツカード、漢字カード、名画プリントなどがあり、上記の家庭保育園の廉価版のようなイメージ。
・キディトレイン…ギルフォード博士の理論に基づいて作られた、カードを使った知育遊び教材。幼稚園や幼児教室向けに販売されているが、個人でも購入可能。(→関連記事)
・ピグマリオン…伊藤恭氏が開発した、算数を中心とした知育教材。灘中合格者を多数輩出する有名幼児教室「はまキッズ」で採用されていることで信頼度が高い。仕切りのある箱の中で玉を転がして数の合成・分解が学べる「ヌマーカステン」が有名。
早期英語教育の教材
・アルクのabc DVDボックス…英語教材を多数出している出版社アルクが作っている乳幼児向け英語教材。DVDのセット。内容は全て英語で字幕なしの本格派。
・えいごであそぼプラネット…NHK『えいごであそぼ』のキャラを採用した旺文社の英語教材セット。番組リニューアルによりキャラが変わり、2017年11月末で販売中止。
・ディズニーの英語システム(DWEと略される)…ミッキーなどディズニーキャラを使用した英語教材。教材の多さとアフターサービス(英語イベントや認定制度、教材の無償交換など)が特徴。
ただしアフターサービスは月会費のかかる会員のみ利用できる。(→関連記事)
・パルキッズ…七田式の英語教材。メイン教材「プリスクーラー」は1日90分のCDのかけ流し(=聞き流し)とオンラインレッスンが中心。オンラインの英語絵本「アイキャンリード」も人気。
・ワールドワイドキッズ(WKEと略される)…ベネッセから出ている英語教材セット。教材はステージごとに分割で届くため、途中で退会することも可能。Mimiというオリジナルのネコのキャラを使っている。(→関連記事)
・ラズキッズ(Raz-Kids)…オンラインの英語リーディング教材。元々はアメリカの学校などで使われていたもので、現在では世界中に広まっている。
日本では英語教室でライセンス契約をして使っているケースが多いが、一般家庭でも個人アカウントを取ることができる。
通信教材
<幼児向け>
・がんばる舎「すてっぷ」…安さが魅力のシンプルなプリント教材(月々680円)。プリントはA4サイズで白黒。1か月分だけでも購入できる。
・こどもちゃれんじ…ベネッセの出している乳幼児向け通信教材で、DVDとおもちゃ(エデュトイと呼ばれる)のセット。しまじろうのキャラで有名。2か月が最低受講単位。(→関連記事)
・こどもちゃれんじEnglish…しまじろうのキャラを使った英語の通信教材。英語DVDと英語おもちゃのセット。DVDには日本語もかなり混じる。初めて英語に触れる子どもにも抵抗が少ない。(→関連記事)
・はっぴぃタイム… 七田式に家庭で取り組める、DVDやワークや絵本などの教材セット。もっと大きい子対象の「もっとはっぴぃタイム」もある。
・ハローキティ・ゼミ…キティのキャラを採用した園児向け通信教育教材。幼児教育で有名な「こぐま会」が教材を作っている。
・ぷちドラゼミ…ドラえもんのキャラを使った小学館の通信教育教材の幼児版。100マス計算で有名な陰山英男先生がスーパーバイザーとして協力している。(→関連記事)
・幼児ポピー(ぽぴっこ)…新学社が全日本家庭教育研究会(=全家研)と提携して出している幼児向け通信教材。工作などが多い印象。紙の付録が届く号もある。(→関連記事)
・Z会…幼児向けの通信教育教材。家庭でできる実験や工作などの課題を集めた冊子「ぺあぜっと」が毎回ついてくる。知識よりも体験や考える力を身に着けること重視している。
<小学生向け>
・青い鳥クラブ…幼児期から漢字を教える「石井式漢字教育法」が学べる通信教育教材。セット内容は絵本や漢字カードなど。親向けの電話カウンセリングもある。
・小学ポピー…通信教材「ポピー」の小学生版。発行している新学社は学校で使う教材を作っている会社で、教科書に沿った内容に定評がある。
・進研ゼミ小学講座(=チャレンジ〇年生)…ベネッセの小学生向け通信教材。コラショというオリジナルキャラを使用。学習方法は①紙②iPad③専用タブレットの3種類から選ぶ。専用のタブレットでの学習はチャレンジタッチと呼ばれる。(→関連記事)
・Challenge English(チャレンジイングリッシュ) …タブレットを使った英語レッスンとオンラインレッスン。「進研ゼミ小学講座」のオプション教材という位置づけだが、単独で受講も可能。コラショではなくオリジナルキャラを使用。
・スマイルゼミ…ジャストシステムが出している、タブレットで学ぶ小学生向け通信教育教材。ベネッセのチャレンジタッチと人気を2分する。低学年から国数だけでなく英語も学習できる。
・どらゼミ…ドラえもんのキャラを使った小学館の通信教育教材。添削は毎回同じ担当者がやってくれる個別担任制。オプションとして動画の解説「テレビドラゼミ」も受講可能。
・どんぐり倶楽部…教育アドバイザー糸山泰造氏の監修した、考える力をつけるための「算数の文章題」の教材。ネット通販で購入できるが、教室もある。年長~小学生向け。「必ず絵を描いて解く」「問題を読むのは1回だけ」「消しゴムを使わない」などのルールがある。
・ピグマキッズくらぶ…SAPIX(サピックス) という有名な中学受験塾のやっている、小1~小4のための通信教育教材。考えさせる問題が多い。
・ブンブンどりむ…小学生の作文力をアップする通信教育講座。『声に出して読みたい日本語』などで有名な教育学者、齋藤孝先生の監修。
幼児教室・塾
・石井式漢字教育…教育学博士・石井勲氏の提唱した指導法。2歳から漢字教育をし、高い語彙力(=日本語力)を獲得させる。
・親子教室BabyPark(TOEベビーパーク)…幼児教室ではなく、育児方法を親に伝える「親子教室」とのことだが、授業内容は幼児教室と似ている。3歳からは「キッズアカデミー」になる。
・ガウディア…日能研関東と河合塾グループの共同出資会社が運営する。算数・国語のプリントを自学自習させる。公文と似ているが、「考えないと解けない問題」で応用力を身に着けさせる。
・学研教室…学研が運営する、園児、小学生、中学生向けの学習教室。徐々にレベルのあがるプリントを解くシステムで、公文式と似ている。月謝は公文よりも安い。科学実験教室などもある。
・久保田式(くぼたのうけん)…脳科学おばあちゃんとして知られる久保田カヨ子さんが提唱する育児メソッド。「くぼたのうけん」という育脳教室が有名だが、その理論は様々な著書からも学べる。自身の子育て経験と、夫である医学博士の久保田競氏から得た知識を基に、昔からある親子の触れ合い遊びなどを通じて赤ちゃんの発達を促す。「赤ちゃん言葉を使わない」など独自の方針もある。
・公文式…徐々にレベルのあがるプリントをできるまで繰り返し自学自習で解いていくシステム。公文公(くもん とおる)という高校の数学教師が考案した学習法。国数英が基本だが、書写(書道)やフランス語などもある。(→関連記事)
・講談社すこやか教室…講談社が運営する知育教室。幼児は知育コース、小学生は国語と算数のコースがあり、ずっと同じ先生に習う事も可能。講談社の英語教室は『リトル』という名称。(→関連記事)
・コペル…使用教材が多く、ほぼ手作りなのが特徴の幼児教室。授業のことを「ショー」と呼ぶくらい子どもを引きつけることを心掛けている。名称は天文学者コペルニクスに由来。
・七田式(七田チャイルドアカデミー)…右脳教育に力を入れており、幼児に国旗や漢文を教えるなど、小さい頃から知識を詰め込んで脳を鍛える方針。子役の本田望結ちゃんが通っていたという知育教室「七田チャイルドアカデミー」が有名。
教材は本屋や通信販売でも購入可能だが、教材によっては『夢そだて友の会』という七田式の会員にならないといけない。会員になると情報誌が1年間送られてくる。通信販売では幼児向けプリント(七田式プリントA・B・C)が人気。(→関連記事)
・ドラキッズ…ドラえもんのキャラを使った小学館の運営する幼児教室。満1歳児から通える。同じ教室で小学館の英語教室「イーコラボ」の授業も行われる。
・どんちゃか幼児教室…テーマ性のある授業で楽しく学べる幼児教室。宿題のノートは音声ペンと連動している。小学校受験で有名な理英会と同じ運営。
・花まる学習会…思考力や作文、野外体験で勉強を好きにさせる小学生の塾として有名だが、幼児コースもある。代表の高濱正伸氏は著書も多数出している。「なぞぺー」という算数パズル問題集が人気。(→関連記事)
・ほっぺんくらぶ…学研の運営する幼児教室。学研のノウハウの詰まったオリジナル教材が使われている。0歳児から通える。
・ミキハウスキッズパル…子ども服の有名ブランドmikihouse(ミキハウス)が運営する幼児教室。デパートの中に入っている。
・めばえ教室…歴史のある幼児教室。少人数制。「知能教育コース」「英会話コース」「グリムスクール」の3つのコースがある。グリムスクールでは読書を通じて国語力を高める。
・ヨコミネ式…プロゴルファー横峯さくらさんの伯父である横峯吉文氏が経営する通山(とおりやま)保育園で始めた教育法。勉強、体操、音楽教育に力を入れ、子どもの健全な競争を促しやる気を引き出すことで「読み書き」「逆立ち歩き」「絶対音感」などが身に着く。
小学校受験関係
・こぐま会…小学校受験に強い幼児教室。その教育法は代表の久野泰可先生の名前を取って「KUNOメソッド」としてアジアなどにも広がっている。こぐま会の教材は書店やオンラインショップでも購入可。「ひとりでとっくん365日」というプリント教材が人気。
・ジャック幼児教育研究所…歴史のある、幼稚園受験・小学校受験対策の大手幼児教室。
・伸芽会…幼稚園・小学校受験対策の幼児教室。オープン模試の受験者数が多い。過去問も多数出版している。個別指導で有名なTOMAS(トーマス)もここと同じリソー教育グループ。
・チャイルド・アイズ…やる気スイッチグループが運営する、知育と小中学校受験対策の幼児教室。ハンズオン・マス(=算数を、物を使って手で考えさせる方法)を取り入れている。
・理英会…小学校受験のための塾。実験などの体験型授業も行われる。ミキハウスキッズパルの小学校受験コースはここがプロデュースしている。
・ICE(アイ・シー・イー)幼児教室…幼稚園受験・小学校受験指導の受けられる幼児教室であるが、「受験のその先」を大切にしている。モンテッソーリ教育が受けられるコースや実体験を大切にした「アルベーロ」というコースもある。
おもちゃ・教材関連
・ニキーチンの積み木…ロシアの教育学者ニキーチン氏が妻と一緒に七人の子どもを育てる中で考案した知育玩具。積み木の面が三角や四角に塗り分けられており、それを並べてお手本のパターンを作る「模様づくり」の積み木が特に有名。
ブラザー・ジョルダン(Br.JORDAN) 模様づくり・小 BJ0005
・ドッツカード…白地に丸で様々な数を表現したカードで数の感覚を養う。元々はドーマンメソッドのものだが、七田式などにもドッツカードが取り入れられている。
・百玉そろばん…棒に10個の玉が通っているものが10列あるそろばん。玉を移動させることで数が理解できる。玉を左右に分けると足し算・引き算などの理解にも役立つ。
・フラッシュカード…イラストや文字など暗記事項の描かれたカードを速いスピードでめくりながら次々見せる方法。カードではなくDVDなどの映像でもできる。知識量を増やすだけでなく、映像記憶力や反応速度を鍛えるのも目的としている。
・チューターシステム…ボックスの中に答えの数字のコマを並べて行き、ボックスを裏返すと、正解の場合きれいな模様になる仕掛けの教材。ドイツの古い教材なので、子どもに馴染みのないものも出てくる。
教育理論
・ギルフォード理論…アメリカの心理学者のギルフォード氏が提唱した理論。知能にはたくさんの因子があり、脳の発達の著しい幼少期に、それらを系統的に刺激していこうというもの。
・シュタイナー教育…オーストリアのルドルフ・シュタイナーがドイツで始めた教育法。教科書を使わず、テストなどはせず、のびのびと感性を育てる。同じ科目を集中して学ぶ。俳優の斎藤工氏はこの教育を受けている。
・ドーマンメソッド…アメリカのグレン・ドーマン博士が脳に障害のある子どものために開発した、脳に刺激を与える方法。市松模様のポスターで視覚を刺激したり、「ドッツカード」などで数の感覚を育てる。
・モンテッソーリ教育…イタリアの女医マリア・モンテッソーリによって元々は障碍児のために考案された教育法。子どもの自律を促し集中力を育む。感覚を磨いたり算数能力などを育てる独自の教具が人気。グーグルやFacebookの創始者などがこの教育を受けている。
・ドルトンプラン…アメリカのマサチューセッツ州ドルトンの小学校で実施された教育法。モンテッソーリ教育が取り入れられており、子どもは自分が学びたいことをとことん学ぶスタイル。日本では河合塾がドルトン幼稚園を運営している。
・レッジョ・エミリア教育…イタリアのレッジョ・エミリア市の公立幼稚園発祥の教育法。アートを通じた教育で子どもの個性を伸ばす。子どもたちは芸術の専門家の協力を得ながら共同で作品を作り、その過程もまとめて掲示する。
・ユダヤ式教育…優秀な人をたくさん輩出しているユダヤ人家庭の教育に関する考え方。子どもに本や情報をたくさん与え、子どもをよく観察し、子どもを信頼し・意見に耳を傾けるなど。
コメント
はじめまして。いつも楽しく拝見させております。色々な方の意見あると思いますがこのブログを楽しみに励みにしている方がたくさんいらっしゃると思うので、どうぞ今まで通りに続けて頂きたいと応援しております。
私は、このブログに出会えて色々学ばせてもらっています。
幼児教育をちょうど考えていたところでした。
めばえ、すこやか教室で迷いましが子どもと先生の相性ですこやか教室に決めました。
お子さまが通われていると思いますがその後はいかがですか?楽しみに通われてますか?
あと、ポピーを今もやっていますか?
機会があればまた、『その後の様子』を教えてください。
いつも応援しています!
>シロシロ様
はじめまして。思いやりにあふれるコメントありがとうございます(涙)
批判メッセージはコメントだけではなく、メールでも来るのでたまに心が折れそうになりますが、そんな時はシロシロ様の言葉を思い出したいと思います。
お子様がすこやか教室に通われるんですね。良い刺激になるといいですね。
うちは実はもう辞めてしまったんですよ。
「うちの子の現在の習い事について」
http://eisai.s5.valueserver.jp/?p=4414
という記事に少しそのことを書いていますが、幼稚園の後に通うのが大変だったのと、うちの子は学年の中で誕生日が早い方なので、カリキュラムが少し易しかったんです。
上の学年を受講させて欲しいと頼んだのですが、それはできないとのことで辞める決断をしました。
先生は本当に良い方でした!すこやか教室の先生は元保育士さんなので子どもの扱いが上手いですよね。
ポピーも今はもう取っていません。上の子は他にいろいろやっていて、そこまで手がまわらなくて…。でも、下の子でまた取りたいと思っています!
上の子の現在の習い事は、
「英才教育家庭の1週間のスケジュールを聞いてみました!」
http://eisai.s5.valueserver.jp/?p=8875
という記事にまとめていますので、よかったらご覧になってください。
返信ありがとうございました。
こちらが、よく読んでおらずに見逃して質問しておりましたね^^;
申し訳ありません。お手数お掛けましたがまた返信にありました記事を読んで色々と勉強になりました。
すこやか教室の先生は、とっても我が子の心を掴んでくてれ今後良い刺激になればと思っております。
また、Amazonファイヤースティックの記事を読んで我が家も買いました(笑)
(元々AmazonFamily会員です)
教育ももちろんですが、こういった小ネタの記事も化粧の記事も大好きです。
人気ブロガーさんは、やはり文章力がすごいですね!
言葉の選び方というか伝え方、とても勉強になります。
今後も楽しみにしております。
>シロシロ様
こちらこそ、毎回嬉しいコメントありがとうございます!
ご紹介した記事は私のタイトルのつけ方が悪くて、すこやか教室のことを書いているって分からなかったですよね(汗)今後は気を付けなければ…。
過去の記事もたくさん読んでくださって、本当にありがたいです。元々amazon familyの会員さんだったら、スティックはあると便利ですよね。うちもけっこう前から会員だったのに、無料のプライムビデオを全然観てなくてもったいなかったです。
私の書く文章を褒めてくださってありがとうございます。私はすごくムラのある人間で、文章もすらすら書ける時とそうでない時があり、無理に書いた文章は後から読み返すと酷いです。シロシロ様の方こそ、文章から知性と素晴らしい人柄を感じます。
こんな親御さんとお子さんに来てもらえて、すこやか教室の方も大歓迎だと思います!